goo blog サービス終了のお知らせ 

703 ~NAOMI’s Room~

何の決まりもない、好き勝手なNAOMIの部屋

「恍惚」2003年

2013-12-29 00:40:35 | MOVIE
「恍惚」2003年/仏
原題: NATHALIE...



監督:アンヌ・フォンテーヌ
脚本:アンヌ・フォンテーヌ、ジャック・フィエスキ 、フランソワ=オリヴィエ・ルソー
音楽:マイケル・ナイマン
出演:ファニー・アルダン、エマニュエル・ベアール、ジェラール・ドパルデビュー


ーーーーーーーーー
突然エマニュエル・べアールを観たい衝動に駆られて、この作品を選んだ。

彼女は、初めて「美しき運命の傷跡」で観たときは、
そこまで好きな女優さんではなかった。
ただ独特な存在感だけが際立っていたという記憶。


ただ、「8人の女たち」で再びお目にかかり、
その後もフランス映画をかじる度に、彼女の表情と名前を観る機会が多く、
次第に気になる女優さんになっていった。


今回は、「8人の女たち」でも共演しているファニー・アルダンとの再共演作品。

カトリーヌ(ファニー・アルダン)は、夫の浮気を知ったショックから
衝動的に会員制クラブの扉を開け、
娼婦のマルレーヌ(エマニュエル・べアール)と出逢う。

マルレーヌの、美しく妖艶で底知れぬ魅力を認めたカトリーヌは、
夫を誘惑しその後の進展を報告するようマルレーヌを雇うことに。



その後二人は頻繁に会い、その度にマルレーヌはカトリーヌへ
彼女の夫との情事を報告する。

嫉妬心なのか、憎悪なのか、それらとは異なる“情”なのか
理解できない感情を抱えながらも
カトリーヌはその“報告”を聞くためマルレーヌとの時間を重ねる。



けれど、当初とは異なる思いがけないところでも、
もう一つの感情が重なろうとしていた。



エンディングは、私が心底期望んでいた通りの展開へ。

ただこれは観る人によって捉え方も違うのだろうか。


痺れるほど美しく精神的な女性の本能。
描き方もフランス映画らしく気品があり、
震えるほど濃厚で繊細な官能美。

今、こういう映画を観たかった。


さらにエンディングの音楽が本当に美しく、
この映画の奥深さが心にずっと残る旋律だった。


エマニュエル・べアールに思い切り酔える作品。


映画の一言。
「女の恍惚とは。」


映画 ブログランキングへ

「明日の私に着替えたら」2008年

2013-12-15 18:28:43 | MOVIE
「明日の私に着替えたら」2008年/米
原題:THE WOMEN



監督:ダイアン・イングリッシュ
脚本:ダイアン・イングリッシュ
音楽:マーク・アイシャム
出演:メグ・ライアン、アネット・ベニング、エヴァ・メンデス、デブラ・メッシング、ジェイダ・ピンケット=スミス


ーーーーーーーーー
富山への取材帰り。
ここのところすごく疲れきっていて、元気になる映画が観たかった。
そしてチョイスしたのがこれ。

メグライアンは現在52歳。当時48歳。
最近はプライベートを謳歌しているらしくあまり見なかった。

でもやっぱり可愛い女性。
意外と「ユー・ガット・メール」以来だった。



夫の不倫を機に、女友達や家族、そして自分の夢について
考え、実行に移して行く過程がおもしろかった。

「あなたは誰?」「一番大事なものは何?」

という問いに、自分も改めて考え直したい。


映画の一言。
「 ”WHAT DO I WANT?」


映画 ブログランキングへ