暴風警報

本日の七色地方は、突風が吹き荒れた。　

その影響で、電車が止まり、交通機関が乱れた。　




　「　おしっこも　とまりまちた　」



臆病で神経質な七色は、おしっこも止まってしまった。　




時折、ゴーという音と共に、枯れ葉やごみが舞った。




　「　ななタン　ふんばりましゅ　」


４つ足の４駆は、こんな時は安定感がある。


少し、風がおさまったので、散歩に出かけた。


すると・・・・・

何ということでしょう。

突風と共に、

七色の前で、旗が次々に倒れていくではありませんか。　



犬も歩けば棒が倒れる。　的な、七色が歩くと、旗が倒れる、歩くと、倒れる。

それが絶妙なタイミングなので、


・・・・・・・これはもしや　「　どっきり　」　かと思い、

隠しカメラを探した。　

やばいよ～やばいよ～　←　出川哲郎風に。　

風で髪の毛が乱れ、ヤマンバとなった隊長は、これは顔にモザイクをかけてもらうしかない。と思った。


が、


隠しカメラらしき物はなく、

影から　「　どっきり大成功！　」　とプラカードを持った人も出てはこなかった。　


ここで　「　どっきり　」　説は、消え、



隊長と七色だけが知る、ただの



　「　ばつゲームでしゅ　」


となった。　




ビビリＭＡＸの七色。



　「　ななタン　１ぽも　まえに　すすめないでしゅ　」



また、旗が倒れてくるのではないかと、恐怖にかられた七色は、おじけづく。




尻尾が、恐怖と極度の緊張の為、直角に上がったが、

その直角な尻尾も、風で倒れてしまった。　







この風で、七色のウンＰが、敷いた紙ごと数メートル先まで飛ばされ、それを必死で追いかけた隊長。その姿は、「　お魚くわえたノラ猫　追っかけて裸足で駈けてく陽気なサザエさん　」　よりも面白かったと思う。
そんなヤマンバ隊長に、　１発。

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