703 ~NAOMI’s Room~

2017 群馬 一人旅

7月15日(土)~17日(月)
二泊三日 群馬の旅




久しぶりの一人旅。
ここ最近は、引っ越しや結婚式の準備に追われて、旅どころではなかった。
5月に式を終えて落ち着いたいま、満を持して旅に出た。

行先は、群馬。

近畿圏は、全県、訪れたので、これから目指すのは【関東圏コンプリート】。


 

 





1日目【7月15日(土)】
新宿 ⇒ 伊香保温泉 ⇒ 竹久夢二記念館 ⇒ 水沢 ⇒ 渋川







代休をとって、9:05【新宿バスタ】発のバス「上州ゆめぐり号」で出発!

上州ゆめぐり3号/新宿・東京⇔伊香保・草津(上州ゆめぐり号)/2,570円

13:00/伊香保温泉

本来なら2時間半で【伊香保】に到着する予定が、さすが三連休の初日。
渋滞で1時間遅れ、12時50分頃、伊香保温泉に到着!






伊香保のシンボルでもある【石段街】。
想像以上に、ひっそりとしていて、昔ながらの温泉街という趣き。





この石段は、全部で365段。とにかく暑くて、数段上っただけで、汗だくに。
ただし、先日購入した「Anti Soaked」のおかげで、グレーのTシャツでも余裕のよっちゃん!w




石段の両側には、お土産屋や旅館が軒を並べている。射的などの懐かしいゲーム場もあった。




最上段には、伊香保神社。開放的な展望場もあった。





15:00/水沢うどん街道

14:20群馬バスで、水沢へ移動。
「大澤屋」で日本3大うどん【水沢うどん~】!




基本的に、一人旅ではお昼ごはんにはあまりお金をかけないのが私の旅の鉄則だけど、今回は奮発して、舞茸の天ぷらが付いたメニューにした。

讃岐うどんほどコシはなく、ツルツルと食べられる心地よい歯ごたえ!
それに舞茸の天ぷらは、ボリューム満点で、衣もさっくさくで本当に美味!


とってもおいしかった~。
おなか一杯になったところで、再度群馬バスに乗って、「見晴下」で下車。




16:00【竹久夢二記念館】


たけひさ

あまり詳しくは知らないけれど、以前からレトロな絵のテイストが好みで、美術館などで絵葉書を購入したりしていた。夢二と伊香保は深い縁があり、夢二は伊香保・榛名の景色をこよなく愛したという。


たけひさ

館内を観て回る前に、10分ほどのムービーを観た。

夢二が伊香保に来るきっかけは、伊香保に住むある少女が、
「夢二先生らしき方を伊香保で見かけた」という内容の手紙を送ったからだそう。

夢二は少女への返事に、可愛らしい手紙へのお礼と「それは私ではないが、いつか訪れる」旨を綴ったらしい。

館内には、代表作「黒船屋」をはじめ、
たくさんの美人画や着物の絵柄、水彩画、装丁デザインなどがリズムよく展示してあり、見ごたえ抜群だった。

インテリアも、THE大正ロマン!という感じのクラシカルな雰囲気で、とっても素敵。

そして何より、館長や、竹久夢二の研究者の長田幹雄さん等が、
氏への想いや、記念館開館の感慨を文章で記していて、その内容が興味深かった。

一番すてきだと思ったのは、恋人(笠井彦乃)と寄り添う夢二自身を描いた絵画。

夢二と彦乃は、周囲の反対から好きなように付き合うことができなかったのか、
互いを【山】【川】という合言葉で呼び合っていたらしい。

その絵では、夢二は遠くに佇む【山】を見つめ、彦乃は足元に流れる【川】を見つめている。
その様子と背後から見た表情が切なく、すごく心に残った。

閉館間際の17時ギリギリまで鑑賞し、その後バスに乗って、今晩の宿がある渋川駅へ。





渋川駅は、伊香保温泉の主要駅ということで結構大きな駅を想像していたけれど、
意外とこじんまりしていて、周辺も想像よりさびしい感じ。


19:00 晩ごはん探し

ホテルで少し休憩した後、晩御飯の店を探しに出かけた。
それがそれが、なかなか目ぼしい店がなく、かと言って
チェーン店やファミレスで妥協することはどうしてもできなくて、結局1時間以上歩き回った。


その甲斐あって、ついに好みの酒処を発見!
「酒処くろ」。

女一人と言うと案の定、少し意外な顔をされる。

カウンターは満席だったので、テーブル席に案内してもらう。
そこで、ビール・冷やしトマト・なめこおろし・ししゃもをオーダー。

たくさん歩いた後だったので、美味しすぎて、本当に幸せを感じた。



ししゃも




2日目【7月16日(日)】
渋川 ⇒ 沼田 ⇒ 吹割の滝 ⇒ 高崎



翌朝は、少し寝坊。10時ギリギリにチェックアウト。
渋川駅から沼田駅への電車が1時間に1本しかなく、約50分間ホームで読書して、10時49分の電車に乗る。


11:00 沼田駅


沼田駅に着いたら、今度は運良く、11:20 初のバスに乗車。
白人と黒人の可愛い女の子2人が、ヨガマットを持って乗車していた。
まさか、滝の近くでヨガでもするのか・・と興味がわく。


12:00 【吹割の滝】 
約50分の乗車を経て、ようやく到着!滝までは遊歩道になっていて、民芸品などのお土産物屋が並んでいる。



山道を抜けて、突如、視界に現れる滝~~!!




ダイナミック!「吹割」というネーミングだけあって、
パックリと(バッグリという感じ)開いた岩間から、水しぶきが噴出している。



滝はかなり広い範囲に続いていて、少し歩くと、また趣きが違う横幅の広いパックリ。




滝の見物には【癒し】を求めることが多いと思うけれど、
この滝は【癒し】とはまた違う、一種のエンターテインメントを観ているような感覚だった。

少し小雨も降ってきて、かなり涼しかった。





その後、お土産屋さんを見て、桶で冷やされている「冷やしトマト」を50円で食べた。

群馬のトマトは、甘くてとてもおいしい。





15:00 沼田駅

高崎行の電車まで30分ほどあったので、
歩いて10分ほどの【榛名(はるな)神社】を散策。




群馬には、榛名山の近くにパワースポットとして全国的にも有名な【榛名神社】があるけれど、
ここは、それとはまた別。地域に密着した、こぢんまりとした神社。



近隣も散歩できてのんびりと寛いだ。





17:00 高崎駅

たっぷりと読書をしながら、高崎駅へ。

なんと、駅に着いたら、大雨!これはまずい・・と、駅直結のホテルへ直行。

天然温泉付のホテルだったので、ひとっぷろ浴びることに。

シャワーの勢いがすごかった。

おばあちゃんが、湯船の湯はいま熱いから、と露天風呂をおすすめしてくれた。
風が涼しくて、すごく気持ち良かった。


19:00 晩ごはん探し

昨日につづき、今日も非常に苦労したお店探し。

渋川は、街自体にお店が少なくて苦労したけれど、今日は店がありすぎて苦労。

やはり高崎駅は、新幹線の駅があるだけあって、栄えている。

同じ道を何度も通ったり、店に顔を出しては満席で断られたりして、またまた1時間以上歩きまわる。

そのうち、駅から10分ほど歩いたところに結構大きな商店街を発見し、
コスパが良さそうな焼き鳥屋「わさび」を発見!

カウンターが1名分空いていたので、運よく入れた。
本当にコスパが良くて、めっちゃお得に喉とお腹を満たすことに成功。

ホテルに帰って、すぐに爆睡。





3日目【7月17日(月)】
高崎 ⇒ 榛名湖 ⇒ 高崎 ⇒ 富岡製糸場 ⇒戸塚


とうとう最終日。

本当は、一日目に行きたかった【榛名湖】へ行くことにした。

夕方には、駅に戻ってくるため、リュックを駅のコインロッカーに預け、
コンビニでパンとコーヒーを買い、9:20分の群馬バスに乗り込む。

1時間半くらい、バスの旅。


11:00 榛名湖

旅に出ると、やっぱり自然に触れたくなる。
特に「緑」と「水」。榛名湖。一回は諦めたものの、やっぱり来てよかった。

榛名湖に来てすぐ、目に飛び込んできたのが、巨大なスワンボート。
その名も「白鳥丸Ⅱ世号」というらしい。



その他も、2人漕ぎ用のスワンボートやテントウムシ型のボートが浮かんでいて、
たくさんの家族連れが楽しんでいた。
私も少し乗りたい気持ちもあったけれど、やめておいた。




湖の畔には遊歩道が続いていて、向こう岸には【榛名公園】が広がっている。
もちろん歩いて向かった。ランナーやツーリングの団体がたくさん走っていた。




榛名公園。緑が多くて、とてもきれいな公園。



ベンチに座って、さまざまな家族の風景を眺めながら、
のんびりとゆるりとした時間を過ごした。



また、バスで高崎へ戻る。



14:00 高崎駅

一度高崎駅に戻り、世界遺産・富岡製糸場へ向かう。

駅でお得な【見学往復割引乗車券】を購入し、
セブンティーンアイスを食べながら上信電鉄に乗り込む。

意外にローカル感満載の電車で、雰囲気が和歌山電鐵の貴志川線に似ていた。





上州富岡駅は、駅舎自体は、世界遺産登録を受けて、平成26年にリニューアルしたらしく綺麗だったけれど、
まち中は、〝世界遺産があるまち“という感じはあまりしなかった。




でも、それがいいのかもしれない。



駅から富岡製糸場までの道は、昔懐かしい趣きで、昭和の風景のまま時間が止まっているようだった。





15:30 富岡製糸場




前の会社に勤めているとき、全国各地を紹介する冊子のなかで、
群馬県の特集で富岡製糸場を取り上げて以来、いつか行ってみたいと思っていた。

閉館時間の間際だったため、観光客は思ったより少なかったけれど、やはり海外の方を中心に人気のよう。




館内では、展示や動画、実際の機械等を通じて、
富岡製糸場の歴史や、女工の努力、建物の構造、製糸技術などいろいろ学ぶことができた。



一番見たかった「操糸場」がなかなか見つからず、
もしかして見学時間が終了!?と一度はショックを受けたものの、
よくよく見たら、富岡製糸場の敷地は非常に広くて、操糸場は、敷地の奥の方に建っていた。



想像通り、操糸用の機械がずらりと並ぶ様は、圧巻だった。




女工の宿舎なども見学。





その後、帰りは高崎駅から湘南新宿ラインを使って、電車で帰ってきた。
(長かった~)




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ふいに思い立って訪れた「群馬」。

初上陸の地で、今回もさまざまなものを
見て、観て、聞いて、聴いて、歩いて、食べて、呑んで、浸かることができた。

久しぶりの一人旅。やっぱり、最高に楽しく、心が満たされた。
また、近いうちに行きたい。


旅の一言。
「満たされる瞬間。」


 

 




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