703 ~NAOMI’s Room~

「デブラ・ウィンガーを探して」2002年

観た順番が前後してしまうが、
最近はエマニュエル・べアールが好きすぎて
彼女が出ている作品を根こそぎ鑑賞している。

先日は「嫉妬」を観てさらに好きになった。
この作品の感想はまた後日書くとする。


今回は、そのエマニュエルも出演している
ドキュメンタリー映画。

「デブラ・ウィンガーを探して」2002年/米
原題:Searching for Debra Winger



監督:ロザンナ・アークエット
出演:パトリシア・アークエット、エマニュエル・ベアール、ケリー・リンチ、ウーピー・ゴールドバーグ、グウィネス・パルトロー、メグ・ライアン、ローラ・ダーン等34人の豪華女優。


ーーーーーーーーー


Lの世界にも出演していた女優のロザンナ・アークエットの初監督作品で、
なんと、34人もの女優にインタビューを行いながら、
「女優業と母親業の両立」をテーマに、
監督自ら自分探しの旅を行うというもの。

しかもその女優というのが本当に豪華。
挙げるときりがないけど、私が好きな女優さんだと
エマニュエルべアールはもちろん、
グウィネス・パルトローや、メグ・ライアン、
これまたLの世界出演のケリー・リンチなどなど。



だいたいが40代以上の女優さんで、
母親として、女優として、女性としての3役を担う苦悩や魅力などを
素の言葉で語っているのがすごく新鮮。

インタビューの場所は、女優が待機するホテルだったり、
ランチの場だったり、女子会のパーティシーンだったり。



さらにLの世界の大ファンだった私は、
ロザンナ・アークエットとジェニファー・ビールズが
再会のハグをしたシーンに興奮した。


ここまで女優さんの素の姿や言葉を感じられるのは珍しい。
監督が女優さんだからこそのネットワークが生んだ作品。

数々の本心の言葉には、心に残るものや興味深い話、
納得できる話、勇気をもらえる話がたくさんあった。

その中の一部を挙げると、

・何をするにも情熱が大切。
これがないと朝も起きられない。

・仕事も家庭も趣味も全て楽しむ。
どれか一つに熱中しすぎるとバランスが崩れる。

・人間は小さいから、大きなものを信じる。

・何かする時は、品位や誇りなど、
信条・信念を貫けるなら良し。

・演じられる役柄の数は、
男優は7~10に対して、女優は1~3。

・整形手術をしないのは、
自分の歳が、顔に刻まれるのを見たかったから。

・尊敬する人物と々レベルになれるよう努力する。
そしてその人物に「あなたもすごい」と言わせる。

など。

そして、ロザンナ・アークエットが聞きたかった、
映画のタイトルにもなっている、
デブラ・ウィンガーが女優界を突如引退した理由については、
この言葉が印象的だった。

「ノー」ではなく、「イエス」のため。




豪華な女優の「ここだけの話」を聞けて、
印象深い言葉を聞けて、作品もとても意義があって
すごくおもしろい映画だった。

各女優名のクレジットを
ミラーに口紅で書いてもらったのも、
女性監督ならではで素敵だった。


ロザンナ・アークエットのような創造性豊かな女性監督の作品が
もっと発表されたらいいな。



映画の一言。
「女たちは、自分が確率されている。」

 

 

 

 



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