殺し屋はバスに乗る・・・つづき 

2008年09月09日 | 読書
(つづき)
代々木西署の警部補がいた。田中陸三警部補。
定年間近、自分の来し方を振り返ると悔いが残る。
自分より若い上司が捜査を仕切る。
ここで何とか手柄を立てて、ワンランク上がって定年を迎えたい・・・。
・・・何かのヤマに出会いそうな気がする。匂う。
元警視庁の巡査長、いまは歌舞伎町で組員を大勢従えるヤクザ時津が殺された。
田中は目立たぬように自分の勘を頼りに捜査を進める。
あと数日で退職日を迎える日、容疑者の線が繋がる。

コールガールの元締め、吉岡。
東京新宿の一栄連合と関西系の暴力団矢守会の間を上手に泳ぎながら、
一匹狼で倒産整理屋やらコールガールの手配をやって生きている。
加奈子は吉岡からの電話一本でホテルに出向く仕事だが、
ここのところ気乗りがしていない。仕置きを受けたりもする。
そんな光景を見張っている(ミマモッテいる)ガーシーの事が次第に気になる。
ある日加奈子は吉岡から、
数年前に加奈子の夫を仕掛けて殺害したのはヤクザの時津だと聞く。
吉岡も時津が目の上のタンコブで消したいと欲しており、
つながりの全くないガーシーを使って時津を消そうと加奈子に持ちかける。

もう一人、吉岡の手先のサルと名乗る男がガーシーの前に現われる。
サルは「時津を殺せば加奈子が助かる」とガーシーをあおり、
二人は共犯で時津を殺す。
もう一人、狂言回しのような半分呆けたおばあさん「穴吹よそ」さんが登場する。
ガーシーはある時ヤクザに絡まれた後、よそさんに優しくしてもらったことから、
通じにくい言葉で感謝を伝えようと付け回し、ストーカーと恐れられる。

と書いていくと、話が盛り沢山になって収拾がつかない。
この続きが書けるかどうか心もとないが、今日はこのあたりにしておこう。
はぁ・・・。(やや疲れた・・・。)

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