MOLE / 生きてる証拠の備忘録

継続は力なり、というので、
出来る限りは毎日書くつもりです、多分。

閏年のはなし

2016-03-01 23:30:07 | 日記
今年の2月は閏年で1日多かった。
4年に一度の閏年だけれど、世間は特に騒ぐ
こともなく、自分の中でも何も感じなかった。

けれど良く考えたら、今年は366日ある、
っていうのは不思議な話。

中学生の頃、母親に、366日の年があったら、
何百年も経ったら季節がズレるんじゃね?


って聞いたことがあったのを思い出した。
母親は、ズレへんよ、昔も今も夏は暑いやん。
と言っていて、全く的を得なかった。

塾の先生に同じ質問をしたら、

地球が太陽の周りを一周するのが
365日やと思ってると大間違いやぞ。


と言われて、自分で調べてみろ、
と指示をされたから、当時はネットも
当たり前ではなかったので、図書館で調べた。

柏原市立図書館で調べたのを覚えてる。

要するに地球の公転周期は365日ではなくて、
365.25日
だから、4年に一度、閏年を設けて
微調整をしている。って、本に書いていた。

なるほどなぁー。
どうやって調べたんやろー。
昔の人って凄いなぁー。
と、当時は感心して感動すらした気がする。

そして今年は閏年ってことで、
もうちょい詳しく調べてみたら、
正確には365.2422日、らしい。

だから例えば閏年がなかったら、
4年で1日季節がズレるわけだ。
100年で24日、1000年で240日ズレる。
正月なのにちょっと暑い、ってなる。

正確には、4年で0.9688日ズレるから、
4年に一度、1日増やしたところで、
微妙にズレるってことだ。

やっぱズレとるやんけ、オカン!

って思ったら、
実は閏年は4年に一度じゃなかった。

100年で割り切れる年、2100年や2200年は、
これは閏年じゃないことにする、らしい。

ただし100年で割り切れても、
400年で割り切れる年、2000年とか1600年は、
これは閏年ってことにする。らしい。

こうやってルールを決めたことで、
微妙なズレを調整して、何百年経っても、
夏は暑い、冬は寒い、という風に、
季節がズレないようにしている。

天文学者って凄いな。

というのを調べていて、
当時は図書館に走って行ったのに、
今はスマホで布団の中で調べられることに、
時代の進歩を感じると同時に、
今の子どもは簡単に情報や知識を得られるから、
それらを得た時の達成感とか、
感動が少ないのではないかと思った。


自分で苦労して調べるのが大事。
息子には、何か聞かれたら図書館で調べろ、
って言おうと誓った。

それにしてもうちのオカンは適当やったけど、
結果的には「ズレへん」で正解やった。
母は偉大やな。