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反環境(6)

2012年10月31日 | 研究
環境は普通の状態では低強度ないしは低精細である。それゆえ人の観察から逃れられてる。自然界の嵐であれ、新技術によってもたらされる暴力的な変化であれ、環境の強度を引き上げるものは何であれ、環境を注意の対象に変える。環境が注意の対象に変わると、環境は反環境ないしは芸術品としての性格を帯びてくる。社会環境が技術の変化によって異常な強度まで揺り動かされ、大きな注目の的になるとき、我々はその状況に「戦争」とか「革命」とかいう用語を当てはめる。「戦争」を構成するすべての要素は、どんな環境であれ、そこにすでに存在している。戦争の認識は、それらの構成要素が高精細まで高められるかどうかである(The Relation of Environment to Anti-Environment/1966)。
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