703 ~NAOMI’s Room~

セックスと嘘とビデオテープ/1988

「セックスと嘘とビデオテープ」1988年/米


このパッケージの紫がかなり好み♪


監督/脚本: スティーブン・ソダーバーグ
撮影: ウォルト・ロイド(撮影)
製作:ロバート・ニューマイヤー
音楽:クリフ・マルティネス

出演:ジェームズ・スペイダー、アンディ・マクダウェル 、
ピーター・ギャラガー 、ローラ・サン・ジャコモ


オーシャンズ11のスティーブン・ソダーバーグの長編デビュー作。
26歳(?)で監督も脚本も手掛けていることに驚き!!
しかもカンヌ国際映画祭、最高賞グランプリ!



内容的には、簡単にこんな感じ。

セックス恐怖症&妄想癖で精神科に通う妻
(アンディ・マクダウェル)と、
不倫夫(ピーター・ギャラガー)の仲は表面だけの関係で、
実際はうまくいっていない。
不倫相手は、破天荒な性格の妻の妹。

ある日、夫婦の家へ夫の学生時代の友人が訪ねてくる。
昔はかなりの嘘つきだった彼だけど、今は本当に実直な男。

しかし彼もまた心に深い闇を抱えていて、
女性にセックスに関するエピソードを取材し、
ビデオテープに収めるという趣味がある。
いやらしい感じは皆無で、単に話す姿をビデオに撮るだけ。

妹も姉もそのビデオテープ取材に答えるうちに、
心の底に潜んでいた本当の自我が目覚めていく。

「セックス」「嘘」という現実社会を生きる上で
避けては通れない、というか人の心の中に秘めがちな
2つの対象を、「ビデオテープ」によって投影する。




これを観て自分が強く感じたのは、
「バカ正直に生きたい」ということ。

人の気持ちを伺うことや気を遣うことが
苦痛で仕方ないのは、
相手の本当の気持ちではない感情、
大まかに言ってしまえば「嘘」
(それだけにはないにせよ)に怯えてしまっているから。

人への信用とか自分の存在とか一人で考え込んで、
自分で自分を苦しめていたのだな、と今は思う。

他を恐れず、自分がバカ正直に生きる。



映画、本問わず、
やっぱり心理描写が多い作品に惹かれる。




余談だけど、こんなにかわいらい雰囲気だった
ジェームズ・スペイダーが、


20年たつと、佐野史郎に見えてしまうから、


月日がたつのは怖いなーと。

こういう顕著な変化は男性の俳優に特に多いけど。



映画の一言。
「どこまで「嘘」と言えるのか。」




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