散歩と俳句とスワローズ

2016年に大野鵠士宗匠と出会い
芭蕉・支考由来の「美濃派獅子門」に入会
日々俳句生活を楽しんでいます

2020年12月21日~2021年1月20日作品結果(獅子吼2021年4月号)

2021年04月03日 | 俳句
このブログを書いている今は春爛漫の花の季節ですが、「獅子吼」4月号には年末年始の句が載ります。今回も予定通り4月1日に届きました。製作に携わる皆さんに感謝しながらページを開きます。表紙裏の扉の句は毎回各務支考の一句に宗匠のコメントが付されます。今号の句は、「九牛が毛桃の花や稲荷前」です。江戸時代の句だからでしょうか、一読して意味不明です。しかし、解説を読めば何とか付いて行けます。<解説>稲荷社の前に咲いている毛桃の花を詠んだ。「毛桃」とは桃の一種で、文字通り果実の皮に毛があるところからの名。上五の「九牛が」は、沢山の牛の毛の中の一本というところから、取るに足らないことを意味する「九牛の一毛」という言葉の一部を、枕詞のように使ったか。季語は桃の花で春。 . . . 本文を読む