武の道へのこころざし

大道塾の横須賀・湘南支部の責任者が、日々の活動に関する出来事や想いを綴っていきます。

北斗旗選手権大会

2018年01月22日 | 大会記録


昨年の秋の全国大会の時に様子をご紹介しておきます。


北斗旗選手権大会が仙台市の青葉体育館で開催されました。









例年は一般の大人のクラスの無差別の全国大会と、ジュニアクラスの全国大会が同時開催で行われている大会ですが、今年は来年の世界大会を目前に控え、大人の一般クラスはアジア大会として開催され、ジュニアは例年通りの全国大会として開催されました。


今大会では、大人のアジア大会、軽量級の部に追浜道場所属の谷井選手が出場し、見事全国優勝を成し遂げることが出来ました。





谷井選手は軽量級での準優勝や無差別級での4位入賞、そして世界大会への出場など経験は豊富ながら、大きな大会での優勝経験はありませんでした。しかし、横須賀支部に移籍してから、優勝を獲得できたことは、支部としても大変喜ばしいところです。





現在消防署に勤務し、普段から体力作りに励んでいることもあり、体力やスタミナづくりという面では、非常に為になっている部分が大きいかと思います。


昨年の春に横須賀支部に移籍してからは、まだ十分に稽古は積めていませんが、彼の支部で稽古をすることで支部内の若手の稽古生に対する影響は大きなものがあり、皆の良い手本となっています。


さて、その谷井選手の準決勝までは危なげのない勝ち上がりで、全国大会常連で、昨年は延長まで粘られた相手にも本戦決着で危なげない勝ち上がり。

決勝戦では、ここ数年、負け星の無い軽量級の絶対王者といえるほどの実力者である、新潟の長岡支部所属の目黒選手に、本戦で有効打による効果ポイントを取得して、延長戦の末、確実な判定勝利を獲得しています。


大変おめでとうございます。



さて、ジュニアのクラスでは、中学生女子の部で中学2年生の山口選手と、小学生の高学年女子の部で、野中選手が出場しました。


関東地区は少年部の選手層が薄いこともあり、代表選手に選ばれた二人ですが、さすがに、選手層の厚い各地区から選ばれた選手達を相手に苦戦を強いられ、山口選手は、3名のリーグ戦で一勝一敗。
残念ながら決勝戦に残れませんでした。

指導者目線で見ると、実力的には十分、今回の参加選手の中では優勝を狙えるレベルにありましたが、戦い方に工夫が見られず、一試合を落としてしまい、決勝戦に上がれませんでした。

技の力や体力、スタミナ面では十分なのですが、技の駆け引きという部分でもう少し成長が必要です。

今後の課題となります。




もう一人の野中選手は、初めての全国大会出場ということもあり、上背のある選手による、とても戦いにくい戦法で攻められ、苦手な部分が露呈した内容となりました。

全国から選ばれた4人によるリーグ戦となりましたが、3戦3敗という結果に、肩を震わせて涙を流した回数も実に3回。。。



結果としてはかなり厳しい試合になりましたが、1回戦から、3回戦まで徐々にペースを上げ、3試合目では、5級で黄色帯の野中選手が、黒帯の選手を相手にほぼ互角の戦いを見せ、試合の中で大きな成長を見せてくれました。

大きな勝負所で見せる涙は、マイナスに作用するときも有りますが、この子は見事にプラスに転じる強さを見せてくれたのは、指導者として嬉しい限りです。

何よりも、地道に、そして気を抜かずに一度の稽古に取り組むその姿勢が、現れていたと思います。

初めての全国の舞台で、これだけ戦えたのですから、十分に自分の活躍を誇ってもらいたいと思います。





例年は秋の北斗旗(大道塾の全国大会の名称)は、東京の代々木競技場で行われるところが、施設の改修工事の為、今年は仙台となりましたが、遠くまで応援に来てくれた方々、保護者の方々、そして応援すたふっの皆さん、それから選手の皆さん、お疲れ様でした。

ジュニアクラスの入賞はなりませんでしたが、今後に繋げるとてもいい体験が出来たと思います。

指導者である私は、審判ライセンスがA級から審判員の最高位であるS級に上がったこともあり、全国大会や世界大会での主審を行う立場になりました。選手の方々の補佐的な立場になりますが、一緒に頑張っていきたいと思います。

皆さん、大変お疲れ様でした。





<帰りに仙台の繁華街で仙台名物の牛タンを食べました。>




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