goo blog サービス終了のお知らせ 

失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「ストームス・イン・アフリカ(PARTⅡ)」 エンヤ 1989年

2006-08-05 | 
アイルランドはどうだろう。

ケルト・ミュージックから大きな影響を受けている、とは言われているが、彼女の音は分類不能。レコ屋では「ニューエイジ」とか「アンビエント」のコーナーに置かれていることが多いかな。88年の「WATERMARK」からのシングル「オリノコ・フロウ」は衝撃的だった。聴いたことのない音が鳴っている!と世界中の人が感じ、大ヒットした。

これはアルバム「WATERMARK」からの3rdシングル。

①STORMS IN AFRICA (PARTⅡ)
(Enya-Roma Ryan)
雷のSEから、いつもの深く美しい多重コーラスへ。アフリカン・ビートを用いた整然とした曲は、ピーター・ガブリエルの「Red Rain」や「In Your Eyes」あたりと共通する雰囲気あり。3分ジャスト。

②STORMS IN AFRICA (PARTⅠ)
(Enya-Roma Ryan)
こちらはインスト・ヴァージョン。①より1分長い。

折りたたまれて、切り取られて、日本盤だけど定価不明。中古で50円。
discography.enya.comという世界各国のENYA音源を網羅したサイトを見ると、日本盤短冊は88年の「Orinoco Flow」から全部で6枚リリースされていることが分かる。短冊の裏まで写真を載せているマニアックぶりに感動。アルバムに至っては、各国のレーベル違いは勿論、紙箱(外箱)の写真まである!英語では“Longbox”って言うんだ。

ENYAサウンドは現在も小雪出演のパナソニック液晶テレビCMで流れてる。一瞬で高級感が演出できてしまう、個性的な音は健在。あ、「ロード・オブ・ザ・リング」も忘れちゃいけない。まさにエルフの歌声だった。容姿もエルフっぽいか。

蛇足ながら、アイルランド留学経験のある湯川潮音が、デビューアルバム「tide & echo」(2002)でENYAの「China Roses」をカヴァーしている。他の曲もほとんどア・カペラあるいは一人多重コーラスによる日本のENYA的な名盤!


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「バンボレオ」 ジプシー・キ... | トップ | 「サヴァ」 ピエール・バルー... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ENYA大好きです! (WildChild)
2006-08-15 19:45:04
私、エンヤの曲大好きです。聴いていると思わず心が癒されます。

そして、気持ちが穏やかになります。

これほど究極の癒し系音楽はちょっと他にありません。

どれを聴いても不思議な心地良さが感じられます。

疲れた心や体を癒してくれます。



"Storms in Africa"はアイルランド語ヴァージョンでは"Watermark""Paint the Sky"で、英語ヴァージョンはマキシシングル"Orinoco Glow"で持っています。

どちらも大好きです。サヴァンナの情景が浮かんできます。
返信する
こんにちは (nakamura8cm)
2006-08-17 14:29:25
コメントありがとうございます。

私はアルバムでは「Watermark」しか聴いたことのない素人ですが、リリース当時の衝撃は今でもよく覚えています。最近では「ロード・オブ・ザ・リング」のエンディングでエンヤが流れたときは、ぴったりだなあと思いました。



返信する

コメントを投稿

」カテゴリの最新記事