短歌blog往来

ながらみ書房によるブログです。

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短歌往来2006年10月号

2006年09月28日 | 短歌往来
特集:坪野哲久再発見(生誕百年)
評論 山本司・田中綾・福島泰樹・馬場あき子
エッセイ 坪野荒雄・松坂弘・鷲尾酵一

"評論
「闇」への跳躍をめぐって小野茂樹と小中英之 天草季紅

巻頭作品21首 大島史洋

特別作品33首 小黒世茂・菊池裕


馬場あき子著「歌説話の世界」
石本隆一歌集「いのち宥めて」
佐藤通雅歌集「予感」
三井修歌集「軌跡」
吉川宏志歌集「曳舟」
恒成美代子歌集「小春日和」
白石トシ子歌集「かささぎ橋」
山下雅人著「久々湊盈子の風景」
宮野克行歌集「水の皮膚」
寺田陽子歌集「水の景」
さいかち真著「生まれては死んでゆけ」
戸塚園枝歌集「雨の砂丘」
今渕妙子歌集「瑠璃色の空」

朝日カルチャーセンター奈良教室「やさしい短歌」 森岡千賀子
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喜多弘樹歌集『さびしき蛞蝓』

2006年09月25日 | 新刊歌集・歌書

しなやかにして悩ましき素足もつをみなよわれはさびしき蛞蝓

 

混沌とした情念の渦巻き。セクシャルなイメージを伴って、頭の中に浮かぶ、思惟と哀歓。映像性のつよい個性が、訴えかけてくる。

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畑彩子歌集『卵 egg』

2006年09月25日 | 新刊歌集・歌書
畑彩子さんは微妙な感覚を托すに足るユニークな比喩にすぐれていた。題材や言葉、視点の面白さを求めて意欲的に詠ってきた作者だが、それがこの歌集でより深まったとすれば、子供を生んだ自負とその子育ての時間が、いっそう豊かな精神の贈りものをくれたことによるだろう。
都会的なファッション感覚に敏感な尖端性が、しだいに生む苦しみと歓びをもった女の生自体を社会的に捉えようとする方向をもちはじめている。(馬場あき子帯文より)
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松村正直歌集『やさしい鮫』

2006年09月14日 | 新刊歌集・歌書

声だけでいいからパパも遊ぼうと背中にかるく触れて子が言う

 

琵琶湖の疎水のほとり、豊かな時間のなかに棲む家族。若い父親の柔らかな孤独が、現場からのリアクション・・・・・・屈折・謎を孕んで見えかくれする。 定価:2940円判型:A5判上製カバー装装丁:花山周子

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加藤英彦歌集『スサノオの泣き虫』

2006年09月09日 | 新刊歌集・歌書
強張った世界の皮膚の奥を貫く言葉が涙のようにここに溢れる

静かに壊れていく現実の前で、コドクな言葉が歌となって逬しった。
それは戦いのようにも配送のようにも響くが、彼方とここ、父とわたし、映像の向こうとこちら、力をふるう側とふるっわれる側をつなぐスピードが、この地の血脈に似跡を刻みながら読み手へ届き、その先へ、どこまでも届こうとしている。

(川口晴美帯文より)

定価:2835円
装丁:花山周子
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