ニワトリは止まり木で寝る

おはようございます。埼玉県寄居町の丸一養鶏場、"ecocco（エコッコ）"ナチュラファームの一柳憲隆です。
２月に『ニワトリは止まり木で休む』を投稿しましたが、今日は、アレだけ好き勝手に動き回っているニワトリが夜になるとどうなるかというお話です。



上の写真は、鶏舎内全ての電気が消える１５分前の写真です。照明はいきなり消すとニワトリたちはそこから動けなくなってしまうので、自動調光にてゆっくり照度を落として「日の入」します。

＊照明についての内容は「アニマルウェルフェアと電球 ２ ・ ３ ・ ４ 」参照

ニワトリたちは暗くなるに従って寝る準備に入るため、止まり木に向かって我先にと自ら上っていきます。まだ写真では床下に若干いますが、完全に日没になることろには、全てのニワトリが止まり木にて休みます。
ニワトリは『鳥』ですから本来の行動欲求である『木』で休息しますので、外敵に襲われる平らなところや床下では寝ません。
日本で普及しているケージには、もちろん止まり木はありませんので、寝るときは網状の床で寝ます。止まり木がないことで肉体的ストレスとなって、卵が産まなくなることも産卵成績が悪くなることありません…が、ニワトリの足の構造を見れば、どちらが『楽』なのかは検討がつきますし、ケージ飼育も行っている私としても、いろいろと考えさせられます。


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