703 ~NAOMI’s Room~

人として惹かれる人

先日、久しぶりに美容院へ行った。

その美容院は家の近所にあるため、店の前を通る度に気にはなっていたのだけれど、
1年前にたまたま時間ができて初めて訪れて以来、今回で3度目の訪問だった。

毎回担当してもらうのは、20代半ばくらいの女の子。

見た目はいかにも今風という感じ。

その日も、古着風のワンピースを自分らしく着こなし、
髪はピンク色に染めていて、若い美容師さんならではのおしゃれでこなれた雰囲気を醸し出していた。

本来、私はこういう感じの女性を指名することは、まずない。

理由は、自分でもうまく言葉にできないのだけれど、
年下の女性と関わる機会があまりないため単純に接し方がわからないというのと、
いま一番、日本の文化や流行を引っ張っている若い世代を、少し恐れて?いるのだと思う。

たかが10歳ほどしか歳は離れていないのに、自分とは違う人種に見てしまうというか。


よくわからないのだけれど、とにかく苦手意識をもっている。

彼女の印象

そんな私が、敢えて彼女に髪と時間を委ねる理由。

それは、紛れもなく彼女に魅力?を感じているからだと思う。
(美容師としての技術面に満足しているのは大前提)

ただし、どこが魅力かと問われたら、これまで自分でもよくわからなかった。


私から見た彼女の印象は、

見た目に反して話し方や受け答えが驚くほど落ち着いていて、
会話でも大きなリアクションをすることなく、とにかく「淡々」としている。

クールといえば聞こえはいいけれど、悪く言えばどこか冷めているような印象さえ受ける。

かと思えば、全然おもしろおかしい話をしたつもりがない時に大笑いをしたり、
あるキーワードに対して食いついて突然饒舌になったりする。

私としては不意をつかれて新鮮な感覚になり、へ〜この人はここで笑うんだとか、
意外なテーマに興味があるんだと、冷静に観察してしまう。

彼女に“ハマる”となぜか嬉しくなる。でも私には、彼女に“ハマる”モノコトは、全くわからない。



惹かれる正体

こういう感じの人は、他にもいる。

こういう感じの人に出会った時、私はいつも、興味や関心を抱く。
その感覚は、人としての魅力、人としての好意につながる。
ではこういう感じの人ってどういう人なんだろうか。

最近になって、ようやくひとつの答えが出た。

私が惹かれるのは、自分の感情や感覚に正直で、嘘なく純粋な気持ちで過ごしている人。

つまり「自分軸がぶれない」人。他人に対しても、自分に対しても。
私はこういう人に強く惹かれる。

考えてみれば、なんとなく好きだなとか、魅力的だなと思う人は、みんなこのタイプ。

美容師の彼女も、たとえ私がお客さんであろうと、
会話を盛り上げるために無理に話を広げたり、大げさなリアクションをすることはない。

逆に言えば、そういうことをする必要がないくらい、自分が確率されている。

常に自分のペースで自分の感覚で接することができる人。そんな人に、とても惹かれる。

きっと、私はこれがうまくできていない。
だからこそ、余計に惹かれるのだと思う。潜在的にそうなりたいと感じている。

自分にない部分をもっている人に、強く、惹かれる。

そういう人と出会ったら、今回のように、自分のことを考えるきっかけを与えてもらえる。

だから恐れず、自分から近づいていく。

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