昨年7月に染めたT シャツを重ね染めして今年も着ようと思います。
柄部分を生かしたロウケツ染めを試みます。
ロウを溶かすのは、前と同じ器具です。

筆で柄の上をロウを置いていきます。
感性で筆を動かしていった方が味がでると思います。

染める条件です。
染料 Sumifix Yellow GR
染色濃度 owf 3%
ソーダ灰 20g/L
芒硝 50g/L
浴比 1:30
染色温度 40℃ 恒温法
T シャツの重量は、160g ですので、浴は、4.8L です。
染料・薬品を計量します。
染料 4.8g
芒硝 240g
ソーダ灰 96g 分割投入しますので、5g, 14g, 77g に分けます。
鍋に、水を入れ40℃にします。
染料、芒硝を溶かします。
芒硝は、溶けにくいので、分割投入せず、最初に溶かす方法で行っています。
T シャツを入れます。ムラなく染液が染みこむようにします。
20分キープ後、10分ごとにソーダ灰を投入します。
ソーダ灰投入後60分キープします。

電熱ヒータは、熱量無段階調節タイプなので、オンオフ操作なしで温度を一定に保てます。
染めた後は常温で水洗し、乾燥します。

2回目のロウ置きです。

2回目の染めです。
染料 Remazol Blue R
染色濃度 owf 0.5%
染料濃度に応じて薬品量も変えます。
ソーダ灰 10g/L
芒硝 20g/L
染料・薬品を計量します。
染料 0.8g
芒硝 96g
ソーダ灰 48g 分割投入しますので、3g, 7g, 38g に分けます。
ソーダ灰投入後、30分キープします。

染色後水洗し、アルカリを落とします。
ソーピングで煮沸しますのでアルカリが残っていると染料が脱落します。

煮沸して、反応染料のソーピングと脱ロウをします。

脱水し、乾燥します。

久しぶりの染色で、楽しかったです。
また、色々な染めに挑戦していきたいと思います。
ニットのロウケツは、クラックができませんでした。
硬いロウを使えばできるかもしれませんが、湯洗いでの脱ロウができなくなると思います。