うちの子供はサマーウォーズが好きで1枚のDVDを数えきれないほど見る機会がある。管理人は子供の頃からまんがとかアニメとか歴史とか対戦ゲームなどにまったくと言ってよいほど関心がなく、幼少期も他の子供とは違った遊び方をしていた。「アニメ」というものは子供が理解できて楽しいものという理解しかなかったため、サマーウォーズに関してもそのような先入観でしかなかった。余談だがファミコンのスーパーマリオブラザーズだけはかなりの腕前だった記憶はある。
管理人は自宅でも車でも再生されているサマーウォーズに奥の深いアニメだなといつしか関心を持つようになる。気になりだしたらある程度納得いくまで理解したい性格なので、いつものようにネットで調べてみると、おととし夏に公開された映画のようだ。アニメの内容は詳細を記載しないが、記憶だけで説明すると・・。
オンライン上の仮想世界(オズ)は現実社会と同じように機能し、役所もあれば店もあり、人々の生活に欠かすことができないものになっている。オズは世界最高のセキュリティーで守られ、オンラインとつながれた機器を操作すれば自分自身の分身であるアバターを作り出すことができる。アカウント(身分証明)をもつすべての人がオズを利用できる。携帯電話の普及率と同じ数の人々が依存するオズの世界にある日作りだされたAI(人工知能)によって世界中のアカウントが奪われた。仮想空間で日常的に機能していたインフラや人々の生活が壊滅的状態になり大混乱を起こしてしまう話だ。GPSを操るアカウントが機能しなくなり大混雑を生じたり、人工衛星が軌道を外れて庭付近に落ちてきたり、大統領のアカウントを操れば核ミサイルが発射されることもあるようだ。とにかくラブマシーン(その人工知能の名前)によってアカウントを奪われたことで世界中がやばいことになる。その事態を解決する展開にハイテクながら現代人が忘れている人間味が感じられるストーリーだ。
わかりにくいと思うのでこちらをどうぞ。
サマーウォーズ公式サイト※こちらには序章までしか公開されていないようなので知りたい方はDVDを見てみてください。
そんなわけで、モデル地が長野県上田市ということと、アニメの中で上田の街が再現されているということもあり行ってみることに。何度も見てきたけどやっとこのアニメのストーリーが理解できそうだ。現にこのような世界はすでに一部存在するし将来ありうることなので非常に興味をそそられる。
ここからはドライブした写真から。黄色線は行き。青線は帰り道
今回出発したのが夜9時だったため高速道路は使用しませんでした。その時間フジテレビで放送していた「容疑者Xの献身」を見ながら上田まで国道を4時間半走る。
そんで、先に上田市の主な立ち寄った場所の地図
①上田駅 ②上田道と川の駅(仮眠した道の駅) ③米山城跡(アニメ上で陣内家が存在する場所付近) ④上田市観光会館(1階は食堂と物産店。2階の資料館でカブトを着て写真を撮った) ⑤別所温泉(入浴した温泉)
はじめに上田駅。道を挟んで向かいのビルに通じる高架橋より撮影。
建物も道も空気もとてもきれいだ。駅構内に30分無料の駐車場もありとても便利。
水車がある。何か歴史のある街なんだろう。
駅構内に駐在所を発見。深夜にカメラを持ってうろうろしているので変質者と思われそうなのでとりあえず撤収。市内の道を車でグルグル1時間ほど散策して、市内の様子を伺う。自然と高規格が融合している管理人あこがれの場所だった。そして吉野家で深夜飯を食べる。
とりあえず明日明るくなったら散策しよう。国道のバイパス沿いに新しくできたと思われる道の駅で仮眠することにzzz。2006年のナビには道すらなかった場所に道の駅がある。
寒いけど静かで空気がとても良い。
道の駅「上田道と川の駅」。駅の北側に千曲川が流れている。
今まで多くドライブしてきて長野はとても暮らしやすそうだなところだ。道の駅も広いし、道路も広いし規格が良い。。道の駅の先にトンネルが見える。
見えたトンネルに行ってみることに。この先2本のトンネルがあった。国道18号のバイパスだ。建設中で途中から旧道に戻されたので道の駅まで戻った。
ナビの経由地1がトンネルの入り口。2006年ナビにその先の道はない。
走行軌跡を表示させてみた。夜中の街中をけっこう走ったな・・。
この後眠くはなかったけど仮眠につくzzz。
朝だ。寝起きはつらい。といってももう昼の11時。
去年から自律神経の疾患もありなおつらい。しかしドライブは大切な気晴らしだからやめられない。薬のようなものです。
道の駅の北側からパノラマで撮影した景色。こんなところに住めたら良い。
道の駅を出て、国道18号バイパスを東方向へ。モデルとなった城跡付近へ向かう。
道の所々に路側帯が広くなっている。タイヤチェーン脱着のためか・・??写真撮影にはありがたいスペースだ。
遠くには山々、そしてさりげなくおしゃれなネオン灯。市内のほとんどが茶色のポール類。管理人の地元は街中の一部を除いてほとんどが無機質に光る銀色ポールだ。
駅北にある「海野町商店街」。ここも公式パンフに紹介されている。詳しくは
サマーウォーズの里「信州上田」HPうまそうだった。路駐して買えばよかった。
寄り道したけどやっと到着。大きな案内が待ち受けてます。
公開から1年半経つけど、サマーウォーズに冷めてない温かい市勢が伝わってくる。ここから右に折れて少し車で登ると広い駐車場と農産物直売所(冬期休業中)と畑がある。
広い駐車場に車をとめて歩き出す。誰もいないのが不安だ。登山道直前にある案内。登りは25分かかるようだ。
登山は5月の御巣鷹山以来だが大丈夫だろうか。。
はじめは石畳の道で登りやすい。
街履きの運動靴でも大丈夫っぽい感じ。
3分くらい歩いたところにある「笑門」。門前には休憩小屋がある。
笑門来福のようだ。
笑門を過ぎたら、ちとやばげな道へ。街履きの運動靴じゃきつくなってきた。急だし熊がでそうな雰囲気。
御巣鷹山の最後もきつかったけど、こちらは木の根っこを階段にして、人工の階段なしできつかった。
最後のひと踏ん張りをすれば、もう到着点だ。
実際20分弱で到着した。写真にはないが、休憩小屋があり、そこへ記帳するノートがある。ファンも書き込みが多い。
上田を地としていた真田氏の説明のようだ。
とても眺めがよい。上田市内が一望できる。
夜にも来てみたかったけど、おそらく山道は真っ暗だろう。熊が出ても直前まで気づかなそうな山道だ。アニメの設定ではこのあたり陣内家の母屋があったとされるのだろう。
遠くに上信越道のローマン橋が丸見えだ。
自然も好きだけど、自然に囲まれすぎて不安な時に、人間製の高規格建造物が見えると安心するものだ。
下りは駐車場まで10分で帰ってこられた。
途中おばちゃん二人組も歩いていったけど、あの根っこの階段は登るのだろうか・・。
そんなに高い山ではないが市内が一望でき達成感がある。
アニメを知る人には有名なバス停です。
ここから、再び市内中心部に戻ります。サマーウォーズグッズがある「上田市観光会館」へ向かいます。
上田城跡公園向かい側にある観光会館です。アニメの限定販売があるらしく子供におみやげを買おうと思う・・。
数は多くなかったけど、サマーウォーズのうちわを買ったら店員さんが記念にサマウォーズのクリアファイルをくれた。なんかうれしい。
会館の2階に行ったら多数の案内パンフやなかなか見られないものが多数あった。
この3倍以上のサイン入り色紙がありました。快く許可を得てすべて撮影してきました。
真田幸村 戦国BASARAの劇場版の紹介でしょうか。はじめて知りました。
とても親切な職員の方が案内をしてくれました。このカブトが着用できるようです。
というわけで、着用してきました。ポーズをとるように勧められてとっさにとったポーズです。カブトの下もあれば履きたかったかも。私なんかが貴重なものを着せていただいて幸村ファンには大変恐縮です。
あまり人のいるところへは行かなかったので、観光地でこんな新鮮な経験をしたのははじめてです。
再び上田駅へ。30分無料の駐車場へ車を止めホームを散策。
ホームの入口に地域振興のタペストリーがある。
ホームにはパンフや案内がいくつかあり地域振興の熱意が伝わってくる。
満喫したところでつき当たりの改札口まで行って戻ることに。
市内各所でもらったパンフで調べ、上田の南西にある日帰り温泉「別所温泉あいそめの湯」へ行くことに。
湯質は透明で、ほのかに鉱物のにおいがする単純硫黄温泉でした。顔なじみのリピーターも多いようで混雑してました。
温泉を満喫したところで、名残惜しいがそろそろ歴史の町から帰路へつくことに・・。
来た道を戻るのもおもしろみがないので、菅平高原を通る別の道を選んで帰ることにした。長野市方面へ向かうことに。千曲市の国道18号から途中でみかけた温泉街の景色
小雪の降る中、山の上に光る建物が見える。興味があるので行ってみることにした。
温泉街を抜け、山道を10分ほど登ると到着した。山の上はとても風が強い。ここは善光寺の分院のようだ。
カメラの三脚が揺れるほどの強い風だったが冷たくても心がリセットされるようで気持ちがよい。
長野市を通り、国道406号線を菅平高原方面へ向かう。長野の街中でも雪が降っていたので、山道はなおさら雪が積もっていることは承知で選んだ道だった。
菅平の中心部。
夜でもスキー客が歩道を歩いていて多くペンションがあるのだろう。。
菅平中心部にあったイルミネーション。
雪と風で粉雪が舞い散る中とても寒かったけど、雪景色の中のイルミは静かにきれいだ。
菅平中心部を超えたあたりから、道路の雪が厚くなってきた。
まだスタットレスでも行けそうだ。この先の道にあとひとつ峠がのであるわくわくしてくる。戻るか先に進めるかそんな賭けのようなドライブも楽しい。
菅平から分岐して国道144号線に入る。群馬と長野の県境まできた。通り慣れた長野原までの最後の峠だ。
鳥居峠の案内と県境案内。
人も車もなく、吹雪と雪も厚くなってきた。鳥居だけにこの先の安全祈願をしたい気分だ。。ここで突然鳥居みゆきがでてきても相当怖いだろう。。この先の見知らぬ危険を考えると、おかしな考えもしてくる。とりあえず無事を祈り先に進むことに・・。
どうにか無事に明りの見えるところまで来ることができた。万座鹿沢口駅前。
イルミネーションが険しい峠道の緊張をほぐしてくれるようだ。ここまでくれば、あとはいつもの慣れた道。
12月に開通した国道145号線バイパス。
イルミにも「145」と書いてある。
先日も通ったバイパスのトンネルを通る。
渋川市内のイルミネーション。渋川市内中心部は区画整理中のようだ。この近辺にイニD実写版の撮影地「藤原豆腐店」が過去に存在したが区画整理で取り壊されている。
今回もドライブが終わってしまう。このあたりまで来ると地元にいるような気持ちになる。
最後に、上田観光会館でもらってきたポスターを部屋に張った画像です。
また行きたくなるだろうな・・。