散歩と俳句とスワローズ

2016年に大野鵠士宗匠と出会い
芭蕉・支考由来の「美濃派獅子門」に入会
日々俳句生活を楽しんでいます

秋一番。  殺し屋はバスに乗る by山本音也

2008年09月08日 | 読書
北からの高気圧が大きく張り出してきて、
乾燥した涼しい風が通ってくる。
久しぶりの心地よい空気を感じる。

暑くて湿度の高い名古屋の夏よさようなら、
と言いたいけれど、どんなもんだろう。
日中はまだ30度越えの日がまだ続きそう。
あんまり安心しているとまた裏切られるかもしれない。

ここのところ、お天気には何度も裏をかかれたので、
簡単に信用できなくなっている。
世の中の景気、会社の経営状況、そしてお天気、その他もろもろ。
いいことがない中で、明るくなれるはずもない。
とだんだん落ち込む気分・・・・

先週もハードカバーを一冊読んだ。
少し変わった味わいの小説だった。
新宿を舞台にした娼婦と純情な青年のぎりぎりの恋愛。
ふたりとも不幸な生い立ちをして、ここまで来ていた。
加奈子27歳、ガーシー21歳。

最後に分かるのだが、
東北の高校生が静岡の小学生に雪を持っていったことがあった。
その後、二人は何回か文通もしていた。
小学生は冷酷な両親に育てられ、人と満足に話を出来ない子供に育っていた。
施設に預けられた後に、新宿で靴の修理職人をしていた。

加奈子は高校を出てから東京に出てきて、警察官と結ばれた。
しかし、若い夫は手柄を焦り単身暴力団の摘発に赴き、
あっけなく殺されてしまう。そして彼女は
その後の借金がもとでコールガールに身をおとしてしまっていた。

ある日偶然、ガーシーは靴の修理伝票に、
昔あこがれた女性の名前を見つけ、
「ジブンガマモル」という思いで、時々彼女の家を監視する。
彼女はストーカーか覗きに付き纏われていると思い・・・・・。



明日早いのでもう寝る。(物語をなぞるのは手間かかる。

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