三国ヶ丘便り

旅行、釣り、周辺の自然について、書き綴りました

2008/4/17

2008-04-17 22:42:52 | Weblog
チェリーご夫妻を残して、5人がS氏行きつけのフィリピンマッサージへタクシーに分乗して向かう。
夜のタクシーは怖いとのこと。
特に日本人旅行者は夜のタクシーは絶対に避けるべきとのことだが、今回は、地元に明るいS氏をはじめフィリピン人のK女史も同行されているので安心だ。
店は先日とは全く違い、豪華でこぎれいな雰囲気である。
妻はバンコクでタイ式マッサージをして、胸を強く圧迫されて痛い目にあ遭い、以来、全身マッサージは苦手である。
私が係りの人に「彼女にはソフト、ソフトでお願いします」と念を押したので、妻も仕方なく諦めたようである。
2時間コース(600ペソ=1500円)と1時間(300ペソ=800円)コースがある。
時はすでに10時を回っていたがみんな2時間コースを選んだので私たちも従った。

一人ずつ個室に通され着替えをする。
最後のパンツをさして「これも?」と言うと「そうだ!」とのこと。
すべて脱いでパンツをはき替える。
私は与えられたパンツをはきながら、開口部分を反対にはく、例の大腸検査を思い出していた。

 全身に油のようなものを塗りつけていくが、とても気持ちがいい。
いつの間にか眠っていた。
気がついたら時間とのこと。
ぐっすり眠ったようで体が軽くなった感じがした。
次々と眠気け眼で皆が出てくる。
みんな眠っていたのであろう。
心配していた妻も出てきた。
「どうだった?」と聞くと「もう病み付きになりそう。とても気持ちがよかった」とのことで安心した。
常連のS氏が交渉していたらしく600ペソが480ペソで済んだ。
時計を見ると12時を回っていた。
この後事件が。

 時間はすでに12時を過ぎていたが、先ほどのマッサージで体も頭もすっきり。全員、ホテルへ帰ることにした。
S氏以外は全員ゴールデンピークホテルであったが、S氏のホテルもすぐ近くとのこと。
妻と私はS氏と同乗し、残り4人はべつのタクシーで帰ることに。
私たちが先にタクシーをつかまえホテルに向かった。
12時過ぎとはいえ町は明るく車の往来も多い。
15分ほどで私たちのホテル前に到着。
S氏は先に私たちを降ろして帰って行った。
ホテルのロビーに行くと、どうも様子がおかしい。
ロビーやカウンターが違っている。
ホテルマンも全く違う。
私たちのホテルの名前を告げると、ここは「ゴールデンキャッスルホテル」とのこと。
あろうことか、まさかと思ったが、全く別のホテルであった。
夜中の12時過ぎに私たち二人は、放り出されていたのである。
S氏のタクシーすでには走り去っていた。どうしようか?
 K女史にSOSの連絡をしたいが手段がなかった。 
こんな,時のためにと、インターナショナル携帯電話を日本から持参していた。
これが初日から調子が悪かった。
マニラでも役立たずであった。
昨日、K女史やS女史ともテスト通信を試みたが通じなかった。
チェリー先生にも私の携帯番号を教えていたが全く通じなかったと聞いていた。
それゆえ不携帯にしていたのである。
 日本に帰国してドコモにクレームしたら、フィリピン以外でも電波が不安定で時々そのようなことがあるとのこと。
その場合は電波局を変更する必要があるので、ドコモへ連絡してもらわねばならないと謝罪された。
そんなこと事前に教えてもらいたいと文句を言ったが後の祭り。

 夜のタクシーは最も危険であることは、さんざん聞かされている。
日本人旅行客であることは見え見えである。
S氏は早合点したのであろうか。
私はタクシーに乗ってからも、ホテルのルームキーをS氏に見せていた。
運転手にも示しておられた。
「そこはキャッスルホテルとも言う」と運転手が言っているとのこと。
S氏を信じていたので別に不安は感じなかった。
呆然として深夜の町中に佇む妻と私。(続く)

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