名古屋千年ゼミ

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第5回名古屋千年ゼミ 議事録

2012年01月26日 | 名古屋千年ゼミ
第5回名古屋千年ゼミの議事録です。

土曜日のお昼に開催しました。
またひとり新規の方がいらっしゃいました!

なんと、住職さんの息子さんでした!
帰る時「これから常連になるかも(笑)」と言ってくれました◎
ありがたいですねー。


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〔第5回名古屋千年ゼミ議事録〕
※念のためお断りしますが、ここに書く内容は一切の責任を伴わないものですので、誰かの意見とか、どこかの団体を代表した意見とか、そういったものではありません。どうかご容赦願います。



[宮本常一について]
・「日本人の生きる知恵」「塩の道」を読んだ。
・山の民と海の民の、農産物と塩の物々交換から始まった経済。
・日本人は昔からワラを使った「軟質文化」とも言うべき文化をもっていた。
・身の回りの物を独自の手法でデザインし、作り、それぞれで個性を出しながら楽しく生活していた。
・農業はとても素晴らしい職業だし、専門性も高い。天候を読んだり、土壌の様子を把握したりと高レベルな技術、経験が求められる。それなのに今は単なる「お金がもらえない職業」のレッテルを貼られてしまっている。

[幸せについて]
・全世界人口70億人の時代。
・スラム街に生きる子供たち。
・人口が増加すると、社会格差がより広がる、という人々が居る。
・しかし、スラム街の人々が、彼らの生活を幸せな生活だと思うことができれば良いのではないか?
・私たちがスラム街の人々に対して「衛生環境が」「栄養失調が」「治安維持が」と言うのは私たちが普通?の暮らしをしているからであり、それを異常なものだと見なしてしまうのもしかたがない。
・だがそれは上から目線なのではないか。
・スラム街の子供と、同じ町にすむ富裕者層の子供と、どちらの子供が幸せで、心が豊かなのだろうか?
・私たちは幸せというものについて語られるとき、それを語る人の背景、知識によってその真偽を判断している。
・例えばブータンの国王が話す幸せ、というのは容易に納得できるだろう。

・他人の幸せを気遣う気持ちは、日本人は実は昔から持っていた。
●新渡戸稲造の「日傘」の例え話↓

…道端で、二人が、同じ方向に歩いていた。しかし、お互い、仲が良いわけではなかった。
日が照っていた。一人は、日傘をさしていた。もう一人は、日傘はない。
そのうちしばらくして、日傘をさしていた方の一人が、日傘を閉じたのだった…


これは、日本人の一種の奥ゆかしい気配りによるもの。日傘をさしている方の一人が持っていた選択肢は以下の通り。

①相手のことはお構いなしに、そのまま歩き続ける。
②「暑いでしょう」と相手を日傘に入れてあげる。
③日傘を閉じて、相手と同じ状況になる。

ここであえて③を選ぶのは相手が「仲の良くない相手」だからであり、日傘に入れるほど親しくもないが、だからといって相手の存在を認めないのも心苦しい。相手が自分と同じ方向に歩いている以上相手とはもう赤の他人ではない。
だから日傘をさしている方は、お互いが気を遣わなくて済むような選択肢を選んだのである。
このような相手を思いやる、相手にとっての幸せを考える気持ちを、日本人は持っていた。

[忘れてしまうことについて]
・終戦と、原発事故は、「絶対だと信じていたものが崩れた」点では共通である。そして、どちらも情報統制が敷かれ、事実を後で知った国民は絶望した。
・終戦の時は今より情報統制が敷かれていただろうから、国民の絶望の深さは語るまでもないほどであったろう。
・しかし、今、終戦時よりもはるかに早く、国民の心から事故のことが忘却の彼方へと飛んで行ってしまっている。あふれる情報の中で、次から次へと新しいことが頭に流れ込んでくる世の中では、仕方のないことなのかもしれない。

[わこちゃんの趣味について]
・実は大学で、美術部だった。
・絵をちまちま描くのは好きだった。半年くらい油絵をちまちま描いていた。
・しかし線画の方が好きだった。
・今はあまり描いていない。というか、描けない。
・絵を描いているとき、それは自分ひとりで幸せに浸れる時間だったが、今は絵に向かい合っても、幸せに浸ることができない。「こんなことしていていいんだろうか」という雑念に邪魔されてしまう。

[生活スタイルの定番というものについて]
・資本主義は基本的に儲けるためにできている。
・工業製品を売るためにはそれを使った生活スタイルを国民が受け入れる必要があった。
・CMや広告、テレビ番組やドラマを用いて多彩に、そして戦略的に「工業製品を取り入れた」生活スタイルを喧伝した。
・結果としてバブル経済期を境として、生活スタイル、ならびに生き方の定番モデルのようなものが確立された。
・これはエネルギーがあふれている世の中だからこそ生まれたもの。
・街に出て良い大学に入り、大企業に勤め、お金を稼ぎ、家庭を持ち、、、それが理想的な暮らしとされてきた結果、山村地から都市部への人口流入の加速が起こり、核家族の増加、高齢化の進行が起こった。
・日本の若者が元気が無いと言われるのは、この「定番の暮らし」に程遠い暮らしをしていると感じてしまっているからではないか。
・もっと生活スタイルと言うのは多様なものであるはずだ。

[社会の中の評価基準について]
・社会の中で生きていくとき、何らかの評価基準により自分が評価されることは避けられない。
・現代社会では評価基準における価値と言うのは「学歴」がそれにあたるだろう。
・受験というのは単純なモノサシであり、「学歴」を手に入れた優秀な頭脳を持つ労働者を選別するシステムであると思う。

[日本における衣食住について]
・日本はお金を出せば衣食住が手に入る。
・お金が無くても生活保護を受けられる。日本で餓死するのは逆に難しい。それほど日本は素晴らしい国だと言える。
・だが本当にそうだろうか。
・日本は豊かな素晴らしい国かもしれない。しかし、日本の衣食住は大体、大型資本が海外で安い労働力を使って生み出したもので成り立っている。それらが無ければ、成り立たない社会。危なっかしい。
・今の日本では、いわゆる事務職の人々は大勢いる。良い事務職を育てるシステムは確立されている。なぜなら、それ以外の仕事(衣食住に関係するもの)はしなくても、お金を出せば解決するから。
・お金で、お金をもてあそんで遊ぶ人たちもいる。
・結果として、日本で培われてきた大工などの職人、農林水産業従事者などがアブノーマルな存在だとみなされ、軽視されている。格差社会。
・職人、農林水産業従事者たちが軽視されないような社会と言うのは、共産主義。

[これからの社会について]
・今の世界の安定の枠組みは国連が作っている。
・常任理事国に日本は入っていない。未だに「敵性国」のレッテルを貼られたまま。
・ネパールの動乱も、国連による仲裁が入り、憲法を制定するための議会選挙が何度も行われているが、混乱を極めている。
・世界人口の1%の人々が世界資本の99%を持っていると言われる。
・ドラマ、小説、メディアで形作られてきた「平和」というものが存在するが、震災でそれも揺らいできている。
・震災で明らかになったことは、日本が意外に強く海外とつながっているということ。海外からは大きな関心と、温かい協力をもらった。
・昔は出来事が「あと」でわかる世の中だったが、今は、今のことが「いま」わかるようになった。それにより世界的なつながり感も強くなったと言える。
・現在は江戸時代から比べたらそれこそ天と地の差くらい人々の意識の、考えの範囲が広まった。すると、逆に「自分はどこにいるのか?どこにいるべきなのか?」と不安になってくる。
・しかし、今は誰もが「地球人」と言うべき存在であり、どこにいてもいい。
・だからこそ、決断は自分でするしかない。ここにいよう、と決めるのは自分。
・「親方日の丸」という言葉もあったが、今こそ海外に活路を見出すのも重要かもしれない。

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長くなってしまいました。大体こんな感じでした。
徳林寺の住職さんの息子さんがこれまたユニークな方で、面白かったです。
また来てくれるといいですね。

では、第6回名古屋千年ゼミも、よろしくお願いします。
第6回は、2月24日(金)19時~21時の予定です!

詳細はひとつ前の記事を参考にしてくださいね。
お問い合わせは林:nagoyasennen@mail.goo.ne.jpまでお願いします。

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1 コメント

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ブログ招待ありがとう (尾形慶子)
2012-01-29 06:51:53
先日のけーちん講演会でお会いした尾形慶子です。
こんな素敵なユニークな活動していらっしゃるのですね。残念ながら第6回ゼミの日は、ブラジルに帰っているのでお邪魔できません。でも、繋がっていきましょう。
No Nukesデザイン総選挙on iPhoneケースもよろしく。nonukelection.jimdo.com
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