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今、自分が出来ること。やれること。それを精一杯やっていかなくちゃ!!

コラム記事【6/24~6/25】

2024年06月26日 11時01分27秒 | マリーンズ2024
≪6/24≫


 「体は順調にできているのですが、技術と感覚が今までの感覚だとすり合わないところがある。体をもっと鍛えながら、技術向上というか、今の体の大きさにあった感覚を探している段階ですね」。

 ロッテの育成1位・武内涼太投手(星稜高)は大きくなった体を操るため、試行錯誤している。

 プロ入りから体重は10キロアップし6月17日取材時点で92キロ。「ギャップが出ているだけだと思うので、そこを修正していけたらなと思っています」。


 体づくりは将来をどういう投手になりたいというイメージを持ってできているのだろうかーー。

「そうですね、どちらかというとすぐ投げられるようにというよりかは、先を見据えてやっていますね」。

 17日にはロッテ浦和球場のブルペンで投球練習を行った。「自分の知らない知識とかが多いので、そこはまだ自分の体がどう動いているかしかわからないので、そこを意識してまず全力で投げるというのを今日やりました」。

 同じ高卒でプロ入りしたドラフト3位・木村優人投手(霞ヶ浦高)は、5月17日のDeNA二軍戦で実戦デビューを飾ると、現在ファームで4試合登板している。

 「木村は木村で人は違いますし、僕は武内なので、競争はするんですけど、お互い高め合いながら気付け合える場所もあるので、そこはこれからも続けていけたらなと思います」。

 木村が先にファームデビューしたが、将来を見据えて、まずはじっくりと今自分がやるべきことに矢印を向けてトレーニングを積む。

 体を大きくしている過程の中で「カーブだったり、フォークを武器というか、中心にできるようにと思っています」と、カーブ、フォークを武器にしていきたいという考えを持つ。

 ストレートも「ちょうどマックス出たくらいで149.9キロだったので、そこはまだこれから上がっていく。自分の中ではまだまだ出ると思うので、これからやって行きたいなと思います」と、高校時代からの最速を更新したという。

 大きくなった体をうまく操れるようになった時には、さらに球速はアップしていきそうな予感だ。武内本人も「そうですね。この体がどんどんできてきているので、まずは50、スピードにもこだわって行きたいですけど、質だったり、プロ野球は結果が求められるので、結果を出すためにどういう真っ直ぐを投げればいいのかというのは考えて行きたいなと思います」とストレートの質を磨いていく。

 「新人なので大人のピッチングをしようとせず全力でバッターに1球、1球投げて、結果的に抑えられたらなと思います」。将来を見据えて、まずはプロの体を作っていく。

取材・文=岩下雄太

(ベースボールキング)

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≪6/25≫


 6月15日のドラゴンズ戦(ZOZOマリンスタジアム)の勝利で監督通算100勝を達成した吉井理人監督は、次のようなコメントをメディアを通じて伝えた。

 「試合が終わって、少しずつここまでの積み重ねの実感が湧いてきました。すべてはワシではなく選手、スタッフ、チームに関係する皆さまの頑張りの積み重ねによって達成することができたと思っています。本当にありがとうございます。これからもワシが頑張っている皆さまの邪魔をすることがないようにして、ファンの皆さまのためにマリーンズの白星を積み重ねていきたいと思います」

 監督になって2年目のシーズン。毎日、朝から夜までチームのことを考えている。勝ち負けの責任を一身に負う監督業は激務だ。6月7日のカープ戦(マツダスタジアム)では大瀬良大地投手にノーヒットノーランを許した。昨年は山本由伸投手(当時バファローズ、現ロサンゼルス・ドジャース)。2年連続の屈辱だった。

 翌朝も悔しそうに球場入りをした。練習を見るため、ベンチに腰を掛けると「昨日、夢を見た」と自ら話を切り出した。前日の試合の夢だった。「普段はめったに夢の記憶はないのに、鮮明に覚えている」と苦笑いを浮かべた。

 夢はノーヒットノーラン達成直前、岡大海外野手がライト前にヒットを放ち、記録達成を阻止。その後、逆転をしたというものだった。安堵(あんど)したのもつかの間。夢から覚めた。「最近はよく野球の夢を見る。選手の時はほとんどなかったけど、監督になってからは増えた」という。プロ野球の監督という仕事は寝ている時も野球のことを考えている。過酷なポジションである。

 監督2年目のシーズンはここまで5月から6月にかけて11連勝はあったものの首位ホークスとゲーム差は大きく、苦悩の日々が続いている。1軍練習前は2軍戦を映像で確認するなど戦力を見極め、監督室に設置されている試合の日程の書かれたホワイトボードをにらみながら、今後の戦い方に頭を巡らせる日々だ。遠征先でも外出することはほとんどない。ひたすら部屋にこもり、チームをよくするためにはどうすればいいか考え悩む。

 「選手の時には分からなかったことばかり。いろいろとやること、考えることがある。自分が現役時代やコーチ時代にお世話になった監督の皆さまに『ワガママでごめんなさい』と謝りたいくらい」と頭をかく。

 今季は66試合を終え、前半戦は残り22試合。一つでも多く勝ち、少しでも首位とのゲーム差を縮め、反転攻勢をかけるべく頭を巡らせる。選手と積極的にコミュニケーションをとり、さまざまな意見を見聞きし、取り入れ、策を考える。今年のチームスローガンは『自分たちを超えてゆく。』。昨年、シーズン2位だったマリーンズは当然、リーグ優勝を目指す。指揮官はこれからも24時間、野球のことを考える毎日を続ける。

(千葉ロッテマリーンズ広報 梶原紀章)

(千葉日報)

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≪6/25≫


 「交流戦明け初めての登板になりますが、いつも通り初回から丁寧に自分のピッチングをできれば思います。少しでも長いイニングを投げてチームの勝利に貢献できるように頑張ります」。

 ロッテの西野勇士は18時から行われる楽天戦に先発する。西野は交流戦、3試合・17イニングを投げ、0勝2敗、防御率4.76だった。6日の巨人戦は4回・66球を投げ4失点、5回に打席が回ってきたところで代打が送られ交代となったが、5月30日のヤクルト戦は6回・3失点、6月13日のDeNA戦も7回・3失点と、クオリティスタート(6回以上3自責点以内)はクリアし、先発としての最低限の役割を果たした。

 ただ、交流戦での投球に西野本人は「う〜ん、なんかうまくはいかなかったかなと思います。とりあえず」と納得いかず。3試合中2試合でQSを達成しゲームメイクしているが、「もうちょっと展開というか、結果的には数字を見たらゲームを作っていますけど、展開で見たらあんまり作れていないのかなという感じがします」と厳しかった。

 さらに西野は「仕事できたと言っていいかわからないですけど、数字で見たらそうかもしれないけど、僕の中では全然できていない。もっとちゃんと自分のパフォーマンスを上げて、少しでも調子を上げて投げていかないといけないかなと思います」と反省の言葉が続いた。 

 パ・リーグとセ・リーグでの対戦で打者のスイング、タイミングなど違いはあったのだろうかーー。

 「自分の調子の良し悪しもあるので、なんとも言えないですけど」と前置きをした上で、「変化球へのマークというか、そういう部分のうまさとかはすごいあるのかなと感じました」とパ・リーグとセ・リーグの打者の違いを感じたようだ。

 交流戦前の取材で「あんまり調子が良くないかもしれないですけど、真っ直ぐを見せていかないとその後にフォークが効いてこなくなる」と話していたが、交流戦で3登板投げ終えた段階で、「上がりきってはないですけど、フォークは少しずつ良くなってきている。前回も三振を何個か取りましたし、凡打も取ったのでフォークは良くなってきている。真っ直ぐはもう少しかなという感じがします」とフォークは一定の手応え。

 ストレートが良くなると三振、ゴロがさらに増えていくのかーー。

 「そうですね、せめて精度だけでももっと良くなってくれればと思うんですけど、自分の感覚が見つかりきっていないのかなと思います」と6月15日の取材時点では話していた。

 同日の試合前練習後には「アドバイスをもらいましたね」と、19年までチームメイトだった中日・涌井秀章と、感覚などを話していたという。

 対戦相手が普段は戦わないセ・リーグから再びパ・リーグに戻る。「とにかく相手じゃなくてまずは自分かなと思います。そこからじゃないと戦えないと思うので、それかなと思います」。

 シーズンの半分を終えていないとはいえ、首位・ソフトバンクとのゲーム差は11まで広がり、リーグ優勝するためにはこれ以上、引き離されるのは許されない状況。

 「ゲームを作るところ、ただ作るんじゃなくて、もっとこう勝ちに持っていける終盤でももし負けていても逆転できる、勝っている時は必ず抑えて、勝ちに貢献できるゲームづくりをしていきたいと思います」。チームを勝利に導くため、背番号“29”は自分のやるべきことをマウンド上で発揮する。

取材・文=岩下雄太

(ベースボールキング)


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