少女たちに魅せられて

主にプリキュアとラブライブの感想や考察を挙げていきます

虹学アニメ10話感想

2020-12-08 20:51:39 | 虹学感想

よし、合宿をしよう!

ということで同好会みんなで学校に

泊まり込みの練習をしに行くことになりました

みんなでご飯を作ったり、鬼ごっこをしたり

プールで泳いだりと楽しそうです

そんな中で高咲さんは考えます

学校同士の垣根を超えたスクールアイドルの祭典

スクールアイドルフェスティバルがやりたいと

そんなお話でした

 

 

久しぶりに高咲さんにスポットが当たった

回だったような気がします

そんな彼女とスクールアイドルとの関係は

日常と非日常という関係で

捉えるととても興味深いです

 

 

以前の感想でも書きましたが私は

高咲さんはみている私たちの象徴だと思います

私たちにとってスクールアイドルとは

現実の外側にあるもの

つまり非日常的な世界なのです

 

 

では高咲さんの日常世界とは何なのか

それはすなわちもしスクールアイドルと

出会わなかったら彼女が通ったであろう道です

今回あゆむさんは高咲さんに

本当なら今頃予備校通ってたかも

しれないんだよねと話していました

予備校に通う高校生活というのは

スクールアイドルに没頭する生活と比べると

現実すぎる高校生活という感じがします

それがまさに彼女たちの日常です

 

 

そして、そんな日常からスクールアイドルという

非日常世界に引っ張ったもの

それが1話での優木せつなのライブです

(さらにいえば高咲さんの始まりの歌である

 このCHASE!がせつなさんにとっては

 終わりのうたであるというのもおもしろいです)

せつなさんは高咲さんを日常から非日常へと

連れこんだ存在なのです

 

 

しかしながら優木せつなという存在もまた

非日常と密接に関わっています

なぜなら彼女の本来の名前は中川ななであり

優木せつなはスクールアイドルとしての

非日常の自分に過ぎないからです

今回彼女は次のように言いました

 

「私が今スクールアイドルをできているのは

 あのときのゆうさんのおかげです

       (中略)

 だから、私の大好きを受け止めてくれて

 ありがとう」

 

高咲さんが大好きを受け止めたから

せつなさんはスクールアイドルをしている

つまりせつなさんだけでなく

高咲さんも彼女を非日常の世界に引き戻したのです

 

 

もう一つせつなさんの

興味深い言葉がありました

 

「いつかゆうさんの大好きが見つかったら

 今度は私に応援させて下さい

       (中略)

 ゆうさん自身の大好きを」

 

夢を追いかけている人を応援することで

自分も何かを始めたい

それはスクールアイドルと出会って

彼女が最初に感じたことでした

それが初めて他者によって言及されたのです

しかもそれは高咲さんがせつなさんに

言ったことであるという…

 

 

高咲さんはスクールアイドルフェスティバル

について新しい大好きが生まれる場所

と表現していました

果たして彼女が求める大好きは

スクールアイドルフェスティバルにあるのか

それとも全く別の場所にあるのか

今後の展開に期待です

 

 

そして次回はあゆむさんの回であるようです

今回もあゆむさんが高咲さんとせつなさんの関係を

気にする描写がありましたが

彼女の恋(?)は実るのでしょうか