名古屋千年ゼミ

持続可能な社会について、みんなで考えます!

ゆっくり,まったり対話する場…♪

第13回名古屋千年ゼミ 議事録

2012年09月24日 | 名古屋千年ゼミ
めっきり涼しくなってきた最近は、徳林寺に着く頃には薄暗くて…ちょっぴり怖かったです(ノ∀`)

さて第13回の議事録です。
今回は総勢12人の参加者がお見えでした!最高記録達成です!!!
嬉しいことこの上ない。ありがとうございました(`・ω・´)


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※注意※ここに書く内容は責任を伴わないものであり、また特定個人・団体の代弁ではありません。



毎度、口コミやFacebookの紹介で訪れてくださった方がいらっしゃって嬉しいです。新しいご縁を作っていくというのは本当に素晴らしいことですね。

自己紹介をはじめました。

①自分の名前
②今どういう活動をしているか
③今、興味があること、やってみたいこと
④今日1日で、良かったこと1つ

いつもこの4項目について話してもらっています。

名古屋千年ゼミは、日頃モヤモヤと思っていることを話す場なのですが、はじめはポジティブな気分で参加してほしいという思いから、自己紹介をこのような形式にしています。

名古屋千年ゼミは、「持続可能な社会の実現」に関することを中心に、日ごろ話せないような話題で対話する場です。しゃべり場です。

以下、話題の変遷とともに、箇条書きで示していきます。

[遺伝子組み換え作物の生態系への拡散]
・遺伝子組み換えされたナタネの種が23号線を通るトラックの荷台からこぼれ、23号線沿いに芽を出している!
・見分け方が難しいが、専用のキットがある
・キットを用いれば、子供たちの授業で遺伝子組み換え作物の生態系への拡散について学んでもらうこともできる
・「暴走する生命」という映画がある
・その続編では、遺伝子組み換え作物の研究を否定する科学者たちが攻撃されることを伝えるドキュメンタリー
・世の中の科学者は95%が企業の利益のために動いており、生態系を意識しているのは5%とも言われる
・除草剤耐性のある作物が実際につくられている
・そうした遺伝子組み換え作物は子孫を残さないものであり、種子に特許が付いているため、農家は毎年企業から種子を購入しなければならない状況が既にある
・遺伝子組み換え作物の種子を提供する代表企業はモンサント
・モンサントは枯葉剤の製造に関わった企業
・今こそ自家栽培する意味があるのではないか
・しかし有機農業というのは非常に難しい

[キューバの有機農業]
・アメリカを代表とする資本主義社会から断絶された状態にあるからこそ、成立したキューバの有機農業
・街中のいたるところが畑として利用されている
・外資(当然モンサントも)が入って来ず、化学肥料が買えないことが逆に有機農業を促進させる力になった
・参考図書→吉田太郎「200万都市が有機野菜で自給できるわけ」築地書館 (2002)
・外界と孤絶した状態、日本の鎖国状態でも、地産地消のある意味での有機農業が成立していた

[キューバに関連するあれこれ]
・最低限の暮らしがあれば人は幸せに生きられるのでは
・キューバは共産主義
・仕事はみんな持っており、人とのつながりが強い みんながファミリーであるという感覚
・日本も昔はそうだったけど今は違う
・共産主義には追い立てられる感じがない印象
・対して資本主義は明日すら不安な、競争社会である印象
・カストロは菜食主義らしい(笑)
・マルティン・ブーバー「我と汝・対話」にみる人との関わり方
・現代の資本主義社会は「我と汝」というより「我と”それ”」のような関わり方になっている
・すなわち、相手に対して、利益があるかそうでないかを判断してつながりを持つかどうかを決めている
・キューバの教育も評価されている
・この熱心な教育制度が国内の有機農業を進めるチカラになっている

[みどりの党]
・国内の環境保護活動およびそれに関連する活動を全員で共有したい思いで立ち上げた
・若手が少ない…
・女性からの意見は多い
・私たちの無意識が任せきりの現代の政治を生み出したから、身近な人になんとかして問題を伝えたい
・世の中の問題はすべてが利権問題につながるから、これをなくさない限り解決はしないが…
・ちょっとしたことがきっかけで興味を持ってもらえば、自ら情報収集していく人も増えていくだろう

[げんぱつ]
・ACTAが可決されたため、情報統制が本格化していく可能性がある
・そもそもACTAの内容すら、ほとんどの人が詳しくは知らない これも典型的な情報統制
・情報収集をしていないのが原因とも言えるが…
・インターネットでの情報収集が制限されると、政治の動きを掴むのは難しくなる
・NHKも最後まで東京の原発デモを放送するのをためらっていた
・国会で知らない間に変な法律ができ、知らない間にそれを守らされる現実
・記者クラブがあるため、情報は悪意でねじ曲げられてしまっている
・岩上安身さんのIWJも記者クラブで弾圧を受けた
・ドイツには記者クラブはない
・2030年に原発ゼロという制作が閣議決定されなかったのが非常に残念
・民主党は党内部で激論を交わし、この政策を打ち出してみたのだろうが、経団連、米国の圧力を受け閣議決定ができなかった
・圧力に屈した結果、青森に新規の原発を作ることを認可したり、もんじゅを動かし続けることもなし崩しに決まってしまった
・まるで脱原発派への”アメ”のようだと思うが…
・その政策には自然エネルギーについての検討が少なすぎたという意見もある
・結局2030年に国内の原発はゼロにならないだろう
・米国の圧力でいつまでもダラダラと原発ゼロのポイントを先延ばしにしていたら、また事故が起こった時どうするのか
・もはや福島の子の36%に甲状腺異常があることが報告されている
・しかし政府は「ただちに影響はない」と繰り返すだけ
・起こっていることを直視すべきだ
・子孫にツケを残す現状を早く変えたい
・子供の方がデータが取りやすいため、定期健康診断により放射能による健康影響データを着々と蓄積している

[原発問題は国内だけの問題ではない?]
・三菱や東芝はフランスに技術提供をしている
・IAEAがこれに期待しているため、日本の脱原発をよしとしない風潮がある
・軍事転用もできる技術であり、アジアに輸出仕様とする動きがある(ヴェトナムとか)
・ドイツでは日本がウソをついていることを報道する番組を作っている
・日本は核技術をめぐる国際情勢に巻き込まれている
・米国は自分の国益のために民主党の2030年に原発ゼロ案を閣議決定させないようにしたようなもの
・国民がもっと目覚めるべき
・みんなが独りで自立して生活できれば、社会に過度に依存することはなくなる(政治、エネルギー問題然り)
・自分の周りにはこうした問題に関心がある友達が少ない
・なんでまだあるのか?不思議でしょうがないが、なにか理由があるはず
・例えば国会議員や銀行は原発産業に属する企業の株をたくさん所持しているため、そうした企業が所持する原発の資産がゼロになることを避けたいという思惑もあるのだろう

[人間は基本的に弱い生き物だ]
・確固たる意思を持って行動できる人は案外少ないのでは
・皆、程度に差はあれ、どこかに不安、後ろめたさを持っているはずだ
・例えば原発推進派の人々は、本当に確固たる意思で原発を推進しているのか
・その人たちを攻撃すると、ますます防衛にまわって、自分の行動を正当化しようとする
・そうしてお互いにどこか誤解し合うことになる
・原発推進派にしろ脱原発派にしろ、お互いを攻撃し合うことには意味がない

[日本とドイツのエコの違い]
・ドイツに旅行してきたが、自然が豊かで、時間の感じ方が全然違った
・日本とドイツのエコに対する捉え方は大きく違うことを実感した
・日本のエコは「自分たちが幸せになることをガマンする」ものであるように感じるが、ドイツでは「自然と調和すること」こそエコであるとの考え方
・日本はエコであろうとして無理をしている感じ
・エコ、と言いながら自然のことをあまり理解しようとしない態度
・自然のことを理解する暇もないほど忙しいのが原因か
・しかし、その忙しい日常の中で「なぜこの問題に気づかないの?」「なんで自然のことをわからろうとしないの?」と無関心な人々に対して否定的になるのはいけない気がする
・もっとポジティブな方向で考えられないだろうか…

[なにもしないこと]
・なにもなくても、なにもしなくても幸せという時間があることの大切さは、ドイツで実感した
・日本ではなにかをしていないとその時間に価値が無いとみなされる
・追い立てられるような…
・見えるモノに大きな価値を感じる日本、見えないモノにも価値を感じるドイツ
・自然があればそれで良い、という感覚が日本にはなくなってしまった
・それを変えていかないと日本の環境問題は解決しないだろう

[領土問題]
・領土問題はたんなる土地の取り合いではないことは確か
・政府間の大きな問題になるのは、それが経済に直接影響を与えるから
・しかしそれぞれの国でのメディアの流す情報は、情報統制を受け得られるものは少ない
・各国のメディアの報道の仕方を比較してみよう
・そうして各国の正しい情報を得ることで正しい知識が得られ、お互いの理解につながる
・南極条約のように、みんなもの、というふうにならないかなぁ
・日本に平和省をつくろうというJUMPという動きがある
・それを提案しているのはきくちゆみさん→参考記事はこちら
・沖縄の久高島には領有という概念がない
・つまり土地の所有のみならず、個人の資産についても「みんなのもの」という認識
・たくさん持っていないと安心できないという不安がある
・お金に代表されるこの不安は、土地問題に通ずる

[やっぱりお金…]
・昔はあまりお金というものに振り回されず暮らせたような気がする
・無いと生きていけません
・しかしお金がなくても餓死することはありません
・お金がないと餓死するというのは実は思い込み?
・名古屋大学の高野雅夫先生が校長の「千年持続学校」では、各個人のお金を出し合って、家をつくるというプロジェクトを進めている
・ここでは、お金はモノを得るためでなく、楽しさを得るために使われている
・農家は、食うのには困らないのに、貧乏であるという印象
・お金がないからではなく、自然を無計画に開発してきた結果、生存の危機があるということに気づいていない私たち…


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第13回はこんな感じでした。
第12回ではトーキングスティックの導入をし、13回でも実践をしましたが、参加者のみなさんからいろいろな意見を頂き、まだまだ会の進行には改善の余地ありだなぁと思いました。
誰かがスティックを持っているあいだはその人の話をしっかり聞く、というのがトーキングスティックの長所ですが、反面、効果的に茶々を入れることで話を盛り上げていくことは難しいのでしょう。。
なかなか自分からスティックを取るのは難しいと感じる人もいるでしょう。
また、スティック自体について、ただの油性ペンを使っていたこと(手抜きww)で「つまんない」「愛がない」という手厳しいご意見も。お花とかを使ってみても面白いのでは、という意見もありました。

さらに、今回は少し問題そのものに考えが囚われすぎ、ネガティブな雰囲気が広がってしまいがちだったことも指摘されました。
愚痴、不安を言っていても暗くなるだけ、本当にそうです。どうしたらその問題を解決できるか、楽しい方法を模索するのが、このゼミのあり方なのだという気がします。でないと、ブログの紹介にウソを書いていることにもなっちゃいますね(^_^;)

よし、ならばだるま森さん世界鼻毛会議をやってみようかな!!!!!!
手作りの鼻毛を付けて、クソ真面目に対話をするのですww
これはバンビさんのブログで紹介されてたものです。なんだか頭の片隅に残ってまして。

早速だるま森さんに許可取らないと(((((((っ´ヮ`)ノ


深夜テンションでお送りしました。
でも本気で次回は鼻毛会議やるかもしれません。乞うご期待!!!



名古屋千年ゼミについてのご質問・ご意見等はお気軽に林:yuma866●hotmail.com(●を@に変えてください)まで!

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2 コメント

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Unknown (とも)
2012-09-30 06:35:02
鼻毛会議楽しみにしています(笑)
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Unknown (kuko)
2012-10-08 20:17:33
いつも議事録ありがとう◎。
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