blueglassの向こう側

厚木市議会議員「奈良なおし」の思うことをそのままに

海老名が栄えると厚木は衰退する?

2017-11-04 14:51:39 | 厚木のこと
昨日の記事「来春スタートの小田急新ダイヤ発表に」をfacebookにupすると、ある方から以下の意見が寄せられました。
その方の意見を要約すると「海老名始発が増える=本厚木始発が減る=厚木の街が衰退する」というものでした。

ダイヤをご覧になられてない意見だったので、始発が減るというわけでもないのでそこは割愛しますが、厚木にある「海老名敵視」の意見について、私は以下のように考えています。

厚木住民として、海老名はよきライバルであり、政治を目指している身として状況把握に努めている場所でありますが、グローバル社会に置かれた日本の立ち位置のように、厚木単独で厚木だけが栄えることができる時代ではないと考えています。

ここ10年ぐらいは地域間競争が叫ばれる時代であり、特に近年、海老名が派手に開発していますから、そちらに目を奪われる方が多いのも事実ですし、「海老名敵視」される意見について理解はできるのですが、じっさいのところ、厚木と海老名が競ったところで、ターゲットが同じである限り「県央地域」という一枚のピザをどう切り分けるか?の話をしているだけにしか過ぎません。

それなら、県央地域という一枚のピザをどうやってMサイズからLサイズに変えて行くという施策、つまり、県央地域の底上げですね。仮に切り分けが小さくなっても、それ以上にピザが大きければ食べられる量は維持、或いは拡大できる余地がある。

そういう観点を持って、これからの厚木を考えなければならないと思います。

海老名が大型商業で栄えるならば、厚木は小型商業で勝負できる位置にいるはずです。

そもそも大型商業施設はテナント料等の家賃収入が収益の中心にあり、イオンなどではスーパーなどの小売り部分が赤字になっている店舗は多々あります。また、大型商業施設へ出店するにも膨大な保証料やテナント料が必要で、アイデアを持った中小事業者が容易に参画できるような場所ではなく、じっさい、ああいう大規模施設の中はチェーン系のお店ばかりで「行ってみよう」と思わせないところが大きな弱点なのではないでしょうか?

この点、厚木には利点があり、保証金が安い中規模の建物は多々あり、アイデアや、飲食であれば味や雰囲気等、県央地域でも十分太刀打ちできるお店は多く、海老名が栄え、県央地域というピザのサイズを大きくしつつ、海老名としっかり差別化するところに厚木の勝機は見え隠れしていると思います。

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