失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「ドゥー・ザ・ブギー・バック」 ECD 1995年

2005-06-24 | KO系
「今夜はブギー・バック」についてあれだけ熱く語っていたのに、このシングルのことを失念していたのは不覚。

「ヒップホップ兄さん ECDのニューシングルは『今夜はブギー・バック』のアンサー・ソング!」とジャケットにある。確か最初はアナログのみの限定リリースだった。当時レコ屋でかかっているのを聴いて「コレ下さい」と言ったら、「ありません」(!)とのあり得ない答えに憤慨した記憶が。かなり待たされた後に、このCDシングルが発売された。

①DO THE BOOGIE BACK
(K. OZAWA, M. KOSHIMA, S. MATSUMOTO, Y. MATSUMOTO)
ECD featuring ISHIGURO(KIMIDORI),北澤幾積(YOYSUKAIDO),トミジュン,キク(リカ)
アンサー・ソングというのは元歌と違っていてもよい(違うのが普通か?)わけだが、これは同じ曲。カヴァーというより替え歌、と言った方が正しいか。小沢が担当してた歌部分の詞は全く別ものになっており、ECDがメイン・ヴォーカルでトミジュン、キクの二人の女性コーラスが入る。また、SDPのラップ部分はオリジナルをなぞりながらも、ほぼ別リリック。ラップはECD、ISHIGURO、北澤幾積の3人が担当している。
バック・トラックの元ネタは、COLOR ME BADD "I wanna sex you up"(1991)。
ECDはジャパニーズ・ヒップ・ホップ黎明期にオーガナイザーとしても活躍した重要人物。歌(メロディー)を歌うのはちょっと苦手のようだけど、この「ドゥー・ザ・ブギー・バック」はオリジナルの甘さを削って、ヒップ・ホップのダーク・サイドを垣間見せる、快心の出来栄え。名曲はリサイクルされる。


②PITCH PITCH CHAPPIN'
これはオリジナル。よく聴くと陽水「傘がない」のアンサー・ソングだったりする。

③①のカラオケ。

定価の1000円で購入。

最近はどうしてるのでしょう。2003年にベスト盤がでて以来、沈黙しているようだが。

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