臨時営業

今日の七色地方は、暖かい。

いつもならファンヒーターの前に居る七色も、

日向ぼっこ。　




　「　ななたぼっこ　でしゅ　」


とてもいい気持ちで寝ているところ悪いんだけど、ハウスに入ってもらい、


隊長は友人とランチへ出かけた。 （　久しぶりに盲導犬協会　訓練センター方面に向かった　）　




お上品な味の和食ランチ　ジャスト１０００円。


でもデザートがついてなかったので、

喫茶にんじんハウス　で食べることにした。







寒過ぎて冬季休業中の　喫茶にんじんハウス。　今日は暖かいので臨時オープン。



久しぶりのお客様に、看板犬は、ハウスで固まっていた。

その姿を見た友人は、「　おとなしいね～七色ちゃんは。やっぱり訓練を受けた犬は違うよねえ～　」　と言った。




　「　・・・・ど　どちらさま　でしゅか？？　」



警戒して　ウウウ・・・・と唸りたい気持ちを抑えている様子アリアリ。


「　怯えが強い子だから、唸ったらごめんね。　」　と　ことわってからハウスから出した。



猜疑心と怯えが強く、警戒心ピリピリのはずの七色は、

尻尾を大振りしながら、友人の元へ。　



・・・・・・どう見ても怯えが強い犬とは思えないその行動に、

友人は、笑いながら、

「　あらあら～　七色ちゃん、ハウスに居た時と、犬が変わったわね～　」　と言った。




　「　ただいま　ななタン　むりょうサービス　じっしちゅう　でしゅ　　」



誰の目にも、尻尾を振ってお客さんを喜んで迎えているように見える。


でも七色は、人好きな普通のラブのように、「　わ～い！お客さんだ～！　遊ぼ～！　」　とストレートに突進していってるのではない。

警戒して緊張しながらも、大げさに尻尾を振って自分を奮い立たせ、近づいて行っている。

他の人には、多分この違いが分からないと思うが、隊長にはわかる。

この分かりずらい性格が、七色の難しいところ。なんだよね～　　






隊長が七色に望むことはただ１つ。人間を信じて欲しい。それだけ。　
どんなにいたずらだって、どんなにおてんばだって、どんなにわがままだって、そんなことは何とでもなる。
七色と、ゆるがない信頼関係を築きたい。それが隊長の願い。２０１０年の課題。　
そんな課題と、難しい七色に、応援のパンチ　　をお１つ　


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