はなやぎてまた静かなり天地も染むるが如き一山の紅葉
母の骨かくも白しとしらざりき深海に耳すませいる貝のやうなる
信濃の山に白き小花の咲きむれて わが摘みし日のはるかなるかも
目を閉じて感情を抑制し、静かに祈りをこめている。
はるかな時間、瞑想すれば今もその可憐な花は作者とともに蕾をふくらませているのであろう。 晋樹隆彦
定価2625円(税込)
母の骨かくも白しとしらざりき深海に耳すませいる貝のやうなる
信濃の山に白き小花の咲きむれて わが摘みし日のはるかなるかも
目を閉じて感情を抑制し、静かに祈りをこめている。
はるかな時間、瞑想すれば今もその可憐な花は作者とともに蕾をふくらませているのであろう。 晋樹隆彦
定価2625円(税込)
わかかへるでのもみづまでとは囁かぬ男の脇窩美しきクロール
憂悶、懊悩、時には至福。歌はかぎりない純化と祈念をはらみ、深く海底に沈み、また天空をよぎる。
-明滅する情念の作歌世界-
定価2625円・税込
憂悶、懊悩、時には至福。歌はかぎりない純化と祈念をはらみ、深く海底に沈み、また天空をよぎる。
-明滅する情念の作歌世界-
定価2625円・税込