寝ても覚めてもインド。 <トムソーヤと冒険>

20年想いそして念じ続けてようやくたどりついたインド。私の「それから」インド日記。

雨降って地固まる、か。

2015年03月08日 | インド女性

国際女性デーの朝、ワッツアップで同僚からこんなポストが届く‥

 

2012年12月に起こった集団婦女暴行致死事件(Nirbhaya case)の犯人の"マインドセットをあぶり出す"(←監督意図)と製作されたドキュメンタリー番組"India's daughter" が今夜放映される筈であった。が、数日前に下った裁判所の決定によりインドでの放映は中止。私の周囲のインド人の間でも放映に対する賛否は真っ二つに分かれるほどに複雑。気になってYou Tube上で見つけ、コンテンツが削除される前に観た。被告、その家族、弁護士、政治家、NGO主宰者、被害者の家族、家庭教師‥大勢のインタビューで構成されている。事件の背景は2年前にメディアを通じて理解したこと以外に新しい真実があったわけではない。「あんな時間に男友達と出かける被害者の方が悪い」とでも言う被告の担当弁護士の言葉は吐きそうになったがそれも私には新事実ではなかった。逆にその弁護士が「映画などに登場するような開放的な女性はあくまでもImaginaryであるということを認識していない。現実とそのImaginaryを混同している」てな意味合いのことを言い放った点が非常に引っかかった。このフィルムを何らかの手段で観た人の多くはこの弁護士の暴言に激ギレであるのだが、これってこの国の過半数の男性の考えを反映しているのだ。間違いない。

 

放映禁止決定は、半数の放映反対者たちが言うように「死者への冒涜」を放映許可することで政府批判なされてはならない、だったのかもしれない。でも放映して貧困や女性蔑視やこの世にあるまじき言動を晒し、人々が客観的にインド社会の歪みを直視すべきだったと思う。

 

ま、そんな女性デー。

 

土砂降りの昨日今日の夕方。

毎年ホーリー祭りが過ぎるとギラっと太陽が光るのだが午後5時頃に一陣の大風が吹いたと思うと気温がみるみる下がり雷光りドッシャーと降る、降る。途中、怪しい太陽が出てこの通り。

 

 

アンタもつまんない、けど久々にアンタと駆けようと思ってた私はもっとつまらん。

 

幸いにして晴天の午前中スルタンプールのファームで引っこ抜いてきたベビーキャロット

 

 日曜朝からドッサリ作って食べた。人参葉のお浸しに卵&トマトスープと麻婆豆腐丼。