読んですぐに書かないと忘れてしまう。せっかく感動してもそれが残らないのが悔しいね・・・。 . . . 本文を読む
NHKテレビでカズオイシグロさんの特集をやっていたので、一年以上前買って、途中でギブアップした本を引っ張り出した。
タイトルと表紙イラストからは、ノスタルジックな優しい雰囲気の物語を想像するが、今回もなかなか読みづらかった。
カズオイシグロさんの小説第一作を、とりあえず読んでおかねばという義務感でいちおう終わりまでたどり着いたが・・・。 . . . 本文を読む
かなりの長編で分厚い一冊だったが、
読み進むにつれて面白く、加速度がついて、
終りの三分の一は、MRドーナッツでコーヒーのお替りを頂きながら、
一気に読ませてもらった。
弥次さん北さんで有名な、江戸時代後期の戯作作者十返舎一九の物語。
もともとは駿府の武士の家に生まれながら、
家を飛び出て、江戸、大阪、そして江戸と遍歴を重ねて、
特異な個性で、二度も商家の婿養子となる。
大阪では浄瑠璃作家、江戸 . . . 本文を読む
松井今朝子さんの新作長編。(昨年7月第一刷)
実在の浄瑠璃語り女性義太夫・綾之助さんの、
子供時代から女義としての成功プロセス、そして結婚までを描いた物語。
大阪弁のテンポの良い語り口で全編を心地よく読ませてもらった。
幼い頃に親戚からのもらい子となり、実の叔母さんを母として育てられ、
複雑な思いを持ちながら、天性の美声を周囲に認められる。
ほぼ順風満帆の勢いで、大阪から東京に出て、
いろんな波 . . . 本文を読む