703 ~NAOMI’s Room~

「彼女たちの時間」2001年


エマニュエルべアール主演の映画を立て続けに二本観た。

そのうちこちらは、DVDを購入したもの。
どうしても観たかった。

「彼女たちの時間」2001年/仏
原題:La Repetition




監督:カトリーヌ・コルシニ
出演:エマニュエル・ベアール、パスカル・ブシェール、ダニー・レヴィ...
脚本:カトリーヌ・コルシニ 、 マルク・シリガス

ーーーーーーーーー

女優を目指していた幼なじみの2人の女の
残酷な愛、友情の話。

ナタリー(エマニュエル・べアール)とルイーズ(パスカル・ブシェール)は
幼い頃から共に女優を目指す、仲の良い友達だった。

けれど思春期の頃から、次第にナタリーだけが、
演技、恋愛面で才能を発揮しはじめ、

ルイーズはそんなナタリーを誇りに思うと同時に、羨み、
それ以上のどうしようもない感情をいだくように。

そんなルイーズの想いも関係してか、
些細なことがきっかけで、二人の友情は壊れ、絶好という道を歩む。

ルイーズは、どうしようもない苦しみから、自らの手首を切る。



10年程の時間が経ち、二人は偶然再会を果たす。
一緒に夢を追いかけていた二人の環境は、全く違うものになっていた。

ナタリーは、夢であった女優の道を順調に進んでおり、
美貌、知名度共に申し分のない女性になっていた。

一方のルイーズは、女優の道を諦め、
結婚もして地方でおだやかに暮らしていた。

絶好をしていた二人の関係は、再会を機に急速に巻き戻され、
仲の良い女友達に戻ったかのようだった。

しかし、ルイーズの想いがお節介となって現れてしまった
ある行動を原因の一つとし、
二人の関係はまた良くない方向に。

かと思いきや、それが原因で恋人にも出て行かれたナタリーは、
ルイーズをまた呼び寄せる。

手首を切った理由を打ち明けたルイーズとナタリーは、
互いの友情?愛情?を確かめ合うように
衝動的に、一夜を共にする。

以前とは異なる形で、関係を修復したかに見えた二人だけど、
翌日にはまたナタリーはルイーズに冷たく接し・・・。






原題でもある「La Repetition」。
「稽古」と、もう一つの意味「繰り返し」のように、

二人の関係は何度も繰り返され、、、

最後には、もう繰り返されることのない、
「永遠の終わり」を意味するラストシーンで幕を閉じた。






フランス映画特有の、
精神を揺さぶるようなストーリーと人間の心理の描かれ方が、
深く心に迫ってきて、切ない。。
大好物。。。


何度も観て、感じたい映画。
購入して本当によかった。


エマニュエルべアールは、
果てしなく魅力的だ。



映画の一言。
「女の友情と愛情、そして憎悪は表裏一体。」


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