NAO's BLOG

旅行とか交通関係の話題など

N700系乗車

2007-07-01 | Weblog
今日は、N700系で運行されるのぞみ26号で、実家から東京に戻ってきました。

今日が日曜日であるということで、実家の用事と絡めて利用できそうということと、6月9日の時点で空席が充分あるということで、早い目に予約を入れておき、本日デビュー日の乗車となりました。


さて、京都駅に到着すると、ホームは通常の休日に見られる賑わいでしたが、入線直前に、12番線にはカメラや携帯電話を手にした人がずらりと並び、空港到着ロビーで有名人が出てくる時と似た状態になりました。

乗車時に車両番号を見ると、枝番が「3001」で、JR西日本保有の編成のようです。車内チャイムも、「いい日旅立ち」でした。

とはいえ、グリーン車の指定座席に着席すると、前列背もたれにテーブルが収納されていて、足載せも高さ調節ができるもので、在来車の東海仕様の装備となっていました。N700系ではJR東海とJR西日本とで仕様の違いがあまりないようです。(500系と700系西日本編成のグリーン車座席は、テーブルが前列背もたれにはなく、足載せは高さ調節できないタイプ)


また、N700系グリーン車の大きな特徴は、読書灯がヘッドレストに内蔵されている点です。見た目は格好良いですが座り方によっては、頭をぶつけたり、灯具が髪で汚れやすいという問題がありそう…

デッキや洗面所の設備については、木目の内装となって、高級感が増しています。洗面台は陶器が格好よい形になりましたが、在来車にあった水栓温度調節つまみが装備されず、適温のお湯が出る仕様になっているようです。また、男性小便器もお洒落なものになっていましたが、個室は、さすがに、温水洗浄便座の装備はありませんでした。

名古屋、新横浜でも、乗客や、乗車しなくとも一目見ようという客が多くホームで待っていました。武蔵小杉付近のカーブ横の沿道や有楽町駅ホームにもカメラを持った人が多く見送り、東京駅に到着する際には、各ホーム端が人だかりとなっていていました。今回は、外観が今までとあまり大きな変化のない新型車で、いつも乗る感覚で利用しましたが、注目度の高さに改めて驚きました。

「ご乗車いただきました車両は、本日デビューしましたN700系です。快適にお過ごしいただけましたでしょうか? 今後とも、N700系ともども東海道山陽新幹線をご愛顧いただきますようお願いいたします。」

東京到着時には、N700系紹介を含めたアナウンスで締めくくられました。今や仕事や用事で日常生活に溶け込み、効率重視を感じている新幹線ですが、今日目を輝かせて駅や沿線に集まったり、実際に乗車した旅客の夢と希望も運ぶ新幹線になれば素敵だな、と思いました。