散歩と俳句とスワローズ

2016年に大野鵠士宗匠と出会い
芭蕉・支考由来の「美濃派獅子門」に入会
日々俳句生活を楽しんでいます

6月終りの句 ぼつぼつ

2012年06月29日 | 俳句

~背伸びして 山桃の実を 一つ採る~
 朝の散歩コースで、ヤマモモらしき実が地面にパラパラと落ちていた。
 見上げると、少し高いところに鈴なりの状態でビックリ。
 思い切り背伸びして、一つとって、しゃぶってみたらまだ酸っぱかった。

~山桃の 実を背伸びして 一つ採り ~
 こっちの方がいいのかな・・・と、入れ替えてみたり・・・。



~鯉泳ぐ 口元のひげ デカい面~
 前にも載せた画像でごまかしですが、
 句が出来たときの画像は撮り逃しました。
 悠然と、ふてぶてしく泳ぐやつ。
 ひげも気がつくとちょっと生意気そうだ。



~朝市で トマト一山 買いにけり~
 市場の中を通って出勤すると衝動買いしたくなる。
 さすがに魚は買えないが、昨日からトマトが気になり、
 今朝は5個420円也で大きいやつ一山買いました。



~蕾なり 実は早すぎる 花石榴~
 これも散歩で出会ったやつ。今までは関心なかったけど、
 今はざくろの花が咲き始める季節らしい。
 実かと思って会社の「博士」に写真を見せたところ、
 これは花になる前の蕾だと教えられた。
 石榴の実が成るのは秋だもんね。



~ゆるぎなき 葉に支えらる 花擬宝珠(はなぎぼし)~
 ギボウシという花も知らなかったが、
 庭に地植えしていた苗から初めて花が咲いた、
 と、今朝奥さんが喜んでいた。
 葉っぱが地面にしっかりと広がり、
 その上にうす紫の清楚な花が付いていた。

 

最後は相変わらずのハンゲショウですが、
葉っぱの下のほうから控えめに花がのぞき始めた。
~花も付き 朝露光る 半夏生~

「博士」といつも昼飯時に話しますが、
子供の頃、外遊びするうちに植物の名前を自然に覚えたらしい。
同世代でありながら、何にも知らずにここまで来てしまったのが、残念。
今になって、色とりどりの植物をもっともっと知りたいと思います。

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
さわやかな夏の日 (ワイワイキック)
2012-06-29 18:18:23
~楊梅の 若き実誘う 散歩道~

~所どこに 赤き蕾が 木下闇~

~青臭き トマトの匂い 恋しくて~

~通り行く 中公設の 水の土間~

~見て見てと 妻が声あげ 花擬宝珠~

※すみません、よその奥様を勝手に・・・
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努力のあとが・・・ (naka735)
2012-06-30 16:24:15
OB会の理事会があって出勤しました。

変換では「山桃」としか出ないのに、
楊梅の・・・と詠んでいたり。
(あわてて、歳時記を見直しましたょ)

・・・木下闇と締めていたりと、
とうとう俳句歳時記を読み始めたようですね。

竜と燕の上り下りのように、
切磋琢磨しましょうね。
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