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おばあちゃまの悲しみ…

2019-04-08 21:16:47 | 日記
先週私が不在の時、市内に住むおばあちゃまが来所
された。
娘の子(孫)が強度行動障害なのだが、デイのような
ところで預かってくれるのかと。
対応した職員は即答できなかったので、管理者がいる
時に来てほしいと伝えた。
そして今日急にいらした。
様子が尋常ではなかったので、事務所にお通しして
話を聞いた。
娘一家は5年前まで市内に住んでいたが、ご主人の
都合で沖縄へ。
もともとダウン症である小学2年生の男の子がだんだん
荒れて行き、手が付けられない状態になり、
『強度行動障害』と診断された。
支援学校に行ってはいるものの、昼夜が逆転した様な
生活。
夜、母がちょっとウトウトとしてしまうと布団の上で
糞便で遊んでいる。
一時も目を離す事が出来ない状態。
あまりのひどさに母はうつ病を発症してしまった。
おばあちゃまも自営業なので年に一度くらいしか沖縄
には行けない。
娘家族が東京に来るのも難しいとの事。
このような孫を私達のような放デイで見てもらえる
のか教えてほしいと言うのがおばあちゃまが来所した
理由。
話しながらおばあちゃまは涙…涙…。
私はその場で沖縄のT市の子育て支援について調べ、
資料をプリントアウトしてお渡しした。
また、東京での相談窓口で、どのような流れで利用に
つながるかを話し、そのメモ書きも渡した。
おばあちゃまはすぐに娘に連絡をすると言って
お帰りになった。
去る姿を見送るとまだ涙をぬぐっていた。
東京であればもっと手を貸す事が出来るのだが、今の
私にとってもこれが精いっぱい…無力。
離れて暮らす娘、孫…。
さぞ心配だろう。
来てくれて良かった。
良い方向に行きますように…。


*『強度行動障害』とは、自分の体を叩いたり食べら
 れないものを口に入れる、危険につながる飛び出し
 など本人の健康を損ねる行動、他人を叩いたり物を
 壊す、大泣きが何時間も続くなど周囲の人の暮らし
 に影響を及ぼす行動が、著しく高い頻度で起こるた
 め、特別に配慮された支援が必要になっている状態
 のことを言う。
 
コメント
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