失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「恋のタンブリング・ダウン」エル・アール 1993年

2005-05-27 | KO系
またまた1993年モノ。ご存知ファンシー・フェイス・グルービー・ネームのお二人! FFGNは、カヒミ・カリィ+嶺川貴子の一曲のみのユニット。コンピレーション・アルバム「ファブ・ギア」に「恋はイエイエ(新・アイドルを探せ)」というまんまBBの曲を残している。 と言っても嶺川貴子は8cmシングルをリリースしていないので、嶺川在籍時代のL⇔Rのシングルを。 ①TUMBLING DOWN―恋のタンブリ . . . 本文を読む

「スウィート・ソウル・レビュー」ピチカート・ファイヴ 1993年

2005-05-26 | 
前回に続き、プレイバック1993年。 このブログはテーマからして回顧調なのは仕方ないのだが、だんだん帰って来れなくなりそうで怖い… この2枚は同じバンドの新旧ヴォーカリスト対決、とも言える。 右、4.7発売、PIZZICATO FIVE "Sweet Soul Revue"。 '93カネボウ化粧品 夏のイメージ・ソング ①radio edit 作詞・作曲・編曲:小西康陽 化粧品のタイ・アップら . . . 本文を読む

「天気読み」小沢健二 「太陽は僕の敵」コーネリアス 1993年

2005-05-25 | KO系
衝撃のフリッパーズ解散後、一年余の沈黙を経て、奇しくも同時期に発表された2枚。 1993年、Double K.O.は再始動した。 左、小沢。7.21発売。 ①天気読み ②暗闇から手を伸ばせ ③①のカラオケ さて、このシングルを私は発売日に定価1000円で購入し、かなり気合を入れて自宅で聴いた。大多数のフリッパーズ・ファンがそうであったと思われるが、第一印象としては、「おおっ?どーしちゃったの . . . 本文を読む

「今夜はブギー・バック」小沢健二 featuring スチャダラパー 1994年

2005-05-24 | KO系
前回からの流れで言えば、これ以外ありえない。 1994年の名曲、"BOOGIE BACK"だ。 「パーティーをぬけだそう!」に先立つこと2年、EMI/SONYという同じペアから極めて似た企画でリリースされたのがこの2枚。と、言うより、「ブギー・バック」のヒットに気をよくした両社が2匹目を狙った企画が「パーティーを…」だったのだろう。テーマも「パーティー」で共通してるしね。 さて、今回は裏ジャケ . . . 本文を読む

「パーティーをぬけだそう!」忌野清志郎と篠原涼子 1996年

2005-05-23 | 
清志郎は本当にいろんな人と一緒にやってる。古くは坂本龍一、坂本冬美(HIS)、最近は及川光博、木梨憲武など。 このシングルは篠原涼子と。写真の2枚はほとんど同じに見えるが、実は微妙に異なる。二人それぞれのレコード会社から同時に発売になっていて、左が清志郎所属の東芝EMI盤、右が篠原のエピック・ソニー盤。よーく見ると、最下部のレコード会社のロゴが違うことが分かる。裏ジャケットは全く違うし、内容もわ . . . 本文を読む

「デイドリーム・ビリーバー」ザ・モンキーズ 1967年

2005-05-20 | 
DAYDREAM BELIEVER/THE MONKEES 1967 オリジナル&カヴァー第6回。 今回は、カヴァーがアナログ盤なのがちと残念。 左、オリジナル・ヴァージョンの8cmシングル。 ①DAYDREAM BELIEVER (J. Stewart) モンキーズは、ビートルズに対抗しようとアメリカの音楽界が送り出した、オーディション・バンド。まあ、モー娘。みたいなものか。この曲は彼らの5 . . . 本文を読む

「スローバラード」THE RC SUCCESSION 1991年

2005-05-19 | 
日本の名作再発もの。 ①スローバラード (Re-mix version) 東宝映画「!(アイ・オー)」主題歌 作詞・作曲:忌野清志郎&みかん オリジナルは76年作「シングルマン」に収録。15年後のリミックス・ヴァージョン。 問答無用の名曲。どんな映画かは知らないが、これを8cmで残した功績は大きい。 ②空がまた暗くなる 作詞・作曲:忌野清志郎 RCのラストアルバム「Baby a Go Go」( . . . 本文を読む

「ウィズアウト・ユー」バッドフィンガー 1970年

2005-05-18 | 
BADFINGERの8cmは多分これ一枚でしょ。よくこんなシングルが出てたと感心する。 ①Without You (Tom Evans/Pete Ham) 『よみうりテレビ系「ドラマシティー'93」エンディング・テーマのオリジナル曲遂に発売!』とある。鈴木トオルという人がカヴァーしたのが使われたみたい。どんなきっかけでもコレがシングルとして再発されたことは喜ばしい。 ニルソンをはじめ、多くのアー . . . 本文を読む

「ガールズ&ボーイズ」ブラー 1994年

2005-05-17 | 
girls & boys pet shop boys remix / blur 90年代前半、いわゆるブリット・ポップのムーブメントは、私がリアルタイムで一緒に盛り上がれた最後の流行音楽かもしれない。寂しい話だが。今のradioheadやbeckも好きだけど、玉石混淆のバンドが大きな流れをかたち作る楽しさ(例えば80年代のテクノ・ポップ然り)はない。毎週金曜深夜のBEAT UKという番組をわざわ . . . 本文を読む