入試に出る!!時事ネタ日記

現役の社会講師が最新の時事問題をコメント付きで紹介します!

世界史テーマ史~ビザンツ帝国の歴史~

2006-11-01 14:25:16 | 世界史

前回はフランス革命史について勉強しました。
世界史学習の一大テーマと言えば「ローマ帝国の歴史」ですが、入試では案外分裂後の東ローマ(ビザンツ)帝国が狙われます。そんなわけで今日は東ローマの歴史をやりたいと思います。( )で括られた用語は要チェックということで、虫食いにすると小テストも出来ますよ!

1.東ローマ時代
(1)テオドシウス帝の死後、東西分裂(395年)
392年 キリスト教の国教化
←これに先立ちコンスタンティヌス帝がキリスト教を公認=(ミラノ)勅令(313年)
その後ニケーア宗教会議(325年)では(アタナシウス)派正統、(アリウス)派異端

(2)6C ユスティニアヌス帝
ヴァンダル及び(東ゴート)を併合:地中海世界の回復
『(ローマ法大全)』の編纂を(トリボニアヌス)らに命じる

(3)7C ヘラクレイオス1世
(ロンバルド)に北イタリアを占領されるなど領土縮小
軍管区制=(テマ)制:地方役人に政治・軍事の全権を与える制度
屯田制:辺境の開墾と防衛を兼ねた農民の入植
→分権化が進む

(4)レオン3世
726年聖像禁止令を出して、皇帝教皇主義の確立を目指す
→具体的には皇帝が(コンスタンティノープル)総主教の任免権を保持することによって政治権力が宗教的な権威を従属させた

(5)11C アレクシオス1世
①プロノイア制
:皇帝への奉仕の見返りとして国有地の租税徴収権を与える制度→分権化が進む
②(セルジューク)=トルコの小アジア進出に対して、教皇(ウルバヌス)2世に十字軍の派遣を要請:第1回十字軍

(6)1202~第4回十字軍 インノケンティウス3世提唱
→ヴェネツィア商人主導でコンスタンティノープル占領、(ラテン)帝国を建てる
 ビザンツ帝国の貴族たちは小アジアにニケーア帝国を建てる

1453年オスマン帝国第7代スルタンのメフメト2世率いる10万の大軍勢がコンスタンティノープルを包囲、皇帝コンスタンティノス11世は戦死し、これによって古代以来続いて来た「ローマ」のブランドは完全に滅亡した。

http://tokkun.net/jump.htm 

応援お願いします!
にほんブログ村 受験ブログへ