埼玉県川島町出丸中郷の三竹(みつたけ)遺跡の現地説明会が埼玉県埋蔵文化財調査事業団の説明会があったので見学した。
入間川の河川改修工事に先立ち発掘調査した結果、低地に営まれた約1500年前に造られた大きさの異なる5基の古墳跡が発見された。
入間川と荒川の河川敷に挟まれた細長い自然堤防の縁に多くの古墳が点在している。現在その墳丘は崩されて残っていないが、古墳を取り囲む溝の中からは、人物や馬などをかたちどった埴輪をはじめ、埋葬のときに使われた、赤く塗られた土器なども見つかった。
(河川敷の発掘現場)
(馬型埴輪の破片も発掘された)
(円筒埴輪や朝顔形埴輪が墳丘から落ちたかたちで発掘された。)
5世紀後半~6世紀に造られた古墳跡とみられ、このころの河川敷低地にかなりの勢力を持った豪族が住んでいたものと思われる。
入間川の土手には春を呼ぶ菜の花の群落がまさに今、花開こうとしていました。
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