失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「夏がキライ」 東亜佐美 1995年

2015-06-24 | アイドル系
東京パフォーマンスドール初のSSW、東亜佐美のデビューシングル。

このデビュー作から約1年のコンパクトな活動期間にシングル4枚を残した。アルバムにはもう一歩届かず、ピュア8㎝シンガーの仲間入り。4枚ってギリギリ感あっていいんだよね。3枚だとアルバムにならなくても当然て気がするし、5枚=10曲あるとそのまんまでアルバムできちゃう。4枚は無理すればアルバムにできるけど、もうひと押し欲しい。ちょっとした違いでアルバムが残せたり、残せなかったり。その微妙な位置で8㎝オンリーに踏みとどまったところに萌え。そう、あの佐伯伽耶と同じ。伽耶さまは年1枚ぺ―ス、4年かけて偉業を達成しているところがさらに凄いのだが。

①夏がキライ
作詞・作曲:東亜佐美、編曲:Ebby
「夏がキライ」という歌詞を、ティピカルな夏サウンドに乗せて歌ってみた。ワンアイデアといえばワンアイデアな、出オチに近い作品。波音のSEから、アイドル夏ソングの金字塔「青い珊瑚礁」を意識した伸びやかなサビはじまり。女性コーラスの入れ方にも昭和アイドルソングパロディの狙いがみえる。最後転調とともにサックスぶわーとかもね。東さんの生真面目な歌唱もコンセプトを外していない。
大所帯アイドルグループで頭角をあらわすために東さんが選んだ武器は作詞作曲。Cha-DANCEレーベルのシングル56枚中、51作目として見事ソロデビューを果たした。TPD末期にそろそろ変わり種を起爆剤にしていこうと考えるスタッフサイドにも歓迎されたに違いない。

②違う明日を迎えたい
作詞・作曲:東亜佐美、編曲:Ebby
イントロのアレンジはマーヴィン・ゲイ「セクシャル・ヒーリング」そっくり。しかし曲はウェットでドラマチックなバラード。

③①のカラオケ

定価1000円、中古で108円。
思い切ったアップで顔右半分だけ。デザイン的にもTPDらしからぬ個性を主張している。


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1 コメント

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そういえば・・・ (CFB48)
2016-06-09 21:27:21
お久しぶりです。ボケた投稿ばかりをして申し訳ないです。
確かこの娘
パードルの末期のメンバーでした。あの「ガールポップ」でも生真面目な連載を持ってました。アルバムにも参加してます。今はどうしてるんでしょう・・・
気になります・・・
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