新刊9巻は今月3/26日発売!【アンゴルモア 元寇合戦記】

「たかぎ七彦 の日記です」(←こちらがブログタイトル)

対馬取材旅行02  金田城後編 【アンゴルモア 元寇合戦記】

2016年07月11日 | アンゴルモア~元寇合戦記

(つづき)

ちなみに市の方によるとこの南石垣から見える入り江対岸の集落には、金田城は神功皇后が古代に築いた三韓征伐前線基地だったという伝説があり信仰の対象とされていたという事です。
おかげで遺跡にあまり人の手が入らずに残ったとか。





南石垣には南門跡があります。

赤いラインに門がありました。
ここはアンゴルモアでももうすぐ出てきますのでその時また画像上げます。






南門から更に城の本丸(※中世風に言うと)だったビンクシ山に城内を下って行きます。これがまたもう…


地図からはわからんジャングル具合です。
本州で見た事ないサイズの羊歯がジュラ紀並みに育ち、頭上ではウグイスがマシンガンのように鳴いてます。
道は獣道並みでマムシもいるそうです。




やっと着いたビンクシ山、ビンクシ門。




土塁があり、門の礎石が出土してます。



人間と比べても結構大きい門です。城壁より内門の方が大きかったようです。



ビンクシ山の上には兵舎が見つかっており、柱を示す円柱が並びます。


ビンクシ山の上で案内板を見る一行
(城山をガイドしてくださる対馬市観光物産協会のNさんとNさんと、長崎県庁のHさん、編集さん)。



この中に一人強烈な雨男がおられるとの事で戦慄してましたが幸い降りませんでした。


金田城のビンクシ山からビンクシ門跡へ降りる【動画】を投稿。
(ストーリーもセリフも何もない動画ですが、気分はジャングルです。
【対馬取材6/28】金田城のビンクシ山から降りて門跡へ 【アンゴルモア 元寇合戦記】




そういえば所々ヤマボウシが咲いてました。
(元寇は11月ですので出てきませんが)。



杉の木が多いですが近世以降の植林で、中世対馬は基本照葉樹です。



一番復元が進んでて見ごたえのある二ノ城戸(石垣の上半分は崩れていたのを積み直し)。
ここも門がありました。






豚鼻みたいな穴は水抜き穴(水門)。
これがないと石垣は水圧で崩壊するんだとか。古代の土木技術であります。





更に進んでそそり立つ一ノ城戸の石垣です。
上半分が整然と積まれてるのは幕末にロシア艦への防備のため積み直されたからかもらしい(下半分は古代の石垣)。




更に下って大吉戸(オオキド)神社は昔からの金田城山の参拝所です。






神社から更に折り返し、さぁ帰ろうという雰囲気をうやむやに山頂リクエスト。
地図の⑤から⑥への対角線。割と過酷な道のり…。




着いたら浅茅湾の絶景です!
写真では伝わりませんがここは絶壁に積んだ石垣上。足もつれたら死にます。




動画はこんな感じです。
人に見せるために撮った訳じゃないんで(と言い訳しつつ)下手くそな動画ですが。
【対馬取材6/28】金田城の山頂(石垣南側の角)浅茅湾のパノラマ 【アンゴルモア 元寇合戦記】



かすかに白嶽も見えます(赤矢印)。




ちなみに看板の写真がここを横から見た所。絶壁+石垣






金田城頂上付近には明治陸軍の砲台も。
ロシア艦隊から浅茅湾口を防衛すべく28cm榴弾砲が備え付けられました。
火薬庫や観測所もあってたまにマニアが来るとか。

今では苔むしてicoみたいな世界になってます。










ここで下山します。
対馬観光物産協会のNさんとNさんと長崎県庁のHさんありがとうございました。


(つづく。不定期です。)







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