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703 ~NAOMI’s Room~

何の決まりもない、好き勝手なNAOMIの部屋

「Bound」1996

2009-09-26 21:04:02 | MOVIE

シルバーウィーク中には、たくさんの映画を観た。
中でも一番魅力的でおもしろく、大好きな映画になった「Bound」について。



バウンド(原題:BOUND)

製作国:アメリカ
監督脚本・製作総指揮:アンディー・ウオシャウスキ―、ラリー・ウオシャウスキ―
出演:ジーナ・ガーション、ジェニファー・ティリー、ジョー・パントリアーノ


ジャンルは、普段あんまり観ないクライムサスペンス。

5年の鑑別所生活を終え、マンションの配管。内装工事の仕事をすることになった盗みのプロ、コーキーと、マフィアの情婦、ヴァイオレットは、自宅マンションのエレベーターで運命的な出会いを果たす。

コーキーはタンクトップや革ジャンの似合う男前タイプ。ヴァイオレットは色気ムンムンでめっちゃ着飾ってる女王様タイプ。
全く異なるタイプの二人の女性は直感的に惹かれ合う。一目で恋に落ちる、というロマンス的な感じではなく、互いに運命的なものを感じる、という二人の表情がまた良い。

奇跡的に部屋はお隣同士。「イヤリングが水道管に落ちた」とヴァイオレットは計画的にコーキーを部屋へ呼ぶ。
ヴァイオレットはコーキーを誘い、コーキーもそれに応える。このシーンは女の私から見ても官能的でかなり好き。
結果的に二人は女の絆で結ばれる訳だけど、その絆がマフィアから200万ドルを盗むという、究極に危険な賭けを決行させる。
本当に信頼し合っていないと無理な計画。
いつどこでどちらかが裏切るか分からない。コーキーの5年間の鑑別所生活も、当時の相棒に裏切られたためだったし。

コーキーの巧みな計画を、説明と映像を同時進行のように見せる時間構成は、すごくハラハラさせられた。

それにこの映画で重要なのが「壁」。
二人が住むマンションの壁はすごく薄くて、隣の部屋の物音がモロに聞こえてしまう。
例えばヴァイオレットは、コーキーの排水工事の騒音を注意しに来たし、コーキーはヴァイオレットの仕事による物音が聞こえたと攻めるシーンがある。

二人が電話しながら、部屋の壁に手を当てるシーンがあるんやけど、その壁紙のチョイスが◎。
コーキーの部屋はかなり淡白な感じなのに、壁紙だけはヴァイオレットの存在を象徴する華美な赤の花柄で、ヴァイオレットの部屋の壁紙はコーキーの存在を象徴する無機質なグレー。
しかもこの時、真上からのカメラワークで二つの部屋の壁を挟んで二人の絆を確認するシーンはかなりお気に入り。

二人の絆は、この薄い壁のように儚くて危ういんやけど、それが結果的に二人の作戦がばれるきっかけになってしまう。
作戦決行中にヴァイオレットは隣の部屋のコーキーに助けを求める電話をするんやけど、それをマフィアのシーザーに見られて「誰と話しとんねん!!」とリダイヤルされてしまう。
そしたら隣の部屋から電話の音がする、というもの。超ハラハラ。
このシーンの電話線を追うカメラワーク最高。電話線がねじれてるところは、カメラもその通り動く。


それ以外でも、本当によく考えられていて芸が細かく、カッコ良く、スリリングでおもしろかった!
全体通して、情景描写は最小限に抑えられてる。人が歩いてるシーンさえないし。。。
登場人物の生活感も全くない。食事してるシーンとか部屋の中に洗濯物とか絶対ないし。
でもこれらが逆に二人の存在感を浮き出さしてると思う。
ほとんどアパート間のやりとりオンリーのアナログな感じも良い。

それに色にもめちゃこだわってると思う。主に黒とかグレーの暗い映像なんやけど、二人が出会うエレベーターが真っ赤だったり、ヴァイオレットが真っ赤なドレス着てきたり、白い便器に拷問の血液とか。。。色彩が印象的。


マフィアの金を奪うってゆう王道アクションを、レズビアンっていうマイノリティーに設定したのも、世の中の片隅での出来事を描いてるってゆう感じでリアル。

あとから調べたら、あの「マトリックス」のウォシャウスキー兄弟の監督デビュー作やった!!!
無駄にカメラワークに凝ってる感じが逆に好き。自信満々な感じ。
なんせ、本当におもしろい作品だった!最後まで常にハラハラ。一瞬も見逃したくない感じ。

これだけ私がハマったのは、キャストの演技が魅力的すぎたってことも絶対影響してる。

コーキーを演じたのはジーナ・ガーション。

もう大ファンになった。彼女はこの映画の前に「ショーガール」ってゆうエロいだけで評判最悪だった商業映画にも出たらしく、主役の女優や監督はハリウッドから干されたのに、彼女だけが評価されてこの「Bound」の主演役を獲得してる。
それだけ実力があるってことだろう。

この映画のコーキー役でも、表情や視線、細かい動作一つ一つかなり印象的。チャームポイントのアヒルみたいな唇も魅力的。
当然「Bound」の演技も大いに評価されて、「フェイス・オフ」にも出演。その後も「ブラック・ホワイト」などで主演級の役をゲット。でもやはり彼女の魅力が最大限発揮されてるのは、この「Bound」と「ショーガール」「フェイス・オフ」の3作品らしい。近々「フェイス・オフ」観よー。

ヴァイオレット役は、ジェニファー・ティリー。

彼女の舌足らずで棒読みなしゃべり方&アニメ声は、最初は何やねん!!と思ったけど最終的にはこれがヴァイオレットってゆうキャラを存分に盛り上げる要素になってる。何考えてるか分からん感じとか。
彼女は最初コーキー役を希望してたらしいけど、ヴァイオレットでしょー。絶対。妖艶でハマり役だと思う。
それにもともとの強かさじゃなくて、必死な強かさが良いやん。

あらゆる面で対照的な二人だけど、最後のシーンでコーキーがヴァイオレットに「私たちの違うところって何かある?」的なこと聞いて、ヴァイオレットが「No」コーキーが「Me neither」と答えるとこ最高。

よく考えればまたレズビアンものにハマってるやん。ゲイに比べてレズって美しいイメージやから絵として好きやねん。
それにいたってノーマルな私がこれだけハマれるのは、そこに存在する女通しの強い信頼感とか、仲間意識とか、絆とかそういう何気ないけど難しい人間関係に惹かれるからなんやろうな。



そして結果言えること。
私のハマり性はハンパないなー。

 

 

 






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9.26.SAT

2009-09-26 19:28:47 | DIARY♪
昨日は某家電メーカーの新モバイルツール発売イベントの仕事で東京出張だった。
前日から東京オフィスへ前入りして準備。
夜はディレクターにごはん連れてってもらいホテルチェックインは3時頃。
翌朝6時半にオフィスへ入り、配布するうちデザインのクリアファイル+チラシ1500枚(段ボール5箱)と幟をtaxiに乗っけてそれぞれの担当場所へ。
私の担当エリアは新橋SL広場前。
朝、昼、夕の時間帯戦略。全てが企画書あってこそ。
芸能プロダクション所属の女の子3名(きっと年上)とディレクターさんは皆良い仕事をしてくださった。

炎天下の下疲れたけど、やりきった感満開だった。
新橋、新宿、有楽町、大阪間のリアルタイムレポートも状況知れて良かったし。

ただ、オフィスへの帰り、駅前の道がめちゃくちゃ混んでて、最終新幹線ギリギリに。
0時頃大阪着いて、またごちそうになり、3時頃帰宅。

来週も同じイベント2回目。がんばろ。



シルバーウィークに観た映画たち

2009-09-26 18:37:37 | MOVIE
シルバーウィークにはたくさんの映画を観貯めできた♪
記録に残しておく。


「セクシャリティ」2006 米


クリスタナ・ローケン主演ということで観てみたけど、完全ハズレ。
主な登場人物は、美しき女性カメラマン・ゼファー、詩人を志す女性エリー、エリーの恋人チェイス。
それぞれに過去にトラウマを持ってて、その満たされない心を酒、ドラッグそしてSEXで埋めようとする。
でもその行為は、彼らの絶望への未来へ繋がる・・・

全体的に意味分からん映像がごちゃごちゃ入って来て、混乱。
ストーリーに繋がりがあると思えない。
全くおもしろくなかった。こんなの久しぶり笑
完璧にクリスタナ・ローケンの話題にのっかっただけ。
二度と観ないだろう。


「きみに読む物語」2004 米


小説を映画化した純愛物語。
アルツハイマーによって想い出を失ってしまった老女・アリーのもとを訪れる老人・デュークは、17歳の彼女が過ごしたひと夏の物語を彼女に読み聞かせ始める。実は二人は夫婦。その物語はアリーとデューク自分たちの過去の実話。

デュークは彼女になんとか自分たちのことを思い出して欲しくて、何日も何日も読み聞かせる。
そして衝撃のラストシーン。ほんと、泣けた。。。。
良い映画だなーっとほんわかできた映画だった。


「スノーエンジェル」2006 米

学校で出会った女の子と恋に落ちていく両親不和の高校生、ある不幸な出来事をきっかけに崩壊していく一家、対照的な2組の男女の行方と哀切を描いたヒューマン・ドラマ。
誰もが抱えるストレスを、閉鎖的な狭い町での出来事として表現してる。
引き込まれはしたけど、残ったのは悲しさだけ。
でもケイト・ベッキンセイルのシリアスな演技は好きだった。


「BOUND」1996 米

マトリックスのウォシャウスキー兄弟の監督デビュー作。
盗みのプロ、コーキーとマフィアの情婦、ヴァイオレットが、互いの愛を信じてマフィアから大金を盗むため、巧妙な計画を実行するクライムサスペンス。
演出、カメラワーク、俳優の演技。。。等
最高に魅力的。
もう傑作。本当に傑作。書きたいこといっぱいだから別にレビューを記す。





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9.21.TUE

2009-09-21 18:23:07 | DIARY♪
シルバーウィークは、本当は泊まりで一人旅に行きたかったけれど、あまりのお金の無さで断念。
でも、やっぱりどこか行きたくて自然と触れ合いたくて、超近いけど旅気分を味わえる高槻の摂津峡へ。



高槻駅から市バスで15分ほどの「塚脇」という駅で下車。
田んぼの緑が本当に綺麗で見とれてしまった。





摂津峡公園は、あまり山の深い所へは行かなかったけれど、とても綺麗でみんなBBQをよくするみたい。


帰り、川で白い鳥が水浴びしてた。


たくさん歩いて超いやされた。
今度は泊まりでどっか行くぞ!!

果物採集

2009-09-15 02:19:40 | DIARY♪
危険から守り給えと祈るのではなく、
危険と勇敢に立ち向かえますように。

痛みが鎮まることを乞うのではなく、
痛みに打ち克つ心を乞えますように。

人生という戦場で味方をさがすのではなく、
自分自身の力を見いだせますように。

不安と怖れの下で救済を切望するのではなく、
自由を勝ち取るために耐える心を願えますように。

成功のなかにのみあなたの恵みを感じるような
卑怯者ではなく、失意のときにこそ、
あなたの御手に握られていることに気づけますように。

(ラビンドラナート・タゴール『果物採集』より 石川拓治訳)



今日は何を勘違いしたのか、一時間間違えて8時に会社に着いてしまった。
行ってから気付いた。

9.13.SUN

2009-09-13 22:20:26 | DIARY♪
今日は遅めのランチを近所で。

入ったのは、東三国と新大阪の中央くらいにある、「catteria cloud nine」 : キャッテリア クラウド ナイン


昭和モダンとアメリカンミッドセンチュリーを融合させたようなカフェで、私が大好きなインテリアテイストだった。

アンティークに囲まれてる感じ。テーブルはミシン台を改造していたり、お皿やグラスもレトロで超かわいくて素敵だった。
それにグラス置き(名前ど忘れした)に、海外のレトロなCDディスクを使っていたり、素敵。たくさんの書籍も置いてあって、色々見せてもらった。
メニューはベジランチを頼んだ。オカラや鶏肉とタマネギの煮物など、健康的でかなりおいしかったー。

実はココ、猫カフェ。入るまで全く気付かなかったけど、カフェスペースと猫スペースが扉一枚で仕切られてて、猫スペースにはニャンコがたくさん♪二階にも繋がってて、ニャンコを撫でながら読書ができるみたい。



スタッフさんも良い方で、また行きたいなー。
次は猫カフェスペースに行ってみよう。

今日の一言。
「また一つ見つけた」

9.12.SAT

2009-09-13 19:13:00 | DIARY♪
金曜日、先輩にごはん誘ってもらい、新地に新しくできたマツケン食堂ってゆうワインを沢山置いてるダイニングへ。
もともと新地で串焼き&ワインの店をやってた方が独立されたかなんかで、
オーナーは本格的なソムリエらしい。


前菜盛り合わせの玉葱のキッシュや北海道の牡蠣を使ったグラタンがかなり美味しかったー。
ワインも飲みやすいものを選んで、いくらでもいけそうなくらい美味しかったー

2件目は堺筋本町のお店へ。結構お腹いっぱいだったから飲みだけで3時頃までねばってた。
久々に結構酔ったな。有り難い。

ホント、先輩や同期皆に言えることだけど、考え方が勉強になる。
的を得すぎてズシンとくることが多いけど、知らないままよりかは随分いい。

ただずっとモヤモヤしてる一番基本的なことが、いつになっても解決しないような気がするのは何故だろう。
今まで随分気持ちやモチベーションは変化したけど、気持ちの持ち様だけでは変えられないことってあると思う。現に変わらないから。
時々耐えられないくらい、奥の方が苦しくなる原因はいつもそこ。

一体どこでどんな風に得られるのか…
いつでもそのことで頭がいっぱい。

今日の一言。
「変えられない自分」

9.1.TUE

2009-09-01 23:08:39 | MUSIC♪
長らくブログ更新できてなかったな。
お盆は一人旅(松江)に行ったり、最近も大学の友達と会ったり、色々残したいこといっぱいあったのに。

旅の日記はまた今度絶対書くとして。

今日はBKネタで。
だってBK Projectの詳細が今日明らかになったから。


YUKIが歌を封印し、プロデューサーになって第一弾のコラボアーティストが決定。
なんと20歳の少女。国籍アメリカ。

「BECCA」


名前も初めて聞いたけど、歌唱力合格。
サマソ二出演歴あり!!!
ジャンルもガールズロックで嫌いじゃない。

なんかアイドル的な子ばっかfeat.して、形的にm-floみたいになったらイヤやなって思ってたけど、
この感じだと大丈夫そう。

新曲もオケ部分はYUKIが制作したらしいし、期待大。
キラーチューンやから、BECCAの声質にぴったりやと思う。

YUKIの声が聴けなくなるのは残念やけど、YUKIの代わりにふさわしい声質やと思う。
どことなく似てる。

BKの二人が直接、かなり長文の英文レターでラブコールしたらしいし、それだけの才能なんだろう。

11月が楽しみ。


最近の超ダークな心が少し晴れた感じ。


今日の一言。
「やっぱこれだね~」