MOLE / 生きてる証拠の備忘録

継続は力なり、というので、
出来る限りは毎日書くつもりです、多分。

パージ アナーキー(65点)

2016-02-21 23:30:01 | 映画

先日観たパージの続編。パージ アナーキー。

anarchy は、無秩序、とか、混乱という意味。
まさに無秩序な様子を表した映画。

超映画批評や一般のレビューでは、
高評価な作品ではあるけれど、
正直、自分は大したことないと感じた。

約3億円でという低予算で作って、
世界興行収入90億円という大ヒットを
記録した前作からスケールアップして
パワーダウンした感じ。

世界観設定は当然引き継いで、
一般家庭(金持ちではある)の家族が
パージの日にパニックになるという
シチュエーションスリラーから一転、
規模を拡大してパージが行われている
街全体にフォーカスしました、というもの。

まあ当たり前の展開というか、
2を作るならこうだよね、という感じ。

政治的な観点やパージ本来の目的が
少しずつ浮き彫りになってきて、
確かに興味は惹かれるものの、
それ以上でもそれ以下でもない。

迫力のある銃撃戦とか、カーチェイスなんか、
はっきり言ってこの映画には必要ない。

せっかく良い設定で勝負しているんだから、
もっとシチュエーションでやりきれば良い。
コリンファレルのフォーンブースみたいに。

「普通に面白かった」というレベル。
前作の方が面白かったのは新鮮だったからか。

ちなみに興行収入は前作を超えて110億円以上。
制作費は9億円らしい。
同じマイケルベイのトランスフォーマーが
150億円で700億円なので、
費用対効果は悪くないんかな。

3作目も制作中らしいけれど、
最早展開は予想出来る。

予想を超えてくれたらいいなと、
一映画ファンとして期待しています。

主人公達がさらわれて金持ち達の見世物に
されるところは良かった。ああいうのが欲しい。
ワンピースのシャボンディ諸島みたいだった。