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今、自分が出来ること。やれること。それを精一杯やっていかなくちゃ!!

コラム記事【6/22~6/23】

2024年06月23日 12時02分04秒 | マリーンズ2024
≪6/22≫


 「交流戦明け初めての登板になりますし、僕自身ホークス戦が今シーズン初めての登板になるので、いいイメージでマウンドに上がれるように、交流戦同様のピッチングがができるように頑張ります」。

 ロッテの種市篤暉が14時から行われるソフトバンク戦に先発する。種市は前回登板の6月14日の中日戦、7回・110球を投げ、7被安打、10奪三振、2与四球、3失点で勝敗つかずだった。

 前回登板で光ったのが“縦スライダー”。「良かったですね。良かったです」と振り返ったように、1-1の4回無死一、二塁で中田翔を2ストライクから空振り三振に仕留めた3球目の138キロ縦スライダーはストライクゾーンからボールゾーンに良い落ちで、2-2の5回一死走者なしで福永裕基を2ボール2ストライクから空振り三振に仕留めた5球目の138キロ縦スライダーも同じようにストライクゾーンからボールゾーンに良い落ちだった。

 6月12日の取材で「データ見ても縦変化している数値をしていたので、あれを毎回2ストライク後に投げられたらいいなと思っています」と話していた縦スライダーで10奪三振中3三振奪った。

 6月は2試合・15回を投げ、イニングを上回る19奪三振。前回登板は今季最多の1試合10奪三振だった。三振が増えているのはストレートで見逃しを奪えていること、縦スライダーでも空振りが奪えていることが要因なのだろうかーー。

 「個人的にはスライダーが僕の中で一番、今のところ重要になってくるのかなと思いますし、19年、20年スライダーがすごく良かったので、どんどんよくなってきているのかなと思います」。

 ストレートも0-0の初回一死二、三塁で細川成也に投じた初球のインコース150キロ見逃し、2-2の5回二死二塁から細川に2ボール2ストライクから投じた5球目のインコース152キロ見逃し三振が良かった。

 「インコースに関しては本当にラインが見えているというか、いい感覚で5月から投げられている。そこに関しては良いと思いますし、最近やっぱり力みがちなのでそこだけ注意していきたいなと思います」。

 フォークに関しても、1-1の4回先頭の先頭の細川に投じた初球、見逃しを奪ったインコース140キロが良かった。本人も「良かったと思います。あれ(シンカー系のインコースフォーク)はずっと練習しているんですけどね。難しいな、できるように頑張っていきたいと思います」とのことだ。

 右打者のインコースのシンカー系フォークはカウント球、勝負球でも使っていきたいのだろうかーー。

 「カウント球で使えたらどっちでも真っ直ぐでも変化球でもいける状態になるのかなと思います」。

 カウント球でストライクゾーンに投げるフォークに関しては「精度はあんまりよくないかなと思っています。宇佐見さんに打たれたフォークも初球ちょっとワンバウンドして、高めに投げようと思って浮いたのが打たれてしまった。心理的にも低めに投げるべきだったのかなと思います」と反省した。

 それでも、5月以降は素晴らしい投球を披露し続けている。それは、良いストレートが投げられているからフォーク、スライダーも波及して良いのだろうかーー。

 「そうですね。やっぱり真っ直ぐ意識している分、そんなに落ちなくても空振りしてくれる印象があるので、そこに関しては良いことかなと思います」。

 日々進化を続ける中で、今は状態が良いが、そこを基準にもっともっと自身の基準点を高くしたいイメージなのだろうかーー。

 「そうですね、基本的にはHQSできるように僕の中では一つ置いているので、7回では降りれないなという感覚にはなっていますし、できるだけ最低限7回、8回投げられるように。球数も少なくなってきているので、そこは頑張りたいなと思います」。

 現在首位・ソフトバンクと10ゲーム差の3位。チームがリーグ優勝するためには、種市が投げる試合は全部勝つくらいの気持ちで投げてもらう必要がある。「大きいことは言えないですけど、僕が背負っていくぐらいの気持ちで投げたいなと思いますし、最低限7回、8回投げて、“種市だったら勝てる”くらい思ってもらえるピッチャーになりたい、なっていきたいと思います」。中心投手としての自覚が芽生えてきた種市は、きっとチームを勝利に導く投球を見せてくれるはずだ。

取材・文=岩下雄太

(ベースボールキング)

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≪6/23≫


 各担当記者が推す選手を紹介する「推しえて」第6回は、ロッテ・高部瑛斗外野手(26)。昨年の右肩手術を経て、5月に2年ぶりの1軍復帰を果たした22年のゴールデン・グラブ賞&盗塁王は、吉井監督が「固め打ちの名人」と称する打撃職人。幼い頃からレゴブロックが大好きな26歳が、今季は思う存分にグラウンドで暴れまくる。(取材・構成=竹内 夏紀)

 野球ができる喜びをかみ締めている。5月18日に2年ぶりに1軍復帰を果たし、ここまでの約1か月間は26戦に出場。103打席に立ち、打率3割2分6厘と上々だ。

 「何とか形になってきた。いいことばかりではないですけど、ある程度の流れ、試合の感覚もつかみ直せてる感じです。1年間できなかったので、ここにいられるというのは僕からしたら奇跡的でしたから。慣れずに、けがをした時の気持ちを持ちながらやり続けたい」

 昨年はどん底を味わった。開幕前から右肩の度重なる故障で出遅れ、9月には腕を上げる動作でしびれや痛みが生じる「胸郭出口症候群」と診断され、手術を受けた。シーズンを通して1軍戦出場なしで終わった。

「一番ひどい時は力が入らなかった。腕が上がらないし、手もしびれる。(手術を)しない選択肢もありました。けど、決めるのは僕。やらないで(野球人生が)終わってしまうと後悔すると思った。やって終わるんなら『別にええわ』と。野球を辞めて私生活で手がしびれているよりも、ない方がいい。野球が全てじゃないですから。しょうがないですよ。クビと言われたらクビの世界ですから」

 不安の中、今季が幕を開けたが、今は昨年の1年間を前向きに捉えている。

 「治らなかったので、無理だろうなという気持ちも何度も経験しました。キャンプが始まってもその気持ちは消えなかった。試合勘、考え方とかを思い出せるかなとか、不安に思ってました。ただ、去年は去年でいい思いをした。全部マイナスだとは思ってない。悔しかったですけど。いい経験をしたというか、普通の人よりも深みは出ると思う。あの1年があってよかったと思えるようにやろうと思っています」

 22年に盗塁王&ゴールデン・グラブ賞を獲得。さらに吉井監督も「固め打ちの名人」と称するほど、絶妙なバットコントロールが光る打撃職人だ。

 「(打撃では)相手によって打ちにいく方向など、コーチとは一打席一打席、話をして、違うことを試したり、やるべきことができています。(盗塁は)走れと言われたらもちろん走ります。(主に3番を任されていた)上位では後ろにいい打者が2人いてリスクを取るところではないので、あまりなかったけど、下位を任されたら、盗塁も増えてくるなとは思っている。チームの流れもですけども、(任された打順の)意図はわかってないといけないなと思ってます」

 集中力の高い高部の“職人気質”は昔からで、人気玩具「レゴブロック」を愛してやまない。

 「没頭することができるのでレゴが好き。今も結構作っていますね。ただ、(大人向けの)難しい系です。そういうのもおもろい。絵や車、盆栽とかもあるんです! インテリアになりそうなものは買っていますね。作った後に飾れますから。小さい頃から考えたら相当作ってます。実家には40個くらい置いてあるんじゃないですか。レゴの家だったり、バットマン、スター・ウォーズとのコラボのもある。(いつかは)マリンスタジアムも作ってみたいですよね~(笑い)」

 プロ5年目となる今年は、また一から信頼を勝ち取っていく覚悟だ。

 「まずはけがなく出続けないといけない。きちんと出続けられる選手になることが一つです。信頼を少しでも積み上げて2年、3年と出続けられる選手になる一歩として今年はやりたい。『使わなきゃいけない』と思われるような選手になる年かなと思います」

 ◆高部 瑛斗(たかべ・あきと)1997年12月11日、神奈川・寒川町生まれ。26歳。東海大甲府では3年夏の甲子園に出場。国士舘大では東都大学リーグ2部で通算129安打の新記録を樹立し、19年ドラフト3位でロッテに入団。22年には44盗塁で盗塁王に輝き、ゴールデン・グラブ賞も獲得した。178センチ、72キロ。右投左打。年俸2800万円(推定)。

(報知)

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≪6/23≫


5月以降は二軍で24回1/3を投げ33奪三振

 ロッテの田中晴也は5月以降ファームで奪三振を量産している。

 4月終了時点で20回1/3を投げ12奪三振で、5月2日に取材した時には「(奪三振は)満足いく数字ではないですし、もう少し増やしたい気持ちはある。今はスライダーとフォークを日々試行錯誤して練習しているので、その2つをより良くしていければ、三振の取りたい場面で取れるようになっていくと思うので、そうしていければ奪三振率は上がってくるかなと思います」と話していたが、5月は11回を投げイニングを上回る17奪三振、6月もここまで13回1/3を投げ、16奪三振を記録する。

 5月21日の日本ハム二軍戦は5回・75球を投げ、10奪三振、6月11日のDeNA二軍戦は8回・103球を投げ、11奪三振と2桁奪三振をマークした。 

 5月以降にファームで奪三振が増えている要因について田中は「真っ直ぐのコントロールと、投げに行く、決め切りたい時にしっかりいいボールが入っています。あとは若いカウントからスライダー、フォークでカウントを取り、そして空振りが取れているところが、真っ直ぐで三振も取れるようになったと思います。的を絞らせないじゃないですけど、相手にいろんな状況を考えさせるピッチングができているのかなと思います」と説明した。

 スライダーでの三振も増えているが、そこについて田中は「全体的にフォークの(奪三振)率が上がってきたので、それがスライダーにも影響が出ているのかなと思います」と分析した。

▼田中晴也の月別ファーム成績
3・4月:4試 0勝1敗 20回1/3 振12 四死8 防3.10
5月:2試 1勝0敗 11回 振17 四死3 防2.45
6月:2試 0勝1敗 13回1/3 振16 四死4 防3.22

一軍初登板

 チームが引き分けを挟んで10連勝中だった6月1日の阪神戦(ZOZOマリンスタジアム)で、一軍プロ初登板・初先発を果たした。5回・84球を投げ、2被安打、6奪三振、1与四球、無失点もプロ初勝利とはならなかったが、今後に期待の持てる投球内容だった。

 「すごい自信に変わりましたし、自分のピッチングが通用するということがわかったので、それをコンスタントにこれから続けられるようなトレーニングをやっていけたらいいかなと思います」。

 特に0-0の初回二死走者なしから糸原健斗に四球、近本光司にライト前に運ばれ、一、二塁とピンチを招いたが前川右京をスライダーで空振り三振に仕留め、ゼロで切り抜けたのが大きかった。本人も「四球とかでもったいない出塁だったので、そこは反省しつつですけど、ピンチの場面でフォークを投げきれたのは自信につながりました」と振り返った。

 この日の登板では初回23球中15球がストレートで、ファームでも5月21日の日本ハム二軍戦では初回12球中9球がストレートと、立ち上がりストレートの割合が多い。

 「行けるところまでストレートで行くのが自分のピッチングスタイル。しっかりストレートで押さないことには、自分のピッチングスタイルを出していけない。ストレートは、わかっていてもファウルをとれるくらいの気持ちで投げています」。

 プロ初登板を経て、その後は2試合ファームで先発している。「中9日とかで投げさせてもらっていますけど、間隔を短くするためのリカバリーを見つけることと、あとは中6日の中で二軍では100球近い球数をコンスタントに投げて、より長いイニングを投げる練習ができたらいいかなと思います」。

 その中で、6月11日のDeNA二軍戦ではプロ入り後、自己最長の8イニング、最多の103球を投げた。「後半ストレートが落ちるので、初めて投げたのもありますけど、しっかり経験を積んで投げ終わりまでしっかり球の差が出ないピッチングを目指さないといけないなと思います」と課題点を挙げながらも、前を向いた。

 ファームでは奪三振も増え、イニング数、球数も順調に増やしている。先発の台所事情を考えれば、もう1度、一軍で投げるチャンスは巡ってくるはず。その時に向けて、しっかりと準備をしていきたい。

取材・文=岩下雄太 

(ベースボールキング)


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