いるま・風の善さん

中高年オジンの趣味と遊びの日記です。

いるま・ときどき散歩(高倉寺~牛沢地区)

2015年03月30日 | 市内行事・案内
 入間川右岸と霞川左岸に挟まれた仏子丘陵の東端の台地上に高倉寺(こうそうじ)があります。現在国道16号と299バイパス・圏央道に囲まれた不思議な地形のまま住宅地となっているこの地域は、昔からの遺跡・史跡が残る場所でもあります。
 桜の開花とカタクリの花を観賞しながらの朝の散歩です。

 光昌山高倉寺は、天正年間(1570年代)に建立された菖洞宗の寺院

(高倉寺の仁王像と山門)
 境内の国指定重要文化財の観音堂は、室町時代初期の御堂で飯能市白子の長念寺より移築したもので、方三間 一重 入母屋造 屋根は茅葺形銅板葺 粽(ちまき)を有する円柱、両肩の張る花頭窓 桟唐戸 組物など禅宗様式がとりいれられている。


(高倉寺観音堂)

(境内の桜も昨日開花しました)



(牛沢地区の茶畑)
国道299バイパスと圏央道の工事で、この茶畑の下から、縄文時代の大集落住居跡が発掘されました。

(坂東山遺跡の縄文期住居跡の一部)

(国道299バイパスと圏央道が現代の切通し)


(入間川の上を北に通る圏央道)
仏子丘陵の北斜面の入間川の河岸段丘上は、太古東京湾が入り込み、現在でも貝の化石が発掘される場所でもあります。
湧水の小さな流れは、地元の人が「蛍の里」として管理していました。

(牛沢のほたるの里)


(牛沢のカタクリは市で管理しています)

(カタクリと西武池袋線)


(バイパスと圏央道を渡ります)
中野原稲荷神社:案内板に、聖武天皇の御代(725年頃)京都伏見稲荷から分霊されたと記してあった。

(茶畑のバイパスを越した上小谷田にある稲荷神社)

(赤鳥居の奥にお稲荷さんの狐と神社)

中野稲荷の横に芭蕉の句碑が立っています。
『はら中や 物にも津かず 鳴く雲雀(ひばり)』はせを(芭蕉)
 解説板に「見渡す限り広がる野原、青空高く舞い上がって空中で無心に鳴き続けるひばり、ひばりは孤高の芭蕉自身であろうか、心象風景ともいえる春の情景を謳った句。明治32年(1899)地元の実業家(登喜庵俄友)が奉納した」ときしてありました。

(芭蕉の句碑)
ひばり は入間市の市の鳥でもあります。

 今朝の散歩は、我が家から少し離れていて坂も多く天気も良かったので久しぶりに自転車を使用しました。

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4 コメント

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茶畑,桜、カタクリ、良いですね (m.o)
2015-04-04 10:25:36
 百花繚乱の、美しい季節ですね。

高倉寺は、私の家と同じ曹洞宗で、興味が有ります。
今度、案内してください。

入間は、古い遺跡が残っていますね。
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たけのこ (朱雀)
2015-04-05 17:09:13
久しぶり~~
レポートの合間に一休み、「牛沢のほたるの里」とありましたが、我が家の近くでも「水無瀬川」に蛍がよく飛んでいました・・・といっても子供が幼い頃、今から?十年前の話です。山に近いのですが自然がどんどんなくなっています。当所は筍もよく出ていましたが、今では手入れがママならぬようで、ボランティアが手伝っているようです。手入れが行きどかず竹がドンドン山の上まで広がっています。
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m,oさんへ (善さん)
2015-04-06 08:42:45
 桜が咲いてこれからの季節は、百花繚乱忙しくなりましね。
入間川や霞川の両岸には、古代の住居跡が発掘されていますが、現在は茶畑や住宅・道路となっています。
カタクリは北側の斜面に群生して、市で保護をしているために株も多くなりました。
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朱雀さんへ (善さん)
2015-04-06 08:50:42
 ほたるの里、やはり地元のボランティアが手入れをしているようです。(清らかな湧水とエサのカワニラなど)
都市部では自然が少なくなっていますね。

レポートの単位取得は、最後の点取り虫に徹して、丸暗記でも何でもいいから苦しんじゃって単位取得してしまいましょう!(私の後半がそうでしたよ)
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