blueglassの向こう側

厚木市議会議員「奈良なおし」の思うことをそのままに

今回、神奈川県に「まずいよね」と感じた忘備録。

2019-10-15 19:29:32 | 厚木のこと
台風19号で被災された多くの皆様に謹んでお見舞い申し上げます。

13日朝から地域パトロールを行い、いくつか気になるところは担当課に連絡し、この書き込みを行うまでに解決いたしました。


厚木市内では土砂崩れや堤防の崩落などの被害はありましたが、命に係わる重大な案件はありませんでした。
まずは安堵いたしておりますが、エリアメールの乱発や、相模川氾濫可能性にかかる情報については様々なご意見をいただいております。

わたくし個人として、twitterやfacebookを中心に災害情報は多く出させていただきましたが、市議会議員だからといって、特別な情報をいただけるわけでもなければ、市民のみなさんより早い情報といっても検討段階の情報入手ぐらいなもので、県が発信するモニタリング数字を電卓を片手にお伝えしていたような感じです。

おそらく市の対策本部でも同じ状況だったとは思いますが、以下にも記すとおり、緊急放流後、県から発信されるべき一次情報が出てこなくなったのは大きな痛手でした。
以下、忘備録として、私が「まずかったんじゃない?」と感ずるところを箇条書きさせていただきます。

<地域課題>
1)荻野川・十二天橋の危機管理型水位計(氾濫危険水位-2mでスイッチオン)のモニタリングができず、それが、スイッチのオンオフが原因なのか、アクセス過多の問題なのかわからず、結局、自分も含め、近隣住民は見に行ったほうが早かった。

<緊急放流の問題>
2)当初、17時から緊急放流として伝達されていた毎秒3,000tの放流量を(緊急放流を延期しつつ)毎秒3,000tには達していないながらも、ほぼほぼ同じ放流を18時頃から始めていたこと。
3)緊急放流を決断した際、プラス水量がどれぐらいになるか情報公開しなくなったこと(5の問題と関連し、想定水量が読めなくなった)
※緊急放流の定義は流入量と流出量がイコールか、それ以上になるはずで、その辺の読みが流域の河川水位に直結する問題なので知りたかった。

<ネット環境?システム?人為的問題?>
4)県の城山ダム・モニタリングの更新が緊急放流開始を境に止まったこと(私が最終的に数字を入手できたのは13日1時ぐらい)


5)県の水位予測表示で、事実上、氾濫状態である上依知13m、相模大橋11mという表示がずっと行われていたこと(これも更新停止のまま)。実際に氾濫した場合、川の水位はその周辺を完全に飲み込まない限り、堤防の天端付近になるわけだから、この数値はあり得ないはず。