心の波をどんぶらこ!双極さんの垂れ流しブログ

双極性障害を患う真面目で異常な私、双極さんの誰にも気を遣わないブログ

障害者手帳

2016-07-27 00:47:22 | 双極性障害
市役所から連絡があった。
手帳を受け取りに来てください、と。



手帳。。。取れたのか。。。



と思いながら取りに行ってきたところ
3級の手帳を渡された。



ぼんやりしながら
3級ってどの程度なんだろう。

と思ったので、
出した診断書の内容が3級に該当する、
ということと理解し診断書を見直してみた。

今まで内容をじっくりは見なかったので
いざ見てみるとやっぱり疑問を感じる。



以下、内容。



《1.病名》
うつ病(F32)

《4.現在の病状、状態像等》
1.(1)思考・運動抑制
(2)易刺激性、興奮
(3)憂鬱気分


《5.《4.》の具体的程度所見等》
不眠、苛々感。
気力が低下し、気分の落ち込みが強い。
気分の波があり、双極性障害の可能もある。


《6.生活能力の状態》
1.現在の生活環境
在宅
2.日常生活能力の判定
(1)適切な食事摂取
自発的に出来るが援助が必要
(2)身辺の清潔保持及び規則正しい生活
自発的に出来るが援助が必要
(3)金銭管理と買い物
おおむね出来るが援助が必要
(4)通院と服薬
(要)援助があれば出来る
(5)他人との意思伝達・対人関係
援助があれば出来る
(6)身辺の安全保持・危機対応
おおむね出来るが援助が必要
(7)社会的手続や公共施設の利用
おおむね出来るが援助が必要
(8)趣味・娯楽への関心及び文化的社会的活動への参加
おおむね出来るが援助が必要
3.日常生活能力の程度
(2)精神障害を認め、日常生活又は社会生活に一定の制限を受ける。

《7.《6.》の具体的程度、状態等》
不眠、苛々、不安、抑うつが続いている。
単身での生活はかなり困難である。




以上。



私の疑問については
生活能力の判定に若干の差異を感じるが、やはり

双極性障害との診断で治療も数年行ってきたのに
うつ病診断とは何故?

ということにつきる。

あれだけの躁エピソードがあって、今さらうつ病?



ヤブかな?^^



最近の診察態度や内容を見ていても
適当さがうかがえてしまう。

患者として、ではなく、
客として囲われている感もある。

医師の過去の発言も
「診断には流行りがある」
「前は双極性障害という診断が流行っていた」
「今は発達障害と診断するのが流行り」
とのことだった。

ほーん、流行りがあるんか…





ヤブかな?^^



というような事を目まぐるしく考えながら
どちらにせよ私の現状の状態では
障害者に該当するのだな、と思った。

そして、障害者として認定された。



手帳をまじまじと見る。
薄っぺらい手帳だ。
何かに紛れ込んで無くしてしまいそうな頼りなさだ。



これが、私の証明なんだ。



もういいじゃないか。
いいかげん受け入れよう。

本当は頑張れば出来る私
本当は普通の人

と夢見るのではなく

頑張ってもどうにもならなくなった私
現時点では3級に該当する障害のある人

と現実を見るんだ。



もっと頑張れるのでは?
甘えているだけでは?
怠けているだけでは?
努力が足りないのでは?
逃げているだけでは?
楽がしたいだけでは?
気の持ちようなのでは?
フリをしているだけでは?
性格の問題なのでは?
本当はやれるんじゃないか?
やれるのにやらないだけじゃないか?
サボりたいだけじゃないか?
言い訳がほしいだけじゃないのか?



そうやって自分を責めるのはもう止めよう。

世間への、家族への、自分への罪悪感も捨てよう。



今の自分を認めよう。



手帳を取ったことで、やっとそれが出来そうな気がしている。

通院~知能検査WAIS iii 結果

2015-12-15 02:09:22 | 双極性障害
今日はついに知能検査の結果が分かる日。

何て言われるんだろう。
怖いな…嫌だな…。
でも覚悟を決めて、いつもの医院に行く。

待合いで暫く待ち、呼ばれる。

医師と対面。
あれ?医師が何か微妙に笑ってる。

ゴクリ…。



医師は開口一番、
『知能、良かったですよ?』

お?おおおおおお?!
…マジで?

『IQ117でしたよ?』

おおおぅ…ぅおおおおお?!?!?!
マジで?マジで?!
ぅおおおおおおおおおおおおお(混乱)

『だから知能検査受ける前に、僕が言ったでしょ』
『あなたは知能は高いとおもいますよって』
『その通りだったでしょう?』

小学生の時のIQ80ぐらいだったあの結果は
何だったんだーーーーーーーー!!!(混乱の極み)

親に溜め息をつかれて凹んだあの記憶は
私の勘違いだったのか???

ずっと私は頭が悪いのだと思っていた。

嘘だろ?ほんとに?
超集中ですごく良い点数を叩き出せたのか??

医師に詳しく訊こうとすると、
心理士から説明を受けなさいとのことで
診察はこれで終わった。

何か最近、医師の診察が非常にドライで
話したいことがあっても話しにくい雰囲気。

言葉が突っかかって、何か言えないんだ。
話したいのに…。
すぐ話を終わらせて、退出を促されて終わり。

嫌われてるんですかね?(白目)

そして心理士さんから説明を聞く。

『総合IQ117、動作117言語114』
『各項目でのバラつき無し』
『ほぼすべて同じ感じ』
『差が3なので優位差は無い』
『よって、あなたは発達障害ではないと言える』

ぅおうおおおぅ。

おおおお?
おおおおおおおおおおおおおお?!?!

予想だにしなかった結果で面食らった。

『今回の知能検査では、
 あなたがずっと困っている、
 言葉が出てこないということが、
 結果としては反映されていません』

『もしかしたら検査に当てはまらないような
 部分で困り事かあるのかもしれない』

とのことだった。

バウムテストについては、

『あなたは今の自分が分からなくなっている』
『過去を振り返って、自分を探している』
『そして孤独』
『今の自分の気持ちが分からない』

…その通りの状態です多分。
これからどうやって生きていけるのか
途方にくれているので。


というわけで
今回、知能検査でまさかこんな結果が出るとは
思っていなかったので本当に本当に驚いた。

発達障害を疑っていたが、知能検査の結果だけを見れば
該当しないだろうと言われて、
何て言葉にしたらいいのか分からない気持ちになった。

自分が抱えている、自分が感じている生きづらさは
一体何なのか。

双極性障害だからなのか?

性格の問題なのか?

本当は生きづらくないのか?甘えなのか?

なんなんだ???



次の通院時に今回の結果を書面で貰えるので
また書きます。

光トポグラフィー検査結果、と高額な磁気治療

2015-12-14 02:03:30 | 双極性障害
光トポグラフィー検査、受けてきました。

いつもかかっている病院では実施していないので、
別の病院に初診で行ってきました。

ちなみに主治医には光トポを受ける事は言ってません。
何故かというと、
よそでワザワザ光トポ検査を受けるということで
気分を害する可能性のある主治医だから…。



さて、某日、某場所、
初めて行く病院に心持ち緊張しつつ、到着し病院に入る。

やたら綺麗。
受付も広い。
何かホテルの受付みたい。
受付のお姉さんも5人以上いる。多くね?
そしてみんな綺麗。
何これ、すげえ。何か怖ぇ。

いつも行ってる病院とのギャップがひどく、
面食らって受付でドモリまくる私。

初診なので、色々な書類を書かされた。
今までの経緯、今回の目的、困っていることなど。

思い出しながら書いていたら時間がかかってしまった。
30分くらいかかって記入を終え、少し待つ。

光トポグラフィー検査の前に心理士?と面談する。
優しそうな女性で安心する。

書類で書いた事をまた聞かれて、
より具体的なエピソードを話したり、
詳しく話す為30分くらいかかった。

そして少し待って、ついに光トポグラフィー検査へ。

検査士に連れられ検査部屋へ移動する。

…って、この病院、広っ。
何室あんの?50は余裕であんじゃね?
こんなにいっぱい何の部屋?
長い廊下のサイドに部屋がたくさん。
そこから分かれる通路を覗くとまたその通路のサイドに部屋が。
何ここ。え?何ここ?!何か怖っ。

そして奥の検査部屋に案内された。

見慣れない機械が置いてある。
そして椅子と机とモニター。

検査士さんから検査の説明を受ける。
椅子に座る。

電極のような物がたくさん付いているヘルメット
みたいなものを、検査士が頭に装着してくれる。

装着後、電極を頭皮にしっかり接地させる為に
電極をグイグイ押される。
…頭皮に食い込んで痛い。
何かを見ながら、電極が全てしっかり接地するまで
何回も何回もグイグイ押される。
痛いです。
物理的に痛い。
でも痛いと言う勇気がないので耐える。

接地オッケーとのこと、
座った椅子の目の前にあるモニターに
検査内容が映し出され、
そのビデオに沿って検査の練習する。

モニターの中心に映し出される十字マークを
常にじっと見つめながら、
視線も頭も身体も出来るだけ動かさずに行う。

最初はあいうえおとひたすら繰り返す。
そして、あ、から始まる名詞を思い付く限り答える。
時間がくると、また別の一文字を言われるので
またその一文字から始まる名詞を答える。
三問答えたら、
最後にあいうえおをひたすら言って検査終わり。

あいうえお、は出来るだけ口を小さく、
あまり動かさずに言う。
大きく口を開いて言うと、
筋肉の動きが結果の邪魔になる?らしい。
ノイズを出来るだけ少なくする。

あいうえお、を言ってる時の血流と
問題に答えている時の血流を比較する。
何も考えていない時と、
考えている時の違いを見る。

検査は上記を5分で行う短いものだが
終えてみるとドッと疲れが出るものだった。

十字を見つめ続けることが難しく感じた。
焦点がおかしくなってくるような、
残像が出てきて目がズレるような。

あと、問題の答えが全然出てこない。
例えば、あ、から始まる名詞。
今だったら、アメンボ、とか出てくるが、
いざやると不思議な程答えられない。

以下心の声。
あ。
…。
あ?
……うぅーん…。あ、あ、あ。
…あ……。

赤トンボ。

みたいな感じだった。

答えた数は結果に関係なく、一生懸命考える事が
この検査で大事なことなのだが、
なかなか答えられないとやっぱり少し凹む。
自分にがっかり。

検査が終わり、待合いに戻る。

少し待って、診察室に。

医師から結果を見せられた。



※ちなみに下の画像はネットで拾った参考画像


健常者の場合は、
考え始めるとすぐに血流が増えるのに対し、

私の場合は
考え始めてもなかなか血流が上がらず、少しずつ上がって
後半の始まりにピークを迎え、少しずつ下がっていく。

『双極性障害の典型的な波形パターンに当てはまる』
との事だった。

光トポグラフィー検査は確定診断は出来ないが、
私のかかりつけ医師の診断が双極性障害である事と
過去の私のエピソードを聞く限り、
今回の光トポグラフィー検査で出た
双極性障害という結果は恐らく間違いない診断だろう
との事だった。

各波形パターンを見ながら
自分の検査結果の紙を見て説明を受けたが
…何か少し笑えてしまった。

私は自分に対してこう思っていたのだ。

本当は私は健常者で、
よく鬱っぽくなって寝込むのは気合いが足りないから、
たまにやたら行動したりイラつくのは性格の問題
だと。

実は健常者なのでは?と思っていたのだ。
甘えているから寝込むのだと思っていた。
気持ちの問題だと。心がけの問題だと。

そう思っていたから、
結果を聞いて
そう思っていた自分に笑ってしまった。

そして、少し呆然とした。
ショックを受けたんだと思う。

ブログであれだけ色々書き散らしていて
それなのに本気で自分を健常者だと思っていたなんて
おかしいよね。

医師の話しは続く。

磁気治療の説明。
鬱状態を改善する治療ということ。
保険が聞かないので自由診療になること。
即効性がある治療ではない為、何回も受ける必要があること。
30回受けた時に6割の人に効果が出たこと。
1回4万円はかかること。
無料体験が出来ること。
治療結果を毎回報告することで料金を少し安く出来ること。
ぜひ今日この診察の後に無料体験をしていってほしいこと。

なーるほど。

そうくるかぁ。

なるほど、なるほどねぇ。

疑問点を医師に聞く。

・双極性障害の鬱状態を磁気治療で改善したとしても、
 また次の鬱の波がくるのでは?
 上げ下げの波を消せる治療なのか?
 →波は消せない。
  あくまで鬱状態を良くするもの。
  ただし、双極性障害の鬱状態が改善されることで、
  感情の波を冷静に判断しやすくなり、
  自分の考え方や受け止め方を変えていくことで
  波を小さくしていく事が出来ると考えられる。
  双極性障害の鬱状態の治療にお勧めする。

・いつか保険適用にならないの?
 →分からない。最低でも5~6年はかかるだろう。
  日本で治験してデータを集めて、という手順を
  踏んで、効果が認められたら適用になるかも?
  まだ治験も行われていないので、全ては
  これからのこと。

・料金高いからお金持ちしか受けれないね。
 私みたいに休職中で少しの手当てで
 生き長らえている人には中々払えない金額だよね?
 →元々アメリカ?で効果があると
  広まった治療で、
  日本に磁気治療がなかった頃は
  アメリカまで行って治療を受ける
  人がいたほどだった。
  アメリカに行くことを思えば、
  料金的に受けやすいのでは?
  薬物治療で鬱状態が改善せず、
  藁をもすがる気持ちで、
  鬱の苦しみを何とか和らげたいと
  いう気持ちがあるなら、
  受けてみる価値があるのでは?

・予定があるので、今日は無料体験受けられない。
 別の店舗で無料体験出来るか?
 →無料体験は当院のみなので…。

なるほどー(意味深)、と思って診察を終えた。

会計待ち中、また診察室に呼ばれた。

他院に連絡して、他院の医師に伝えて話し合った結果
他院でも無料体験出来るようにしてもらえることに
なりました(笑顔)。
との事だった。

なるほどねぇ(意味深)。

そしてまた待合いに戻り、会計をする。
光トポグラフィー検査は1万2~4千円ぐらいだった。

そして無料で配布しているという本を三冊もらった
(全て違うタイトルの本)。

そして磁気治療の無料体験チケットと、磁気治療の
30回分の見積もり書も渡された。

磁気治療30回分のお値段、なんと140万円。

ウケるー。



今回の私の個人的な感想。

この病院、何か怪しくね?

受付も待合いもやたら広いし綺麗だし設備整ってるし
受付ねーちゃん人数多いしやたら美人だし、
部屋すんげえいっぱいあるし、
医師も何人もいそうだし、
本も配って、
ずいっぶん金持ってそうな病院ですなぁ。

あと、医師の口もよくまわる感じですなぁ。
さすが医師ですな。
だって、双極性の鬱を良くして
(これが磁気治療。140万もかけて6割の人しか効果が出ない博打。その6割に自分が入ったとした場合のこと)、
鬱が良くなると自分の感情を冷静に
見つめられるようになるから、
次にストレスを受けた時に
対処出来るようになり(本人まかせ)、
波を小さくしていける(本人まかせ)。
…ということですよね?
医師の説明を聞く限り、私はこう聞こえたのだけど…。

結局は双極性障害の波を小さくするのは本人の努力?
もし仮に鬱が良くなったとして、またストレスを受けた時に、
自分で上手く対処出来なかったらまた鬱状態になんじゃね?
そしたら、また磁気治療すんの?
140万かけて?

ウケるー。

あと、無料体験が他院でも出来るようにしましたって…。
なんかすげぇマニュアルっぽいんですけどー。
エステとかでありそう。恩を売る気?

どこの病院かは言えない。
評判をネット検索してチェックしてそうで、もし悪評を見つけたら何かされそうで怖い。

予防線はっておくと、今回の内容は医師の説明を受けて感じたことなので(ニッコリ)。悪口じゃないやで~感想やで~。
光トポグラフィー検査で客(患者とはあえて言わないでおく)を釣ってるように感じちゃっただけやで~。

鬱状態で思考も上手く働かない、苦しんでるお金持ちならすぐ金出せるから、
金持ち羨ましーって話です。

お金持ちになりたい!っていう結論です。

宝くじ当たったらやるよ磁気治療!
その日まで待ってろ病院~!
当たれ宝くじ~!

と言って、終わろう。
おやすみ。

通院~その3、バウムテスト2

2015-11-19 00:09:57 | 双極性障害
続き。

バウムテストを受けて、臨床心理士から
「実のなる木を描いてください」と言われた時に、
もう一つ頭をよぎったイメージがあった。

瞬間迷ったけど、多分あっちでいいんだと思う。

でも、少し気になるイメージが残っていたので
家で描いてみた。



えーと…

まず幹を描いて、根に取り掛かった。
根がパイプの配管のように地面にのびている。

それから地面を描いた。
ものすごく高い場所で、すぐ左は絶壁の崖。

そして枝を描いた。
多分本当は枝はもっと細かい、根と同じように。
(描くの疲れて雑になってしまった)
全ての枝が垂れ下がっている。

葉として
枝の外側に大きく沿うように、線で囲っていく。
が、しっくりこない。

眺めていて
「あ、この木は葉が無い木なんだ」、と気付く。

囲った葉の線を消す。
お、しっくりきた。

そして、実。

あれ?と思ってしばらく眺めて
「この木、実がない木だ!」と気付く…。

実がなることが出来ない、ような…。

空には鳥が三羽、全て右へ向かって飛んでいる。
鳥の色は影になってて黒く見える。
枝の上には、空の鳥の巣。

背景の下には沈みかけた夕日。



というイメージでした。

どうも実のなる木が描けないみたいです。
いや、描こうと思えば描き足せるけど、
コレジャナイ感が強すぎて
やっぱり消しちゃうかも…。

バウムテストの診断について今からググってみよう。



何でこんな木になっちゃうんだ…。

通院~その2、バウムテスト

2015-11-18 23:14:33 | 双極性障害
その1からの続き。

知能検査の後に続いてバウムテストも受けました。

バウムテストでは、臨床心理士から
「実のなる木を描いてください」とのことで
描いたのですが…何故かこうなっちゃいました…
家で再現したものがこちら。



ええと…

まず、幹の線をひいたわけです。
一本ね。
そしたら、
「あら?この木ってデカすぎて紙に入りきらない」
って気付いたわけですよ。

で、地面の線を幹から繋げて描いて。
そして葉のフサフサの輪郭を描いて、
木の輪郭が完成しました。

その後、林檎を2つ描いたのですが…
なんかしっくりこない。

何でかなーって考えて、
「ああ葉っぱのフサフサで林檎が少し隠れるのかな」
と上からフサフサで林檎を半分隠して。

でもしっくりこない。

しばらく眺めていたら、ふいに気付いた。
「この木には林檎が見えない」

もっと言えば、
「この木は全てが影になってて真っ暗で、林檎があるかないか見ても判別つかない」

だから、林檎が見えない。
じゃあ何で影になってるんだ?
「逆光」

なるほど、納得。
と、林檎とフサフサを消しゴムで消して、
木の輪郭の内側全てを塗りつぶしました。

しっくり。

しばらく眺めて、鉛筆を置きました。

臨床心理士から質問されました。

・実は?
 →あるけど影で見えない。
  でも、見えない、ということは
  もしかしたら実は無いのかもしれない。
  (臨床心理士、少し微笑む)

・季節は?
 →冬。でも多分この木は季節問わずこんな感じ。

・周りには何がある?
 →何もない。雲海。すごく高い山の上に立ってる大きな木。
  雲海にほぼ沈みかけた夕日が見える。

・自分とこの木に共通する所は?
 →…ひとりぼっち

でした。

…なんでこんな木になっちゃうんだろう。
でもこうしか描けなかったから仕方ないよな、、、。

何故か木が暗くて見えなかったんだもの。



こちらも結果は次回通院時なので、1ヶ月後。

知能検査もバウムテストも初めて受けたので
検査終わったあとは頭がボーッとしてました。

それから先生の診察。

いつも通り、先生は疲れた顔をしていて
声に覇気がなく。
早々と切り上げられてしまって診察終了。

まあ、私の診察なんてこんなもんですよねえ。
と自虐的になる。



それから家に帰り、
バウムテストで本当は迷って描かなかった
もう一つのイメージを描いてみた。

分けます。