南極老人からの星空への招待

かほく市天文施設での出来事や星の会の活動ならびに星にまつわる話

晴読雨読

2008-05-31 | Weblog
ふれあい館には図書館があります
週1冊のペースで本を借りています
雨にのみ読書ではとても読み切れません
今週の本は「もしも宇宙を旅したら」です

日本時間6月1日6時2分に「きぼう実験棟」を載せた
スペーシャトル「デスカバリー」が打ち上げられます
3日2時54分にステーションとドッキングです
今回のメインは「きぼう」の取り付けですが
ステーションに1つしかないトイレが故障し
急遽修理用の交換部品も運ぶことになりました
ステーションにいる乗組み員は
緊急脱出用にあるロシアの宇宙船ソユーズのトイレを利用しており
トイレ修理は今回のスペースシャトルミッションの最優先になりました
打ち上げは5時30分からネット中継されます



アークトゥルス

2008-05-27 | Weblog
年金特別便が届きました
加入記録は間違いないのですが
加入月数と加入期間とに違いがあり
説明書を見ても詳しく算出方法が出ていなく
間違っているのか正しいのかわかりません

そこで電話をかけましたが
只今混雑しておりますしばらく待つか掛け直してくださいの声
そこで夜6時過ぎに再び電話をすると
まだ混雑とのこと5時過ぎからが比較的空いていますとのアナウンス
今は6時だぞと思いながらも7時30分に再挑戦
結果は繋がりませんでした
木曜か金曜日が空いているとのこと
聞かなければ理解できないような説明文では不親切です

日が沈むと一番星は宵の明星金星か木星がなります
しかし今は二つとも夕方に見ることができません

そこで恒星で4番目に明るい麦星が
一番星として天頂からやや東付近に輝いています
この星はオレンジ色ですが赤色巨星の仲間で老人星です
多くの星が銀河の渦の流れに沿って移動しますが
この星は別行動です
そのため地球から見ると他の星より移動が早く
5万年後には真珠星に近づきます
二番星は織姫になります
写真は牛飼い座の麦星(アークトゥルス)です



独演会

2008-05-25 | Weblog
昨夜の観望会は またも雨です
だれも訪れないかなと思っていましたが
星好きのお子さんがお母さんと一緒に来てくれました

彼は三度目ですが最初の回は望遠鏡の故障でであまり見れませんでした
そして前回は雨でプラネタリュームでした
そこで今回は神様に望遠鏡で星が見えますようにとお願いして来たそうです
小学1年生ですが星座に詳しく
今回はこの親子だけのプラネタリューム開演です
こちらが解説する前に彼が星の名前や星座を言ってしまいます
そこで後半は彼に自由に星の話をしてもらい
我々は聞き役になりました
訪問者はこの親子だけだからできる独演会でした

肝心の望遠鏡の微調整は壊れたままです
いつになった治るのやら分かりません
当分迷惑をかけそうです

写真は21日に我が家で写した
髪の毛座のNGC4565エッジ銀河です
距離は4500万光年で
我々の銀河も真横から見ればこの様な姿です

いま銀河の裏表を決めようとしています
渦巻きの右回りに見える方を表とか
地球から見える方を表とか色々案がでていますが
写真のような真横から見える銀河はどうするかで悩みます



かぐやがアポロ15号着陸跡発見

2008-05-21 | Weblog
月探査機「かぐや」の地形カメラが37年前に着陸した
アポロ15号の痕跡を発見しました
アポロ着陸船は2つのパーツからなり
下半分は帰還時の発射台として着陸箇所に残っています
また移動用のローバーもあります

しかし「かぐや」のカメラの性能では
10m以上の大きさは識別できますが
これらは10m以下のため識別することは出来ません
今回は着陸時のロケットの逆噴射で約200m四方に
飛び散った土の跡を発見しました
この痕跡はアポロが帰還時に確認していて
「かぐや」が再確認したことになります
またアポロの乗組み員が着陸時に撮影した風景と、
今回「かぐや」が撮影した画像を立体化した
画像がピッタリ一致しました

かぐやの100kmの高度から撮影した技術はすばらしいものです

ところで21日宇宙基本法が成立しました
日本はこれまで軍事目的での宇宙利用が出来ませんでした
今回利用出きる事になります

しかしすでに4つのスパイ衛星を自衛隊が保有しています
このスパイ衛星は軍事用でないのでしょう?

今度の土曜日24日はふれあい館の観望会です
夜8時ごろ北西の低空に北へ進む平和目的の
国際宇宙ステーションが見られます


かほく市の活断層

2008-05-18 | Weblog
七尾市で日本活断層学会のシンポジウムがありました

邑知潟南縁断層帯の説明があり
この活断層に地震が発生すると阪神淡路のより大きい
M7.4の地震が発生するとのことです

さらにこれにより坪山八野断層が誘発する可能性もあり
この場合巨大地震になります

また坪山八野断層が単独で地震を発生しても
M6.9で昨年の能登半島地震と同規模です

邑知潟南縁断層帯は5000年に3回地震を起こしています
最後の地震は9世紀です
1000年から2000年に1回発生しますから
従って何時地震が起きても不思議でないとのことです

八野はかほく市の北端です
この地震が発生するとかほく市は震度7級です

築30年を超えた我が家は耐震構造でありません
壁の補強を考えねばいけないかも
図の黒い線はかほく市にある断層です


渡り鳥

2008-05-14 | Weblog
11日の日曜日にツバメを見ました
立夏も過ぎもう初夏だと実感しました

ところで渡り鳥が夜は星を見て方向を知るということで
プラネタリューム内で実験したそうです

しかし北極星は赤道付近で水平線付近にあり
日本では水平線から30度~40度の高さにあります

果たしてこの変化を鳥が認識できるか疑問との考えもあります

実際鳥は星を見て北や南を判断して日本に渡って来るか疑問ですが
美しい星を眺めながら渡る途中に疲れた羽を癒しているかも知れません
美しいと感じるのは人間だけですかね


今回も雨

2008-05-11 | Weblog
昨夜は残念ながら雨でした
ふれあい館にはありがたいことに10人近くの訪問者がありました
天体ドームを開くことが出来ませんので
ミニプラネタリュームをすることにしました
3mの小さな半球の天幕に4等星までの星と天の川
さらに月(昨夜はふたご座にいる月齢5日の月)が投影できます

しかし調整時間がなかったので惑星2星(土星と木星)を投影できませんでした
天幕が小さいおかげで4等星までですが満天の星空を再現できます
星の回転(地球の自転による)を実際は23時間56分ですが3分でできます
おかげで子の星(北極星)を中心に星が回っている説明に
訪問者は納得されます
小さなプラネタリュームですがそれなりに感動してもらいました
すべてアドリブですので後であれを説明するのが抜けたとか
これも説明したほがよかったとか反省しきりです


月と火星

2008-05-08 | Weblog
10日はふれあい館の観望会です
天気予報で土曜日は曇り時々晴れ
何とか雲の切れ間から月と土星が見えるといいですが
火星も月の横で見つけ易いです
14日前後は水星が太陽から最も離れるため
日が沈んで1時間後に西の空で0等星で見えます
観望会で8時15分頃までは見えるかもしれません

志賀高原

2008-05-06 | Weblog
4日は志賀高原です
この高原から見た北信の山々を北信五岳と呼びます
これらの山は火山で出来た山でそれぞれ独立峰です
写真の白樺の左が黒姫山で
別名信濃富士と呼ばれています
頂上はカルデラになり池がいくつかあります
右は妙高山で別名越後富士です
北信五岳は長野県ですが妙高山のみ新潟県です
しかし妙高は富士には?

志賀高原は海抜1500m以上です
夜になると星が奇麗でしょうが
残念ながらここでは星を見たことがありません

丹霞郷

2008-05-05 | Weblog
連休の3、4日は写真仲間と信濃は飯綱高原と志賀高原へ行ってきました
大山桜やしだれ桜は1週間ほど行くのが遅すぎたようで散っていました
むれの水芭蕉も葉っぱが大きくなりすぎていました
丹霞郷の桃畑は今が見ごろでした
北信五岳がピンクの桃畑を前景に頂の白が鮮やかです
写真は黒姫山です

飯綱町にもふれあい館があり当日は太陽観望会をやっているとのこと
飯綱町民は無料ですが一般は300円です
ちなみにかほく市はだれでも無料です