直木三十五記念館の日々

直木賞にその名を残す直木三十五の記念館は市民参加型のミュージアム。運営の悪戦苦闘をストレートにお伝えします。

いよいよ明日から

2007年09月14日 | Weblog
「可能性のまち上町台地」の第一弾が明日開催される。朝日新聞を見て参加申し込みされた方が数名おられるが、まだ人数には余裕がある。参加が可能の方は是非13時30分に国立文楽劇場の1階にお集まりいただきたい。
 かつて歌舞伎の世界は上方と江戸が二大勢力であった。市川団十郎に対して坂田藤十郎という構図があった。藤十郎は歌舞伎として表現が難しいとされた近松ものを積極的に演じたといわれている。
 道頓堀は芝居町として栄えていて、五味康祐の「興行師一代」という小説には松竹が出てくる前の道頓堀を中心とする芝居町の様子が描かれている。
 明日の講座では中寺町の墓を巡り、往時の大阪の歌舞伎界を考察しながら、今後の上方歌舞伎の可能性を考察していきたい。