失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「TOY BOY」 SINITTA 1987年、KAYOCO 1988年

2018-02-20 | 
1988年に2月にリリースされた8㎝のオリジナル&カヴァーペア。

左、オリジナル。

シニータ1987年のヒット。PRODUCED BY STOCK-AITKEN-WATERMAN

①TOY BOY (EXTENDED HIP JOINT MIX) 6:55
②TOY BOY (INSTRUMENTAL) 4:58
(STOCK-AITKEN-WATERMAN)
明るく脳天気ないつものSAWプロダクション。こんなチャラいのが売れていいんだろうか?もうちょっと深みとか渋みとかねえ…と当時思っていたが今ならノスタルジー。「Monday, Tuesday, Wednesday...」と中坊でも聴き取れる曜日並べサビが激キャッチー。
①は12インチヴァージョンと思われるが、Wikiのトラックリストには載ってなかった。ところで股関節ミックスって?
②のインストはオリジナル7インチのB面だった。ちなみに7インチのA面(シングルミックス)は3分25秒なのでインストのほうが1分半長い。

定価1000円、中古で300円。
1988年2月21日ビクターから発売。日本の8㎝CDの誕生日であるこの日にリリースされた洋楽はたぶん5タイトルのみ。


シニータ盤の3日後、2月24日に8㎝リリースされたKAYOCOのデビュー曲。アナログは1月21日発売。

①TOY BOY フジテレビ系ドラマ「ときめきざかり」主題歌
日本語詞:森田由美、編曲:幾見雅博
KAYOCOのパンチの効いた歌唱が活かされた日本語カヴァー。声のサンプリング乱れうちも時代を感じさせてやっぱりノスタルジー。曜日並べサビは英語のままで残念!ユーロビートの日本語カヴァーってどれももの哀しさを感じるのはなぜなのだろう。

②カラオケ

定価1000円、中古で52円。
なんだこのやる気のないデザインは。でもヒットしたみたいだからいいか。
テイチクのBAIDISレーベルから。

どちらも再発とはいえ、8㎝シングルの最初期にオリジナルと日本語カヴァーを揃えた歴史的意義のある2枚。



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