主演はフッテージ、デイブレイカーの
イーサン・ホーク。男前！
経済が崩壊した後のアメリカで、
1年に1日(12時間)だけ、どんな犯罪も
許されるという法律が制定された。
それによって、失業率や犯罪率が
1%まで軽減され、経済が潤っている世界。
富裕層は完全防備で犯罪に備え、
貧困層は抗う術がなく、殺される。
ニュースの中で、
「明日はパージだよ！警戒してね！」
みたいな軽いノリの一幕があって、
その国の異常性が国民に浸透している様が
感じ取れるのが面白い。
主人公の家族は富裕層で、
「さあ今日はパージだからシャッターを
下ろしておこう。この家は完全防備だから
大丈夫さ！監視カメラで外の様子も見れるし
僕らは安全だね！ははは」
という感じで自分たちは大丈夫だと信じている。
しかし、
バカ娘の彼氏がコッソリ自宅に潜んでいたり、
バカ息子が襲われていた浮浪者を自宅に
招き入れたりして、お父さん大パニック。
そこから急転直下の展開へと突入していく
わけだけど、これがなかなか面白い。
もう少し設定を活かすことも出来たと思うけど、
90分で見せようと思ったらこれが限界なんかな。
設定はイキガミっぽい感じで良かった。
もっと猟奇的で破滅的な展開でも良かったけど。
それにしても、
パージでお隣さんに襲われて助かったとして、
翌日にどんな顔してお隣さんと会うんやろ。
一応、続編も見ようと決心した。