
ファームスティ翌日は夜明けとともに起床。

早速、昨日食べたカレーが消化されて、トイレに行きたくなったのですが、ここはネパールの農村、トイレットペーパーなんて物は存在しません。
どうしようか、、、
だけど、出る物は出るので、知識通りにやってみました。
右手(清浄の手)で食事を食べたのだから、今度は左手(不浄の手)の出番です。
手桶で水をつけながら左手で処理して、その後はちゃんと手を洗いました。


井戸水をポリタンクに溜めてあって、そこから自然流下で水場に来るようになっています。
水場の周辺は清潔に保たれています。
おかげで、2日間のファームスティ、お腹をこわすことはありませんでした。

畑では弟さんが農作業をしていました。

畑に水を入れていて、畦の土を掘って切りながら傾斜にそって順番に次の区画、次の区画へと水を送っていました。
このタイミングが絶妙で、だいたい水がたまったな、、と思うと、さっと畦に土を盛って埋めて、次の区画に水が流れるように調整してました。
昨日の結婚式の食事にしても、ほとんど全部、畑から取れる物で作られていました。カリフラワー、じゃがいも、にんじん、トマト、豆、米、、、、
買うのは味付け用のスパイスぐらいのものではないでしょうか。
まさにオーガニックな生活です。

畑から帰って来ると、お母さんが熱いチャイを入れてくれました。

生姜も石ですりつぶしてます。
さて、お母さん、親戚達に別れを告げて、カトマンズへの帰途につきました。
帰りはカトマンズに住む兄、弟も同行。
途中、おじさんの住むSunkoshiという丘の上の集落へ。


ここにはシバ神を祀ったお寺があり、その神様に参拝しにネパール中から巡礼者が訪れるのだそうです。
リゾートホテルもあって、ネパール人(巡礼者)の利用がほとんどとのことでした。

ここで司祭をしているおじさんにご挨拶。
僕もお祈り用のティカをつけてもらいました。

続いて、近くに住んで農家をしているもう1人のおじさんのところへ。
みんな、完全に世間話モードで、何を言っているのか分からないので、僕は農作業(トウモロコシ剥き)手伝ってました。
さて、カトマンズへと近づいたところで、いよいよ念願のナラヤン寺、チャングナラヤンに来ました。

ここはネパール最古のお寺と言われていて、建物も立派で、いわば法隆寺みたいなところです。
ここに祀られている神様がナラヤン様というのです。
(前のブログでシバ神の化身と書きましたが、正しくはビシュヌ神でした、、、訂正)
彼に事情を話したら、ご本尊の守衛の人に掛け合ってくれて、ナラヤンをお供えして良いという許可が出ました。
ナラヤンは何から出来ているか?というのが問題のようで、「原料は米だけです」と言ったらOKとのことでした。

ご本尊は撮影禁止、かつヒンドゥー教徒以外の立ち入りはできないので、入口にてお参り。

ナラヤン神のレリーフもあったので、そこにもお供えしました。
このレリーフは物語になっているのだそうです。
昔、とてもケチな大金持ちが居て、彼のところにナラヤン神が乞食の姿になって現れました。
(なんだか乞食にやつして現れるところが弘法大師っぽいですね)
案の定、何もくれないので、乞食姿のナラヤン神は「それでは足3つ分だけの土地をください」と聞き、ケチな大金持ちは「それくらいならくれてやっても良いだろう」とOKしたそうです。
すると怒りのナラヤン神が現れ、1歩足を地に着けるとそれは地球全体を踏みつけ、もう1歩で天を支配し、3歩目でその大金持ちを踏み殺したのだそうです。
正確な話かどうか分かりませんが、ナラヤン神、けっこう怖いみたいです、、、、知らなかった。
さて、その後はカトマンズの手前、Timiという街に寄って、またしても、夜はお兄さんの家でごちそうになることになりました。

とりあえず手土産に鶏肉を購入。

お兄さんに連絡したら家の近くで飲んでました。
普通の商店なんだけど、ちょうど行った夕方6時頃はほとんど立ち飲み屋状態でした。
カトマンズ周辺は乾期の今の時期、毎日10時間ほど停電して、電気が来るのが夜8時頃です。
なので、それに合わせて8時くらいから食事をする家庭が多いみたいです。
そのため、待ちきれない飲んべえさん達はこういう店に来るんですね。
もちろんここも停電中なので、ローソクやら懐中電灯やらの暗い光で、闇市っぽくて良いです。
その後、お兄さんの家でごちそうになりましたが、すでにその時点で酔っぱらっていて料理の写真取り忘れました。
またしても「泊まってけ」ぐらいな感じでしたが、さすがに「今日はホテルに泊まります」ということで、近くの紹介してもらったホテルに行きました。
カトマンズ近郊(TImi)の小高い丘の上にある、古い民家を使った宿泊施設で、翌朝目覚めると、なかなか良いところだということに気づきました。



オーナーはデンマーク人(普段は不在)ということで、欧米の援助関係者なんかが良く利用するらしいです。
食事はすべて農場で取れたものから作ってあって、ジャム、バター、卵、トースト、フルーツ+ヨーグルト、オーガニックコーヒー(これだけは違うかな、、、)というウェスタンな朝食でしたが、飲んだ翌日には最適でした。

この日は少しゆっくりして、午後の飛行機でポカラへと向かいました。
つづく

早速、昨日食べたカレーが消化されて、トイレに行きたくなったのですが、ここはネパールの農村、トイレットペーパーなんて物は存在しません。
どうしようか、、、
だけど、出る物は出るので、知識通りにやってみました。
右手(清浄の手)で食事を食べたのだから、今度は左手(不浄の手)の出番です。
手桶で水をつけながら左手で処理して、その後はちゃんと手を洗いました。


井戸水をポリタンクに溜めてあって、そこから自然流下で水場に来るようになっています。
水場の周辺は清潔に保たれています。
おかげで、2日間のファームスティ、お腹をこわすことはありませんでした。

畑では弟さんが農作業をしていました。

畑に水を入れていて、畦の土を掘って切りながら傾斜にそって順番に次の区画、次の区画へと水を送っていました。
このタイミングが絶妙で、だいたい水がたまったな、、と思うと、さっと畦に土を盛って埋めて、次の区画に水が流れるように調整してました。
昨日の結婚式の食事にしても、ほとんど全部、畑から取れる物で作られていました。カリフラワー、じゃがいも、にんじん、トマト、豆、米、、、、
買うのは味付け用のスパイスぐらいのものではないでしょうか。
まさにオーガニックな生活です。

畑から帰って来ると、お母さんが熱いチャイを入れてくれました。

生姜も石ですりつぶしてます。
さて、お母さん、親戚達に別れを告げて、カトマンズへの帰途につきました。
帰りはカトマンズに住む兄、弟も同行。
途中、おじさんの住むSunkoshiという丘の上の集落へ。


ここにはシバ神を祀ったお寺があり、その神様に参拝しにネパール中から巡礼者が訪れるのだそうです。
リゾートホテルもあって、ネパール人(巡礼者)の利用がほとんどとのことでした。

ここで司祭をしているおじさんにご挨拶。
僕もお祈り用のティカをつけてもらいました。

続いて、近くに住んで農家をしているもう1人のおじさんのところへ。
みんな、完全に世間話モードで、何を言っているのか分からないので、僕は農作業(トウモロコシ剥き)手伝ってました。
さて、カトマンズへと近づいたところで、いよいよ念願のナラヤン寺、チャングナラヤンに来ました。

ここはネパール最古のお寺と言われていて、建物も立派で、いわば法隆寺みたいなところです。
ここに祀られている神様がナラヤン様というのです。
(前のブログでシバ神の化身と書きましたが、正しくはビシュヌ神でした、、、訂正)
彼に事情を話したら、ご本尊の守衛の人に掛け合ってくれて、ナラヤンをお供えして良いという許可が出ました。
ナラヤンは何から出来ているか?というのが問題のようで、「原料は米だけです」と言ったらOKとのことでした。

ご本尊は撮影禁止、かつヒンドゥー教徒以外の立ち入りはできないので、入口にてお参り。

ナラヤン神のレリーフもあったので、そこにもお供えしました。
このレリーフは物語になっているのだそうです。
昔、とてもケチな大金持ちが居て、彼のところにナラヤン神が乞食の姿になって現れました。
(なんだか乞食にやつして現れるところが弘法大師っぽいですね)
案の定、何もくれないので、乞食姿のナラヤン神は「それでは足3つ分だけの土地をください」と聞き、ケチな大金持ちは「それくらいならくれてやっても良いだろう」とOKしたそうです。
すると怒りのナラヤン神が現れ、1歩足を地に着けるとそれは地球全体を踏みつけ、もう1歩で天を支配し、3歩目でその大金持ちを踏み殺したのだそうです。
正確な話かどうか分かりませんが、ナラヤン神、けっこう怖いみたいです、、、、知らなかった。
さて、その後はカトマンズの手前、Timiという街に寄って、またしても、夜はお兄さんの家でごちそうになることになりました。

とりあえず手土産に鶏肉を購入。

お兄さんに連絡したら家の近くで飲んでました。
普通の商店なんだけど、ちょうど行った夕方6時頃はほとんど立ち飲み屋状態でした。
カトマンズ周辺は乾期の今の時期、毎日10時間ほど停電して、電気が来るのが夜8時頃です。
なので、それに合わせて8時くらいから食事をする家庭が多いみたいです。
そのため、待ちきれない飲んべえさん達はこういう店に来るんですね。
もちろんここも停電中なので、ローソクやら懐中電灯やらの暗い光で、闇市っぽくて良いです。
その後、お兄さんの家でごちそうになりましたが、すでにその時点で酔っぱらっていて料理の写真取り忘れました。
またしても「泊まってけ」ぐらいな感じでしたが、さすがに「今日はホテルに泊まります」ということで、近くの紹介してもらったホテルに行きました。
カトマンズ近郊(TImi)の小高い丘の上にある、古い民家を使った宿泊施設で、翌朝目覚めると、なかなか良いところだということに気づきました。



オーナーはデンマーク人(普段は不在)ということで、欧米の援助関係者なんかが良く利用するらしいです。
食事はすべて農場で取れたものから作ってあって、ジャム、バター、卵、トースト、フルーツ+ヨーグルト、オーガニックコーヒー(これだけは違うかな、、、)というウェスタンな朝食でしたが、飲んだ翌日には最適でした。

この日は少しゆっくりして、午後の飛行機でポカラへと向かいました。
つづく
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