失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「オールウェイズ・ラブ・ユー」 ホイットニー・ヒューストン 1992年、他2枚

2012-02-27 | 
"I WILL ALWAYS LOVE YOU" Whitney Houston 1992

オールウェイズ・ラブ・ユー・スリー。

「オールウェイズ・ラブ・ユー」 ホイットニー・ヒューストン 1992年
「オールウェイズ・ラブ・ユー~スイート・レゲエ・ミックス」ザ・パシフィツ・フィーチャリング・キャロル・トンプソン 1995年
「I WILL ALWAYS LOVE YOU」 TAKE6 199?年

ホイットニー・ヒューストンの曲で、最も有名なのはやっぱりこれなんだろう。自らがヒロインを演じた映画「ボディーガード」の主題歌で、全米シングルチャート14週連続No.1なんだから。

左、ホイットニー・ヴァージョン。

①オールウェイズ・ラブ・ユー I WILL ALWAYS LOVE YOU
(Dolly Parton)
オリジナルはカントリー畑のSSWドリー・パートン(1974年)。ドリー盤もそこそこヒットしたらしいが、このカヴァーのウルトラメジャー度に比べると落ちるのは仕方ない。映画の主題歌ってことで、ホイットニーも普段なら「ちょっとそこまでは…」と思うレベルまでサービスしまくった印象。そう、何もかもが過剰なのだ。イントロなしで囁くように始まるスローでムーディーなAメロ、荘厳なアレンジ、2番では伸びのある歌声をこれでもか、と披露する。サックスソロはケニー・G。歌唱・アレンジともじわじわとクレッシェンドしていき、ついに3番、あのサビ前のブレイクの長さは結構何度も聴いてるはずなのに今回もびっくり。必殺の転調サビは、いい意味でお笑いスレスレの破壊力あり。ウゴウゴルーガで異国の子供にもアピールする普遍性があることを証明した。爆発のあとラスト30秒のクールダウンも隙がない。改めて聴いて、ホイットニーの絶頂期に録音され、彼女のゴスペル・フィーリングが余すことなく発揮された、奇跡の一曲であることが分かった。

②ジーザス・ラブズ・ミー Jesus Loves Me
(Anna B. Warner/William B. Bradbury/Bebe Winans)
ホイットニー、賛美歌を歌う。「ボディーガード」劇中でほんのすこしだけど歌われている(ホイットニーは後半に登場)。

定価930円、中古で50円。
どんな映画だったっけ…ってPV見たらだいたい思い出せる。


中、レゲエ化。THE PACIFISTS Featuring Carroll Thompson

①I WILL ALWAYS LOVE YOU~Sweet Reggae Mix
編曲:THE PACIFISTS
パシフィツとは、屋敷豪太とかアズワドのドラミー・ゼブ、トニー・ゴッドらがメンバーに名を連ねる企画ユニット?“UKラヴァーズ・ロックの女王”キャロル・トンプソンが歌う、レゲエ・ヴァージョン。予想どおりすぎて何も言うことがない。

②I WILL ALWAYS LOVE YOU~Melody Mix
単なるカラオケではなく、歌メロをギターでなぞった親切設計。

定価800円、中古で210円。


右、TAKE 6によるカヴァー。SUBARUの非売品8㎝。

①Impreza CM 
1分9秒の宣伝。女性ナレーターがNEWインプレッサの魅力を語る。

②I WILL ALWAYS LOVE YOU TAKE 6
6人組の男性コーラスグループのよるカヴァー。車のCMにぴったりのラグジュアリー感満載の仕上がり。エンディングに男性ナレーションによる車の宣伝付き。

非売品、中古で10円。
SUBARUのお店で配られてたんだろうね。


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