最近近くで秋の七草の一部を見ることができます。
ハギとクズです
ハギの紫色の花はかたまってつくので遠くからでもわかりやすいです
万葉集によく出てくる植物なので日本人には馴染み深いものです。
ちなみに、お萩餅はハギの花が小豆の粒と形が似ていることから呼ばれたと言われています
クズのきれいな花の形は「総状花序(そうじょうかじょ)」と言って長い円錐形または円柱形に並び、
下から上へあるいは周りから中心部へ咲いてゆくんだそうです
こちらも万葉集に歌が詠まれ、その理由はこの美しい形からでしょうか
ただ、茎はつる性でひと夏に10メートルも伸びるらしく、邪魔な植物と言われてしまうことがあるんです
さて、秋の七草にキキョウ(絶滅危惧種)がありますが実は7月ごろに咲くんです
山でキキョウと出会った時は(下の写真)その咲く時期と秋の七草にという言葉にピンときませんでした・・・
日ごとに深まる秋での植物でした
ハギ(ヤマハギ):マメ科
高さ:1~2メートル(枝はよく分枝する)
花の大きさ:1センチ~2センチ
花期:7月~10月
落葉低木のため紅葉もします
クズ:マメ科
花期:8月~9月
花の大きさ:約2センチの花がたくさんつき全体で約10センチ
つる性の植物でよく伸びる
葛粉の葛(くず)はこの植物からとれる
秋の七草(参考)
ススキ、キキョウ、オミナエシ、ナデシコ、フジバカマ